レビュー

傑作戦闘システムをもつ中世RPG

このゲームでもっとも優れているのは戦闘システムである。
攻撃とガード、スピードボーナスの三つのシンプルな要素がある
これが非常にうまくかみ合っており、攻撃と防御、フェイントの駆け引きがありつつも、
背面、側面からの強引な攻撃で敵をバサバサとなぎ倒すこともできる

さらに決してまっすぐに飛ばない弓、リロードにものすごい時間のかかる弩
リアリティを重視しており、ゲームでは許されないぐらいじれったい仕様である
しかし、それであるにもかかわらず使っていてもとても魅力がある武器に仕上がっている
またこれらの遠距離攻撃のバランスもすばらしく、近距離も遠距離も
どちらも場所と状況によって活用することが求められる

交易物の一部が機能してない

交易品は行商で差額がわずかに儲けられるだけの
小賢しい金策にしかならない

牛革など金策も獲得もできず、まったく機能してない資源もある

交易品にしても兵士の装備や拠点の強化などの特別なボーナスがほしい

ワールドマップがでかすぎる

WBからマップが広くなったが、移動が面倒なだけであちこち回る必要がない
単純にマップの密度が減っただけで、賊が見つかりやすいベージャー、ノルド領から動く必要がない。
動いても効率が悪いだけで、動きたくない。
行商も儲けがなくなったので、余計に動き回る必要がなくなった

金策は賊狩りしかない

金策にはクエスト、行商、略奪、賊狩り、生産小屋などが考えられるが
賊狩りがずば抜けて効率が良いので、ほかはあまり必要ない

クエスト、行商、生産小屋は儲けが少なすぎる
略奪は勢力に敵対され、名誉も下がるのでリスクが高すぎる
トレードで特別な経験値がもらえたり、取引にかかわるスキルがレベルアップしたり
無法者プレイにメリットがあればよかったと思う

装備品もそれほど選ぶ必要がない

時間が経過して攻略が確立したゲームはすべてそうなのだが
一部の武器防具だけ購入すればよくなる
WBではサーベル系の武器だけで、ほかはあまり必要がない
投擲はノルド戦士だけの特別装備で、プレイヤーはただ売るだけのアイテム

投擲武器の性能には不満があるのだが、強化すると
今度はノルドが強くなりすぎるというジレンマがある
投擲スキル不要&無効化、かつ強打で威力アップが投擲武器の適切な性能だと思う
これなら知能系は弩、脳筋は弓、スキル振りたくない脳筋は投擲
で装備のすみわけができるので

防具品に暑さや寒さの適性。重量による疲労などで、
装備品を選ぶシュチュエーションを作るなど考えられる

攻城戦の防衛が硬すぎる拠点がある

こちらの射撃が意味をなさず、歩兵の人海戦術せざるを得ない拠点がある
ジェルベキ城、グリュンワルダー城、ヤレンなど

兵糧攻めは全く機能しておらず、続編で改善希望である

梯子が増えたり防壁に穴が開いたりとか、技術者とか費用によって
追加の突破口が増えればよかった。