web小説サイトのページランク低下
2025年11月17日 更新
googleは近年、生成AI文章への警戒心を強めている。生成AI文章はよくできたスパムのようなもので、最後まで読まないと判定できない。それを全部やるのは膨大な電力を消費する
そしてそういう生成AI文章だらけのサイトも、ページランクが下げると公表した。
情報価値が低下するweb小説サイト
近年生成AI小説を、人間が書いた小説と偽って投稿するケースが増えた。しかもランキングの上位の人気作で、投稿主が生成AI作品だとわからないように、手を加えて投稿するので、余計にたちが悪い
日本語の小説は特に生成AI小説を見抜くのが難しい。
また生成AI小説以外にも、同じ小説を複数のサイトに投稿している。分散した読者を掘り起すためだが、クローラー的には同じ文章のスパムとみなせる。
しかも人気小説の内容自体も似通っていて、AIの学習対象としても価値が見いだせない
小説もコラムもイイネをもらうため、共感スコア重視で実用性は皆無。内容も異世界で価値ある情報はない。
アフィリエイターの温床
またweb小説サイトってアフィリエイターもどきの温床でもある。NROというweb小説サイトの上位アルゴリズムを攻略するため、SNSで宣伝リンクをはり、複数アカウントでリンクを誘導する
つまり人気の話題作は、ブラックハットSEOを駆使した小説ばかりなのだ。
イラストを投稿するサイトは、もともとクロールする必要がない。blogやsnsもそんなに長文はない。そんな状況で、web小説サイトは輪をかけてうっとおしい。生成AI文章のゴミ捨て場とみなすこともできる
googleがページランクを下げる日
総じてなろうやカクヨムは、生成AI文章と、価値の低い情報だらけ。しかも猛烈な勢いで小説が投稿されている。
いちいちクロールするより、価値がないサイトとして、ページランクとクロール頻度を下げたほうが効率的ではないか。
googleとしてもweb小説サイトを生成AI文章スパムの温床とみなし、ページランクを下げるのは時間の問題だと予想している。そうなると投稿された小説も見られず、価値が低下する
googleはインターネットの最高権威であるため、そのページランクは信頼性に直結する。なろうやカクヨムの運営としても、由々しき事態ではないか