正社員君の相乗り。海老名のほうを巡回

ポリタンクに入れた廃油を預かって助手席足元に置いたまま巡回した。そのポリタンクキャップが破損して廃油が常に車内に漏れ出していた。

自分の右足に漏れ出した灯油があふれだしてズボンが濡れてしまうが、身動きが取れないので灯油に足を濡らしたまま我慢するしかない

帰宅すると足がひりひりする。赤く腫れあがってシャワーを浴びるとしみる。足が灯油で濡れてるのわかっていたが、ポリタンクをふさげないし、足をどかすこともできなかった

正社員君が海老名で新聞配達をやっていた時の話をした。運転しているときに新聞配達員をみると、あいつ同僚っすよ、と度々いう。どうもこのエリアの配達員は全員元同僚に間違いないらしい

なんで正社員君は新聞配達なんて底辺の仕事をやっていたんだろうなと思った。正社員君曰く、元同僚たちは新聞配達しかできないやつら、と称していた

早朝深夜に配達業務があり、覚える家が多すぎる。冬の雨とか地獄だろう。相当キツイ仕事だと思うが、そうい仕事しかできない人々といわれてもピンとこない

クリスマスはまた出費がふえるので勘弁してほしいといわれた。正社員君は嫁(同棲相手)と子供にプレゼントや料理を御馳走しないとならない。自分の子じゃないのにふざけんじゃねーっすよ(正社員君はこぶ付きと同棲している)といってた。

まあその通りだと思うが、なんでそんな境遇で笑顔いっぱいで我慢できるんだろうなと思う。まあ自分の知ったことではない