サルゴスの村落クルム出身。酒乱の亭主に嫁がされ、逃げてくるも山賊につかまる。その一人に狩りを教わるが、当人が嫉妬から刺され、デジャヴィは逃げ出すしかなくなった。

盗賊を憎んでおり、統治権の宣伝では盗賊はすべて絞首刑にして、街道にさらすべきだと主張する

加入時

ええ?ちょっと、近づかないでよ。

すまない。君はちょっと運が悪いと言おうとしただけなんだ。
わかった。もう邪魔しないよ。

運だって?そう言えるかもね。呑んだくれては殴りつけてくる怠け者に嫁がせるような駄目親父の子に生まれたのは運が悪いから。亭主から逃げ出した時に山賊に捕まったのも運が悪いから。

山賊連中の中で唯一人、戦い方と狩りを教えてくれた優しい人が、他の連中の嫉妬を買って刺されちまって、また逃げ出すしか無くなったのも運が悪いから。と、言おうとした訳だ。

だけどね旅の人。カルラディア、このサルとジャッカルが澱んで腐臭を放つ肥溜めに住んでいるような国では 不運でも何でもないのさ。
私は追跡者としての仕事を探して彷徨っているんだが、どうにも簡単にはいかなくてね。カルラディア人は粗野で無学な虱頭ばっかりで、そんな中で働くってのは御免被りたいもんだ。

ふむ、もしかしてあなたは仕事を探しているのでは?
何を隠そう、私はそんな土地の方が好みなのだよ。御機嫌よう、お嬢さん。

そうかもしないな。確かに私はお金を使うことができる。が、その前に私は獣じみた真似を容赦する気は無いって事を部下に知らせてくれないか?私の側でおかしな真似をする奴は、例外無く自分の喉に刺さってる矢を見る事になるだろうってね。

あなたを雇おう。初日に誰かを撃たないでくれよ。
さてさて、あんたの話を聞いている限り揉め事が好きみたいだね。帰ってくれ。

よし、それじゃ決まりだね。あんたと一緒にやるよ。だけどまずは0デナル払ってもらいたいな。まさかただ働きするとは思っていないわよね?
そんな虫のいい考えは毛頭ない。さぁ、0デナルある。とってくれ。

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隊長、{s21}ことになるとはね。部下をまったく気にかけないなんて盗賊の頭こそが相応しい。

連中の礼儀を知らぬ口の利きようや小汚いナリにはできるだけ耐えてきた。だが、ボルチャはなかでも目に余り、限度を越えている。

皆で焚き火を囲んでるとき、歯をせせりながら私を眺める奴の目つきは好かなかった。奴は野盗の頃からそうだった、卑しく無知なんだ。一緒に旅をするのはごめんだ。

あの男爵を名乗るロルフなんだが、どこかで見かけた覚えがあるんだがよく思い出せなかったんだ。こないだの戦で戦う奴の姿をみてやっと分かったわ。確かに腕は立つけど、悪党だわよ、あいつ。

谷で暮らしていた頃の話なんだけど、森の兄弟とかいう野盗と戦うことが時々あった。出自を偽る奴は信用できない。そこらの野盗が卿を名乗っているとあらばなおさらよ。

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たった今クレティと話していたところだ。奴は少々野蛮だが、友として信頼が置けるのは相違ない。
この先、我ら両名の務めが不用となれば、共に谷に戻り我が恋人を殺めた野盗を探し出し、復讐を手助けしてくれると奴は誓ってくれた。まこと得難い友と思う。

脱退

果てしない戦、恐怖や欲望、肉欲やありとあらゆる罪で堕落していく者ばかりの泥沼のような人生には倦み疲れたのだ。幸い金ならある。カルラディアを去り新天地を求めて船出するつもりだ。あんたなら私抜きでも世を渡っていけるでしょう。

隊長、久しぶりだね。昔の別れ際の暴言は許して欲しい。ウェルチェグから船出し、東へ向かったんだが、 海賊に乗っ取られて身代金をとられてここに放り出されたのよ。カルラディアより良い地はあるんだろうけど、私には辿り付けず。何にせよ、ここで暮らすのが私の運命なら、隊の暮らしも悪くなかった。戻りたいのだけどどう?

帰郷

この匂い、懐かしいな。魚の塩干し、朽ちた亜麻布、川泥さ。子どもの頃は始終かいでたよ。いまじゃ吐きたいくらいだが。嫁いで行き、そして野盗どもに攫われるまで、住んでいたの。

あばら小屋で生まれ、子どもの頃は外で過ごしたものよ。地主はノルドだったが、姿を見かけたことは無かった。忌々しい代理人とか監督だけ。我が父は卑屈にも、奴らの前に身を屈めていたものさ。

川で魚を取り、岸辺で豚を育て、家の周りに畑を作るのは認められていたが、開けた土地で育てていいのは亜麻だけで、収穫すればサルゴスに集められて布に織り上げられてしまう。

そういうわけで我々はいつも空きっ腹で、手足に力なく、反抗するだけの意気地も無かった。{s21}からさほど離れていない湿地のあばら小屋で私は生まれた。

統治権の宣伝

賛成、あなたなら上手くやれるでしょう。山賊や悪党どもをあしらう術を心得てるから。

ええ、隊長、そのつもりよ。{国王/女王}の義務は、街道を良き人々にとって安全な場所にし、薪拾いや水汲みに出かけた娘が、舌なめずりする薄汚い類人猿のような無法者に、声をかけられるようなことが無いようにすることです。

ともかく、あなたはこれまでにそういう蛮人どもの頭を叩き割ってきた。あなたが{国王/女王}になったら、街道を行く男たちは、女性と目を合わせるのさえ恐れるようになるでしょう。

うむ、そうだな、威令を維持できるよう努力しよう・・・。
私の考える王の平和とはずいぶんと隔たりがあるようだ。

隊長、提案があるのだけど。いくらか村を回ってくるから数週間暇をくれないかしら。臭いあばら屋ばっかりだろうけど、最近は自分の世話くらいならできると思うから。

あなたがこの国を統一したら、山賊行為は一掃されると村人たちに話してくるわ。街道沿いに絞首台を立て、盗人どもの首をさらし、通る者全てに、無法の報いは死だと知らせるだろうってね。

ブンドゥクに話したことを聞いたのだけど、全ての庶民に{国王/元首}に訴え出る権利を与えるとか。賛成できないわ。山賊を逮捕したら絞首刑にすべきだわ。連中に裁判や訴えを許したら、縄から抜け出す方法を語るでしょう。

ブンドゥクは良い男だけど、人間の姿をした狼どもが女をどう扱うか、完全に理解できる男なんていないわ。

情報収集

隊長。ティールの実家を離れたとき、私に虐待を働いた連中に復讐を果たすとき以外は、絶対にそこに戻るまいと誓ったの。多分、向こう見ずだったのね。時々だけど、家族がどうしているか知りたくなるわ。あるいはお土産でも持って帰って、私がどうやって過ごしてきたか教えてやろうかしら!

引き比べてみれば、あの人たちは哀れだけど、ちょうど風におびえる犬が耳を伏せるように、彼らもそうしているから。彼らを訪問するのに数日くれれば、ノルド王国について役立つ情報を聞かせられると思うわ。

領地を与える

はい、{s17}を統治するわ。そしてカルラディア全土の盗人や山賊どもが、恐れなすような評判を立てましょう。ありがとう、{陛下/女王陛下}、機会を与えてくれて。

さて、隊長。あなたは私を立派な女にしてくれた、そのことは感謝します。とはいえ、あなたは私を買ったわけではないし、周囲の環境が私たちの利害の衝突をもたらしたのだから、私は良心に恥じることなく戦えるでしょう。ですが、私はいつの日か環境が変わり、友人として出会えることを望みます。

女性主人公

隊長。気を悪くしないでほしいのだけど、あなたは長く激しくカルラディアのカスどもと戦ってきたし、 彼らを破ってこの地をより良い場所にしてきた。あなたは封土を得るに値する・・・

もしも女でなければ、今すぐに王たちは封土を授けていたに違いないわ。つまりはこれが、この惨めな土地の男どものやり方なのよ。私たちを敵の矢面に立たせておきながら、戦利品の分配は後回しにするのが当然と考えているんだわ。