正社員君の助手席乗り。今日は年末なので灯油配送業の最もピークに当たる。来週が年始になるので、巡回がこないので客が灯油を買いだめするのだ(実際は来週の木曜日は通常営業だが

買う客がとにかく多いので、乗ったり下りたり、急いで給油して、釣銭うけわたして、小銭準備して、本当に一息つく暇がなかった。小銭落としても灯油こぼしてもいいから、一秒でも早く次の客のところに行かないとならない

トイレ休憩中にパンを買いぐいしたおかげで空腹は何とかなった。助手席に座っているので、何とかパンをかじるだけの余裕はある

とにかく忙しくポリタンクを運ぶ量も多かったが、正社員君は態度がまともなので、気持ちよく仕事ができた。上下関係に厳しい親父どもの助手席に乗るのは心身ともに本当に疲労させられるなと痛感した

本当に年齢のいったドライバーの親父は喫煙量も多いし、目下のものへの態度が酷い。とにかく新人の私を怒鳴ってないと気がすまないらしい。しかも客や目上の人間はこびへつらうようにぺこぺこするし軽蔑してならない

作業もずいぶん早くなったし、休み時間なしで体力ももったので、朝7時30分始業で、夜の7時50分終業できた。3時間くらい残業したことになるが、大したトラブルなくピーク日を終えられたので、よくやったほうだ

年下の正社員君にもおなじ理由で褒められた。褒めてもらったのは初めて、ほかの親父どもはトロトロしてて糞おせえ。物覚え悪すぎ。やる気あんのか?という評判しか承ったことがなかった。

営業所にもどってこれたのは7時20分くらい。そのあと業務日報の記述と回収金の支払いを大急ぎで終わらせて7時50分終業。8時閉店のダイソーに5分前に到着できた。明日客に持っていく弁償用のポリ袋を物色してたがちょうどよいものがない。

閉店まで粘ったがポリタンクを入れる用のビニール袋に該当するものがなく、エコバックを買った。ポリエステル製で丈夫で20リットルポリタンクも入るので間違ってないはず

結局一日で2800リットル給油(ポリタンクは一つ18リットル)、給油件数は120件程度、回収額は352160円。釣銭間違えたり、お金を落としたりでポケットマネーが減ると予想していたが、帰宅時の計算によると損失が一切なく、正確に集金業務を終えることができたようだ

だが冷静に考えると状況はあまり芳しくなっているわけではない。私には残業代が出ないし、灯油を販売したインセンティブ報酬もない。日給14000円のみで社会保障なしなので、最低時給にも劣るという感じ

まあ悔いなく仕事納めができただけ幸運だったと思うしかない。私は29から休みを言い渡されたので一週間程度シフト休みになるが、ほかのドライバーたちは全員仕事がある。自分だけシフトをもらえず、給料が減らされるのだ