ダメブロガー界で最も尊敬されている人物といえば青猫氏だろう。資産0の極貧家庭から、ホワイトな仕事を得てファイア直前(5000万円)まで資産を増やした人物だ

ダメブロガーに聞けば、この青猫氏に誰でもおべんちゃらを述べるだろう。特にセミリタイア民であるクラゲ猫氏や人生よよよ氏は、彼の金融資産に特に興味があるだろう

一方私はこの人物について辛辣な印象を持っている。ホワイトな仕事につけたクラゲ猫氏だと評し(青猫氏はめちゃくちゃ不機嫌になるだろうが)、決して尊敬してはならない人物だと考えている

最初に行っておくがまず明らかなのは、この人は元々ダメ人間と呼ばれる人間ではない、ということだ。

青猫氏はかつて働かない親族の生活費をねん出するために、定職について働いて貯金がなかった時代がある。これは厳密に言うとダメ人間ではない。ダメ人はかならず酷い職歴があり、それとは異なる不幸とか苦労人と称される人物だ。

職歴には恵まれており昔から定職に就き、無職の期間はほとんどない。現在は派遣だそうだが、IT業界のフルリモートワークで年収は800万以上。正社員ですらうらやむような好待遇を獲得している。

しかし自身のTwitterでは自分を卑下している。実態は超ホワイト職の資産家であるにもかかわらず、自分を底辺だと騙っているのだ。

人間は誰でも底辺を装いたがる欲望があり、青猫氏の自己紹介は本物の底辺からすれば単なる嫌味にしかみえまい。動機は見え透ており、底辺を装って自分の仕事や資産を自慢したいという下心がある。

Twitterでいまだに底辺アピールを辞めずに、熱心に投稿を繰り返しているあたり、本人の人間像がうかがい知れる。底辺からアッパーマスに到達したことをめちゃくちゃ自慢したい、尊敬されたい下心が見える。本当の底辺の方に申し訳ないとは微塵も思っていないらしい

また青猫氏を不幸や苦労人だと称することは間違っている。前述の仕事だけでなく、青猫氏は両親や親族を養ったり介護する苦労から解放されている。このいきさつは語らないが、両親の介護で疲弊している人から見れば、そのいきさつも含めて羨ましいと評するだろう。つまりすでに不幸人であるとは言えないのだ。

さてこの人物はファイア達成をまじかなに迫った凄腕の投資家だと評する人もいる。がわたしは青猫氏の投資手法を真似するべきではないと思う。少なくとも青猫氏のように、常に株価を監視できるホワイトな仕事についていなければ

青猫氏は日本株の個別株中心で、日本株で投資したい人なら参考にすべきかもしれない。ただそれ以外の人には疑問符がある

優れた投資成績を自身のブログを度々記しているが、自身の年収のいくらを投資に回せるか書いてないのだ。例えば毎年400万程度投資に回せるのであれば、、VTI全力投資マン(Idecoとnisaも含めて)に運営成績で互角か負けている可能性がある

VTI一括投資マンに互角であれば、青猫氏の投資方はそれに劣るといわざるを得ない。VTIをひたすら投資するだけなので、監視する必要も勉強する必要も、売り買いのタイミングも見計らう必要もない。フルリモートワークについてなくても、時間がない誰でもできる投資法だからだ

そして青猫氏の投資法の危険性だ。青猫氏は常に株価を監視しており、何か不穏なニュースがあればいつでも売却できるように構えている。これを真似しようとすると、青猫氏がいち早く逃げだした後に、すでに売った事実をブログで知らされるのだ。真似している人は暴落した後に握っているはめになる

また青猫氏自身も投資の判断でミスを犯している。まずコロナショックの暴落だ。コロナショックの暴落前に全額持ち株を売却したと自賛していたことがある。だがそのあとすぐにトランプ大統領の金融緩和による株価が元の価格まで暴騰したのだ。

次に2023年ごろのドル買いの為替FXだ。青猫氏は2023年中は円安に進むと述べてFXでドルを買っていた。が、同年の中ごろに突然円安から円高に振れたことがあった。そのニュースが流れた直後にすぐにドルを売却して逃げたのだ。そしてそのあとすぐにドル高基調に戻った

つまり青猫氏の投資判断を誤っており、真に受けてしまっていたら、暴落後に売却し、その後すぐに暴騰するという大損に見舞われていたのだ。

本人に悪気はないと思うが、日頃の行いから鑑みて、青猫氏自身は守護霊か何かに守られているが、周りの人間は不幸になるという運勢を持っているかもしれない。まあ私は雨男か貧乏神か何かのたぐいだとみなしているが、青猫氏が不幸な境遇から脱した、優れた人間性を持つ人物だと評するなら、投資法を真似してみるがいい

次に青猫氏の人間的な魅力を趣味の観点で評価したいと思う。まあかなり酷い見方なので、私自身でも大人げないと謝罪する

青猫氏は独身貴族で、家族を養うことに時間を浪費する必要がない。金もあるしホワイトな仕事で体力的にも趣味に没頭することができる。

が青猫氏の趣味は広く浅くという感じで、突出するようなものがない(本人は否定するだろうが)。オタクや趣味人間ではなく、よくいる無趣味な中年という感じで、クラゲ猫氏とあまり変わらない

自分はゲーマーなので、青猫氏のゲーム趣味はよくいる懐古ゲーマーだと分析している。同世代と同じようにゲームを楽しめなくなってくる。がゲームオタクでないとわからないので、本人の旅行の趣味を分析しよう

誰だって金があれば休日は楽しい旅行に行くものだ。40代の趣味男であれば旅行と言えば登山、釣り、アウトドアなんかがある。youtubeでよくみるんではないかな

が青猫氏自身は悪い意味で広く浅くを好む。よりによってカップルや家族連れが集まる観光地に旅行に行くのだ。しかもオフ会と称し、同年代の中年の男性を引き連れて。

正直カップルや家族連れが行きかう観光地に独身男が行って、何が楽しいんだろうと思う。しかも中年男ばかりのグループが観光地に集まってるとなると、ホ〇だと思われてしまう。

現在青猫氏は金融資産で、悠々自適のファイア生活を人生の目標にしている。しかし仕事から解放されても没頭すべき趣味がない。本人は多趣味だと思っているが、ゲームや漫画なんて歳をとれば楽しめなくなるのが普通だ。

観光地をめぐっておいしいものを食べるのも、人がうらやむ贅沢だが独身男だけで行っても空しいものに見える。観光というのは貴重な家族や恋人との思い出作りに行くのが普通で、40過ぎの中年男性同士とばかり行くのは珍しい

そこでもっと楽しい趣味を教えてあげよう。底辺共に自身の金融資産と、ファイア生活を自慢するのだ。マネーフォワードのスクショとってブログにアップして、バブルにのれてすごい勢いで資産が増加している、利確しないと実現利益とはいえないんだよなあとか、スネ夫みたいなセリフを添えて。ああもうやってるか