2025年12月21日 日記

# なろうやカクヨムの価値低下

ラノベ業界って華々しい業界だが、内部について語る人間が少なくて、どんな作品が流行で、どんな界隈なのかという状況があまり得られない

大局的に言えることは探してみたが、なろうやカクヨムのプラットフォーム的価値が低下している

その根拠として、ランキング上位作の書籍化率が下がっている。昔はランキング上位に入れば書籍化の打診が来ると言われていた。だが現状ランキングを見ても、書籍化の見出しがすくなっている

なろうやカクヨムのPVは膨大といわれているが、その頂点的作品を売り出してもあまり金にならなくなったようだ。この場合webマーケティング的には、価値の低いビジターと判断されてしまう

次に投稿者としては0PVが多すぎる。コメントやレビューもめったにつかないし、投稿する労力に対して、価値が見いだせない

読者としては小説の数が多すぎる。そして最も侮蔑的な言い方をすれば、似たような生成AI小説ばっか。

前置いておくが、なろうやカクヨムのようなサイトで”生成AI小説だらけでつまらない”というのは絶対に言ってはいけない言葉だ。根拠もないし、なろうやカクヨムに対して最大限の侮辱に当たる

ただし来年あたりから”生成AI小説だらけで見たくもない”といわれるのは、避けられないとみている。理由は今年からLLMの台頭に伴い、投稿数が激増した事実がある。

そして今のところ生成AI小説を摘出した事実は一件もない。また投稿者も、AIアシストレーティングのタグ付けをほとんどしてくれない。

つまりなろうやカクヨムは、うちには生成AI小説は一切ないんですよ。といっているわけだ。水掛け論になるから追及できないのが現実なのだが、LLMが書いた生成AI小説のクオリティを目の当たりにすれば、不信感をもたれるのがむしろ自然だと思う

つまり”これは生成AI小説ですよ”と一切書いてないから、逆にここは生成小説だらけで読みたくないと不信感を持たれる。ちゃんと人間が書いた作品も含めて

総じて私の展望では、なろうやカクヨムはLLMの台頭で、日に日にプラットフォームとしての価値が低下している。

今後書籍化がより困難になれば、雪崩のようにユーザーが離れ、ハーメルンのような無料プラットフォームに格下げする可能性がある

ラノベやなろうも、無料コンテンツになっていくのではないかと予想している

わたし自身致命的だったと感じるのは、なろう系の縮小再生産の販売方法だ。安いアニメ化で手っ取り早く稼ぐのが常識の現状がある。ただしこれは見方を変えればなろうやカクヨムの安売りともいえる。

漫画とかアニメ化されるなろう系って、web小説界隈の最高傑作に当たるのだ。ユーザーレビューもめちゃくちゃ高いのだが、客観的に見て製作費をケチりまくって、短期的利益を得ることしか考えていない

私自身辛辣な見方をしており、カスみたいな原作を

# ランクインしても書籍化できない

最近なろうやカクヨムで、ランキングに入ったのに書籍化できない作品が増えている。昔はなろうのトップ10に入ればすぐに書籍化の誘いが来たといわれている

ランキング入りってPVも評価もうなぎ上りになる。それが書籍化の誘いが来ないとなると、実際は大して売れなくなったのだと見える

なろうやカクヨムはPVはめちゃくちゃあるし、ランクイン入りはその最上の名誉だが、実際はたいして人気もないし売れないってことになる

ひいてはなろうやカクヨムのプラットフォーム自体の価値も陰りが見えたことになる

そして投稿者としてもランキング入りしても、書籍化できないのは憤りを感じるのではないか?

ぶっちゃけなろうは初動型だからランキングなんかずるずる下がり始めるし、次々新しい小説が投稿されると埋もれていく。

書籍化できなければ苦労してランクインする価値もなくなっていってしまうのだ

そしてランキング自体の正当性が疑われてしまう。なろうやカクヨムの最高評価の人気作なのに、なんで出版社はそれを無視して、ランキング下位の作品を出版化するのか?

ランキングシステム自体を懐疑していることになってしまうのだが。運営はちゃんと問題を認識してるんだろうか?