騎士の王国であり、スワディア騎士は大陸最強の戦闘力を誇る。スワディア王国は大陸の中央に位置するため、戦争が起こりやすい王国。歩兵と騎士の強さで強力な王国ゆえ、それでも持ちこたえることができる

初心者が騎士を集めてプレイするにはおすすめの王国で、強いうえにいろんな国々にアクセスできて、ゲームの魅力を堪能できるだろう

オープニング

あなたは隊商と共に、カルラディアの中心へとやって来た。なだらかな丘陵には小麦、大麦、オート麦の畑が一面に広がっており、雪を頂いた山の斜面では、牛と羊が放牧され春の草を食んでいる。スワディアの象徴であるたくましい軍馬の姿も何度か目にした。

この土地は豊かだが、略奪された農村をいくつか見かけたことから、豊かさがむしろ問題を引き寄せているのがわかる。

大人でも迷子になる深い森を抜けて丘の上に登ると、夕日を浴びて黄金に輝く屋根が連なる、プラヴェンの大きな港が見下ろせた。

解放軍

イソラ

我が名はイソラ、スワディアの正統なる女王。我が父エステリヒの子はただ我のみ。

女の身なれど、父は息子の如く我を慈しみ、一度ならず大貴族を集めては世継ぎと定め触れた。女が統べるを阻む法など無い。我らの間には、戦いを主宰する女王が統べた伝説が語り継がれておる。

だが、我が父が亡くなった後、父の従兄弟ハルラウスは貴族どもをたぶらかし、まともな王ならば女を世継ぎになどしないと説き伏せてしまった。つまり、父が私を指名したのは狂気の沙汰であり、法の上では無効で、ハルラウスは父に一番近い血筋の男ゆえ正統な跡継ぎというわけだ。

ハルラウスや彼奴に味方した者どもを裏切り者と罵ったところで何の意味もないことは弁えている。だが、彼奴に有利な裁定を下した判事は買収されていたとしか思えぬ。

いずれにせよ、我に忠実で、亡き王の意思に従う者を募り軍勢を挙げるのだ。女が権力を握ることに疑義を挟む者があらば、我自ら彼奴の王冠を奪うことで力の程を証してくれよう。

ハルラウス王

イソラがスワディアの王を名乗っているのだと?さてさて、確かにエステリヒ王は慈愛に満ちており、娘を溺愛しておった。だが、愛に溺れて我を忘れてしまっては民の災いにしかならぬ。

イソラは戦へと民を率いた古の女王の伝説を語ったであろうが、伝説の結末にも思いを馳せるべきであろうな。女王の率いた軍勢はいずれもカルラディア帝国に粉砕されて終わりを遂げておるのだ。

父の王座を拒まれた王女の苦境に涙する者は、ベージャー人にかどわかされ、奴隷となって売りたてられる民の運命をこそ、思うべきだ。戦を好む隣国が滅び、我らの地が平和となる日まで、古の女王や物語を語るのは控えるがいい。

都市

大陸の中央に位置するDhirimはもっとも税収の多い都市で、一万程度の収益がある

プラヴェン=麻
ウクスカル=森賊のアジト
デゥリム=鉄の産地
スノ