いよいよ、世界中のサッカーチームを集めたワールドトーナメントも、最後の決勝戦となった。対戦相手はジョアン監督の選りすぐりの弟子たちを集めた、最強のチームカンピオーネ。

このトーナメントでは6試合して64得点、0失点。エースの新田とアルシオンは出場してないにも拘わらず、すべての試合を大体10-0で勝利していることになる。ちなみに日本はトーナメント決勝まで7試合しており、1試合対戦数が多い。

DFが薄い3-4-3フォーメーションを採用しているが、サビチェビッチがいる限り失点することはない。

カンピオーネはレベルが高いうえに、全員のDF時の動きが速く、ボールをキープするのが困難。日本は必殺タックルで対抗するしかないが、ガッツ切れの危機が常にある

ラスボスだけあってカンピオーネは強いので、マークを使うことを推奨。3トップのユブンタイ、新田、デザイー、そしてエースのアルシオンをマーク。これをやっておけばオフサイドが出やすくなり、後半から楽になる。

サビチェビチュは最強のGKで、多大なガッツが必要になる最強のブーストサイクロンを、ダブルアームスマッシュで止めてしまう。当然ファイナルタイガーも止められる。

必殺パスゴールを狙いたいが、DFの競り合いで防がれてしまう。ラスボスだけあって手ごわい相手である

ついにあの新田と対戦!性能的にはサンパウロ時代と全然変わっておらず、芸術的なドリブルで突破しようとしてくる。

しかしドリブルはそこまで早くないし、ドリブルの基礎能力もアルシオンほどではないので、松山あたりの素のタックルで取れてしまったりする。怖いのはエリア内からの必殺シュートぐらいだろうか。

シニョーリが言っていた完成された芸術品がこのアルシオン。ピエールみたいな顔をしている所属不明の謎の選手である。ラスボスだけあって性能は無茶苦茶高く、ドリブルも1.5倍速なので、ガッツ切れ以外全く止まらない。

翼しか使えないカウンターシュートまで使えてしまう。恐ろしい相手だが若林のエリア外補正が有効なので、最強のスターバーストを、いくらレベル差があってもキャッチできてしまう。

前半残り5分の段階で、アルシオンにボールが渡るとイベント。カンピオーネの攻撃を前に、全員一丸となって守りを固める。それをみたアルシオンは「まるでチームが一つの生き物のよう。個人技では勝っているのに、抜ける気がしない・・・」と称する

アルシオンは日本のプレイを見て、チームワークの重要性に気づく。ジョアンに対して「与えられた役割をこなしているだけではだめ。チームワークこそ重要」と、ジョアン監督に反論する。

後半からカンピオーネはチームワークも駆使してくる。つまり新田とアルシオンがパスを出すようになるので、オフサイドが出まくるようになる。また新田はパスが得意なわけではないので、カットされる時がある

激闘の末全日本はついにワールドトーナメント優勝を果たす。ワールドカップの優勝よりすごい快挙で、サッカー世界最高の称号を手にした

ジョアン監督は自分が育てたロベルトが、試合中の怪我で再起不能になったことを悔やんでいた。ロベルトの焦りに気づいていながら、それを抑止できなかった。

ジョアンは監督業を引退したが、その後ロベルトが日本やブラジルの監督として活躍する姿を見て、再び監督業に復帰する。新田やシニョーリなど素晴らしい選手を輩出したが、ロベルトの日本のように、素晴らしいチームを育てることはできなかったと吐露する。

アルシオンは試合に負けた悔しさのあまり、素手でコンクリートにひびを入れた。 さすがサッカーサイボーグである。

今作では新田がラスボスとして登場するという驚愕のシナリオだが、これは英断だった。というのも新田が味方にいても、三杉がフルタイム出場するので、全く出番がない

ワールドカップ優勝を果たした翼。前作のエンディングで約束していた通り、早苗にプロポーズしてテクモ版は大団円の最後を迎える。寂しい限りだがテクモ版のキャプテン翼は、堂々の終幕となる

開発チームや原作著作権の問題のみならず、実在のサッカークラブが登場するという版権の問題で、VCによる復刻も一切あり得ないだろう。

テクモ版キャプ翼は原作キャラと、実在のサッカー選手をモデルにしたオリキャラの使い方が絶妙。私はVC未収録タイトルでは今シリーズと、レディストーカーが名作だと評している。