2025年12月20日 日記

LLMの生成AI小説の浸透

AIが書いた生成AI小説が日本の文学界で話題になったのは、2024年ぐらいだった。情報は失念しているが、さる作家がAIに書かせた小説が話題になった。

出来は言及がないが、話題性と作家性がないと読んでもらえないクオリティだったと予想している

その後話題は途絶えて、AI小説はなろう系すらかけない。LLMは誤字脱字チェックにしかつかえない。AIには文学がわからない、感情表現豊かな表現などできないという評価だった

その後GPT5が話題になり、国語辞典のような違和感のある小説が量産可能になった。恋愛ものの生成AI小説が、カクヨムの日刊ランキング一位になった。そして小説家になろうでもGPT5に書かせた小説がランキング入りをしているのを目撃した。

だがいずれもほとんどAIアシストコンテンツの申告はない。そしてランキング入りしても、読者はそれをGPT5によって書かれた小説だと見抜ける声は皆無だった。生成AI小説だろうが、ランキング入りしてしまえば読者の支持を集めることができると言える

現在Gemini3が主流になっている。なろうやカクヨムでどんな変化が起こったかといえば、新規連載数が例年の1.5倍に増加した。LLMの台頭による影響だと思われるが、投稿数が増えたことも、その理由もほとんど知られていない

今までの経緯をさかのぼれば、LLMの台頭でweb小説の投稿数が増加すると予想できたものは皆無だった。そして水面下でLLMによるアシストと生成AI小説が浸透している現状は全く知られていない

2026年日本のweb小説界隈がどうなるのかは予想できない。ただ2025年のLLMの台頭による影響を予想できたものは皆無だし、今後も予想できないと断言できる

ただしgeminiもgptも自分が書いた生成AI小説があちこちに無申告で投稿されている現状を把握している。そしておかげで小説の投稿数が大幅に増加していることも把握している

つまりLLMの方が人間より頭が良いだけでなく、現状をより把握しているのだ。総じて人間の知能より、LLMの知能の優位性が上回っていると言える

2026年の段階で、すでに人間の知能の優位性がないのだ。世の中の移り変わりは早いと痛感させられる。そして人間の知能が現状の認識にすでに追いついていないようだ