2023年8月8日熱すぎる午後

たった二時間でも、教習所がある日は全く気が休まらない。教習前に動画を見て手順を確認しなければいけないと切迫し、休まないとならないと思って好きにできない

今日の教習は午後の二時から家を出る予定だが、その二時間くらい前からPCを切って、休んでおかないとならない。疲れ切っていたら教習が台無しになる

実は書いてない日記を描こうと思っていたが、教習が迫っていると思うと、とても平常心でいられなくなった。youtubeで限定解除の動画を眺めても全く頭に入らない。何の興味も持てない。前々からなんの進歩もない

実は早朝の9時に一度教習所に実りのない電話を掛けた。全然教習が進まないので何とかしてほしい、アドバイスしてほしいという内容だ。これを読んでる方はすぐに察すると思うが、そんなこと答えようがない内容を事務員にされても困るということ

教習官に電話がつながれ、もっと踏み込んだ話をした。MTなんか乗らないから、試験に合格する指導だけをしてくれ、と言った。するとじゃあ教官に毎回どうすれば判子もらえるか、どこがいけなかったのか聞いてください、という返答をされた。そういうことを教習事に毎回ちゃんと聞かないと合格できないんですよ、という話をされた

次に限定解除には平均何回くらいかかるかという話をした。自分も10回も通ってる人はめったにいなくて、もともと運転している、空き地でMTの練習している人は4回くらいで合格できると言われた。普段運転してない人で、30超えてる方は8回以上かかるケースがあるそうだ。まあありふれた話だ

送迎車がくる30分前に家を出た。停留場所までは10分もかからないが、もっと家を早く家を出なければと毎回焦る。

送迎車に間に合わなければ一巻の終わりなのだ。予約はキャンセルされ、キャンセル料2000円取られる。次またいつ予約を取れるかわからない。だからなるべく早く家を出たい気持ちになる

しかし早く家を出るのは大失敗になるので、自制しなければならない。炎天下の中送迎車を待たないとならない。せっかく休んだのにじりじりと体力と集中力が失われていく

結局のところ30分前に家を出て、10分送迎車が来るのが遅れて、30分炎天下で待つことになった。もう毎度のことだが、本当に送迎車がくるのか不安でならなくなる。心配でスマホで時間と到着時刻を確認したくなるが、照り返す太陽光で画面が見えないし、スマホに気を取られると送迎車を見逃す可能性がある。だからじっとひたすら来るのを待つしかない

しかも今日はクレジットカードを持ってくるのを忘れていて、余計に気が休まらなくなった。教習チケットを買うのにクレジットカードがいるのに、忘れたのだ。一応事前購入の教習券は忘れず持ってきているので、今日の教習は平気だ。ただし次の教習でクレジットカードを忘れると、教習を本当に受けられなくなる

送迎車らしきものが見えたら、すぐに手を上げないとならない。人がいないと思われ、素通りされる可能性がある。素通りされてもその日の教習はキャンセル扱いになってしまう

照りつける太陽光で立っていると、自分が毎回いらだちと恐怖で気が休まらないのがわかる。当初限定解除は時間通り教習所にいって、車に乗ってれば6~8回で免許が取得できると思っていたのだ

その考えが甘すぎたと思い直したのは、10回も教習所に通ってからだ。漠然と教習所に通ってMT車に乗っても、免許取得に近づいているという実感が全く持てなくなった。

本当に限定解除取れるんだろうか?まるでできない逆上がりを、永遠と練習させられてるような気分だった。しかもわずかな給料と貴重な休日をすりつぶして

教習所について、待合室を見渡していると見事に学生ばっかりで、自分のようなおっさんは一人もいない。若い女は地味な服装をしているが、つい目が行ってしまう。服装は地味だけど、奇麗な肌をしていて、サラサラの髪をしている。だぶついた服装でも好ましい輪郭をしているのがわかる。次いで事務員の女の太い脚がエロく見えて、目が行ってしまう。

教習が始まると、すぐにとにかくみきわめまで進みたい、そのための教習をしてくれと言った。わざわざそういった理由は、前回坂道発進の判子がもらえなかったのに、全然坂道発進をさせてもらえなかったのだ。場内をぐるぐる運転するだけで、また教習が終わりそうな予感がある

じゃあ頑張ってくださいねといわれていつも通り教習が始まった。一度発進ミスをした。クラッチを押し込んだまま、ギアをニュートラルにしてから、エンジンボタンを押さないとエンジンが動かない。それを見て自分はなんで発進しないのかいまだにわからなかったのだ

ギアの3速の練習してみましょうと誘われたが、検定に関係ないといって断わった。次に縦列駐車をやった。検定ではやらないが、やっておかないと見極めに進めないと言われたからだ

今日は結局一気に見極めが終わって検定まで進んだが、課題が多すぎた。坂道発進のアクセルとクラッチの間隔が思い出せず、エンストを二回やった。ウィンカーの出しそびれ。一時停止してないなど。

なかでも一番深刻なのがほかの教習車だ。これは本当に厄介で、道路をちゃんと譲らないと不合格だし、待ちすぎるのも減点になる。はっきりいって視界の端の街路樹に隠れている教習車なんてわかんねえっつうの

教官と少し雑談した。ちゃちゃと試験合格すれば夏休みが始まるよと言われた。自分はいつも仕事なんで関係ないですといった。

MTのいい車かって運転楽しみなよ、といわれた。自分はMT車には絶対に乗らない。社用車にしか乗らないと、驚いて苦笑いされた

次の試験に受かればやっと免許もらいに行けるよと言われた。試験に一発で受かる自信がないというと、大丈夫あんまり落ちる人はいないからといわれた。

そのあと時間が超過するまで坂道発進と方向転換を付き合ってくれた。どうも自分はその老齢の教官に心配されているようだ。試験は明日の朝で、事前にとっておいた教習の予約はすべてキャンセルしてくれた。

ニートを脱してから学んだことだが、試験とか検定と名のつくものを前にすると、ストレスで気が全く休まらなくなる。どんなに頑張ろうと、試験に落ちてしまえばそれまでの努力がすべて水の泡になるからだ。

資格試験類の猛烈なストレスはあまり話題にされているのを見たことがない。 実は学校の試験の類より受けるストレスは上だと思う。合格か不合格の二つしかないのだ。しかも次の試験は何か月も先になる。それまでずっと苦しまないとならない。そしてそれも落ちれば苦しみは次の試験まで永遠と続く

教習の試験では当日の見直しはやらず、ひたすら休んで体力と集中力を高めるつもりだ