今日は灯油の配送で静岡まで同行した。一時間半くらいのドライブだが、良い天気で広大な景色が眺めて良かった

茨木に単身赴任したときと同じだが、地方だからと言って神奈川と建物やチェーン店が違うわけではない。地方は空地と道路のスペースが大きく、全体的に移動する距離が大きくなる。静岡は7車線くらいの道路が普通にある。神奈川ではこんな車線数はあんまりない

自然豊かで眺めている分にはいいが、暮らすには不都合が多いだろう。広いということはそれだけ移動距離が多くなる。バスもあまり走ってない。求人の数も減ってしまう

灯油の配送は午前中だけなので楽だし何時もとやることは変らない。階段上までホースを伸ばさないとならないのが重労働で、重いホースの扱いに体力を消耗する。階段の手すりや外壁、植木鉢などに伸ばしたホースがぶつからないように気を配らないとならない。

昨日の糞ジジイの同僚にホースが外壁を少しでもこすると、めちゃくちゃ怒られた。なので今日は慎重にホースを伸ばしていると、ちんたらやってんじゃねえ!と今日の先輩に怒られた

今日の先輩は短気でせっかちで、いかにも江戸っ子の職人としか言いようがない。地元で和菓子氏職人の両親の手伝いをしながら、定休日の水曜日だけ灯油配送の業務を引き受けている

ちょっとでも手間取るとちんたらやってんじゃねえと怒られるが、そんなに悪い人物でもない。タバコをよく吸うので、喉の痰が絡むらしく、普段から咳のような音を立ている

配送業のとき、私の助けが不要な時はお前は席に座ってろと言われる。昨日の糞ジジイは本当に性格が悪くて、席に座っていると「〇〇先輩ははいいな~楽していられて」と毎回嫌味を言われた。座ってろといってわざわざ嫌味を言ってくるのはこの糞ジジイだけだった

今日は配送が午前中なので、早く事務所に帰れる。先輩に仕事ないなら早く帰っちまえよ、と言われたがもちろん断った。自分も社会経験を積んだ。所長と社員が毎日糞みたいに残業しているのに、下っ端の新人の自分が定時に帰るなんて絶対に許されないのはわかってる。

所長と社員が何かくだらない用事や宿題を見つけて、みなし残業を使い切るまで帰さないだろう

休憩時間はスーパーの飲食スペースで、ごつ盛りの油そばを食った。ごつ盛りのなかでもあぶらそばがちょっとだけカロリーが高かったので買ってみた。和風ドレッシングのような味だった。悪くないが甘みのあるソース焼きそばの方が美味しい

午後は事務所でゴミ処理。休憩時間から帰るのを10分遅れたら、所長からめちゃくちゃ怒られた。はっきり言うが、所長は私を怒る資格はない。なぜなら所長はエアコンの配送業で、私にいつも昼食時間も休憩時間を与えていない。

所長は休み時間も昼食なしだから、お前も飯なし休憩なしが当たり前だろ!というだろ。馬鹿かそんなわけねえ。自分は有期雇用中なので、休憩時間がないのは労働基準法に違反しているのだ。休み時間を与えなかった雇用主の責任だし、私が気を利かせて労基にチクってないから問題になってないだけで

目には目をということわざがあるので、てめえがそんな理由で叱るなら、自分も辞めたら36協定に違反していることも含めて労基にチクっとくわ。

こんな職場でも笑いが絶えない和気あいあいとした職場なのが不思議でならない。この国はブラック企業に支えられて回っていると、本気で思うようになった

エアコンの廃棄された配管をぶったぎてゴミの分別をする作業は、先輩がいないから楽だった。糞ジジイ先輩は配管を断熱とか束ねたまま、まとめてボルトカッターでぶつ切りにするように強制してくる。そのほうが効率良いだろ!?といって腕をとってくるのだ。

肉体労働系の現場はみんなそうなんだが、やることがいちいち豪快じゃないと怒られる。銅管切断するのも露出してから一本筒カッターで切断していけば簡単に切れる。しかし断熱材に包まれたまま複数同時にきろうとすると、無茶苦茶力と体力を必要とされる。ボルトカッターの刃の劣化も早くなる

本当に糞みたいに力がかかって腰も痛くなるので、なるべく分別して、細くしてから切断したほうが楽なんだ。どうせ銅管とFケーブルと断熱と、細かく分別しなきゃならないので、効率は変らない。ただそういう細かい手順を踏もうとすると、糞みたいに怒られるのが肉体労働の体育会系職場である。

本当はエアコンの室外機のような重量物も一人で運んではならない。本当に工事現場では重量物は二人で運ぶという決まりが最近はある。しかし私がいる脳筋職場では、人に運搬を手伝ってもらおうとすると、逆に楽しようとしているとしてすっごい怒られる。力を借りていいのは上司が頼んだときだけ。それが正しい上下関係というやつだ

夕方から灯油配送車の運転を練習させてもらう。敷地内からでることはできず、徐行とバック走行のみだ。所長の教え方はやっぱり酷くて、どうすればいいんだよ!?とかお前はちゃんと考えてやってるんだろうな!?と教えるより叱っている時間のほうがはるかに長い。

本当に運転には厳しくて、狭い敷地内でぶつけるのが恐ろしくて徐行と停止を繰り返していると、クラッチとブレーキを消耗するだろ!もっとちゃっちゃとスピード出せと怒られる。もしもどっかに車体がかすったら、とんでもなく怒られるのは間違いない

アドバイスは全然役に立たなったが、運転していると格段にうまくなっていると感じる。幅寄せの感覚と車体を停車位置にまっすぐにできる速度が上がっていった。バック停車は本当に難しくて、後方確認するとメガネのふちが視界に入って碌に見えないのだ

あとローリーみたいな大きい車は左側面にいる車が本当に見えない。窓からもサイドミラーからも見えないのだ。どうやって左の並走車を感知するんだろう

所長のアドバイスは終始怒られてばかりで本当にやりにくかったが、徐行とバック走行はブレークとクラッチできるというアドバイスだけ早くにたった。バックもアクセル半クラでつながないとできないと、思っていたのだ。自分はアクセルをちょっといれないとバックできないと勘違いしていたが、敷地内は微妙な傾斜になっていて、そう思い込んでいただけらしい。クラッチとブレーキのみでバック走行と停止が可能なら、細かい調整がやりやすくなる

今日の業務は6時に終わった。7時始業なので、結局休み時間を入れても2時間残業している。帰り際に所長に新人に挨拶していないことを怒られた。事務所内に見慣れない顔がいるので、ベテランの社員か、協力会社の作業員かと勘違いして、慇懃に挨拶だけはしていた。

配送か職人系のベテランとしか言いようのない50代系くらいの中年の男で、とても新人には見えなかった。新人がいるとか言われてもみためじゃ絶対にわかんねえよ。なんでこんなことでいちいち叱られなきゃなんないの