スワディアの都市、スノ出身の貴族。娼婦をめぐって友人と争い殺害してしまう。スノは古の帝国の風習を受け継ぐ都市で、それを支配する現在のスワディアの貴族など、所詮蛮族の族長に過ぎないという

人間の誉れらしく、カルラディアを統治して平和と規律をもたらすと主張する。それを聞いたマテルドに戦で名誉の死を遂げたいのに、余計な事すんなと言われる

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失ってしまった・・・失って・・・
どうしてそんなに憂鬱そうなんだい、友よ。
わかった。ええと見つかるといいな。

私は大きすぎる罪を犯したのです、{閣下/マダム}。もし嫌でなければ、私の懺悔を聞いて下さいませんか。
私は{s19}{s20}で騎兵隊長を務めていました。私の兄弟も、共に仕えておりました。そして、私と兄弟は共に同じ女を好きになってしまったのです。

あの娼婦・・・誘惑女は、私達がお互いを嫉妬し合うのを楽しんでいたんだ!ある時、私は兄弟と口論をしました。私は飲み過ぎていました。彼は手袋で私を叩き、私は彼に剣を突き立てていました・・・血を分けた兄弟に!私の利き腕には血縁の血が染み込んでいるのです!

貴方はこんな男の将来に期待できますか?私は更正への道を辿れるのでしょうか、それとも、私の中にひそむ悪霊と共に堕ちていくのみか・・・私はカルラディアを放浪して来ましたが、未だ償う方法を見つけることができないでいるのです。

私達と共に来ないか?不正を正し、悪党と戦う中で、償いの道を自分自身で見出すといい。
私から離れろ、兄弟殺しめ!

はい!きっと貴方は、神が送られし救いの使者だ!私を・・・私を暗闇からお導き下さい!
私は兵法を習得しており、効率よく戦う術を知っています。しかしお願いです、{閣下/マダム}。私の力は悪事の為では無く、無垢なる弱者の為に振るいたい。過去の過ちを再び犯す気持ちはないのです。
良かった!さあ支度をして、共に行きましょう。
さて、残念だが、あんたに向いているのは傭兵隊じゃなさそうだね。

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{閣下/奥方}よ、失礼する。ご存知の通り、私が加わったのは邪悪を正し、無辜の民を守り、我が罪をあがなうためであった。{s21}ことになるなど思いも寄らぬことであった。

{閣下/奥方様}・・・{s21}のはお止めいたしますまい。ですが、私が与するのは避けたいのです。私が贖罪を果たす道とは異なるがゆえです。

申し訳ないが{閣下/マダム}、これ以上は黙っておられんのだ。あの売女、カトリンの奴だが、私を見るたびに五本揃えて指差してくるのだ。つまり、百姓どもが魔を払うしぐさをしてくるのだ。

自分の犯した罪ゆえに憎しみを受けるのは当然だ。しかし、魔物払いのまじないを向けられるとは不本意だ。これだけははっきりさせておきたい。

この間の戦いのときニザールが何をしたかご存知か?奴ときたら傷付き助けもないまま横たわる敵をからかい、親をあざけり、我らと戦うとは愚かきわまるとがなっておった。
このような行いを天は見過ごすまい。我々皆が罰を受けることになるでしょうぞ。

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こんなにも血を流さなければならんとは気がとがめることもあるが、高慢な領主どもに謙譲を教え、残虐な野盗どもを平らげねばカルラディアに平和がこないことは承知している。

ジェレムスは私の心を慰めてくれる。我が罪を打ち明けたところ、心底罪を悔やみ許しを乞うならば、天は許すと言ってくれた。まことジェレムスは賢い。我らと共にいるのは幸いだ。

脱退

隊に加わったのは、そなたが私を闇から連れ出してくれると思ったからだ。たしかに心の安らぎを得はした。しかし、統率ぶりにはいささか呵責を感じるところがある。いずれにせよ、贖罪の道は他にもあるのではあるまいかと思うに至った次第だ。

{閣下/マダム}、またお会いできてまことにうれしゅうございます。旅する先々で数々の武勲を皆が驚嘆しほめそやしております。私といえば、隊を去って以来、不運に見舞われ続き。どこへ行こうと悪魔が現れさいなむのです。

我が魂は不安に見舞われております。理由は定かでないながら、隊では心の平安を得られていたのです。閣下の指揮に疑問を抱くことがあったにも関わらずです。もう一度、お仕えすることをお許しいただけまいか?

帰郷

丘の柱廊や蔦に見覚えがある。我が家もすぐそこだ。だが、一族に会わせる顔が無い。閣下が町中に行かれるなら、私は市壁の外で待ちましょう。ご理解頂けることと思いますが。

ここがスノの谷です。民の言葉使いも習俗もカルラディアのどこよりも古の帝国に近い。この地ではオリーブとブドウを育てているが、古の皇帝たちが海の彼方から持ち込んだ物だ。そして古のカルラディアどおりに物事を運んでいる。盟約を守り、恩義を返しているのだ。

スノの者は侮辱を決して忘れず、不正を受ければ必ず仇を討つ。古のカルラディアの誇りと言えようが、私が落ち目となったのもその報い。だが、この地に生まれた事を誇りとする気持ちに変わりは無い。

この地を治めているのはプラヴェンのスワディア王の家臣だが、我らからすれば彼奴らなど蛮人共の族長がまたとって替わられただけに過ぎぬ。我らこそ帝国を真に継ぐ民なのだ。

我が一族は{s21}に住んでいる。だが、私には会わせる顔が無い。
閣下

統治権

私にはあなたの要求の合法性を判断できませんな。とはいえ、 他の王とは違って、あなたにはこの大陸を統一できる器量があるようです。それは終わりのない戦争に終止符を打つことを意味する。国家と国家、貴族と貴族、そして身内同士の、天からの不名誉な視線をもたらす戦争を!

そのつもりです。私は弱者や寄る辺なき者の代弁者として、あなたの行いを耳にした全ての人に、民衆を偉大な将来と勝利へと導くあなたの力を語りましょう。あなたが王になったら一つの法と平和がもたらされると語りましょう。そう、ロドックの高地からベージャーの荒野まで、ステップからノルドの海岸まで。

素晴らしい。
まだ全てを成し遂げられるとは確信できないね。

その通りです。私は寄る辺無きものですが、あなたの従者として貴顕の館を巡りましたから、再訪すれば迎え入れてもらえることでしょう。私はこの地の貴族たちに、あなたが王になったら、弱者を守り、不和をいさめるよう最大限の努力を傾けるだろうと語りましょう。さすれば罪なき他人に手を上げるような者はいなくなり、いつの日か、おそらく兄弟殺しの罪を犯す者も現れぬようになるでしょうから。

あなたが高貴な血統をでっち上げるために、ロルフを派遣したのと伺いました。申し上げねばなりませんが、{閣下/奥様}、私は詐称によって玉座を得ようとする試みを、天が許してくれるとは思えません。

情報収集

隊長、私はウスクスカルでは到底歓迎されないでしょうが、昔の地所の近所にいる小作人たちと連絡を取ることはできるでしょう。出奔した後に、私は彼らに領有権を譲り渡しましたから、今では彼らは社会で相応の地位を占め、私を牢に捕らえようとする大多数の人々とは違います。数日ほど暇をいただけたら、スワディアについて興味深い情報を収集できるかもしれません。

領土を与える

{閣下/奥様}、驚きです、私自身がようやく自分を知りかけた所だというのに、あなたは私が人を率いるに値する人間と見抜いていたとは。ですが、それをお望みならば、あなたの名において{s17}を領有する名誉を受け、その地に生きる人々を守ることに尽力いたしましょう。