種族と性別で規定された初期能力値+10が、能力値のレベルアップとイハロンで上げられる上限。

上限でアイテムのSPを使うと+2まで上昇し、最大で+12まで上がる

レベル(Lv

レベルは最も重要なステータスで、各種能力値にボーナスを加える。

ST、AC、呪文抵抗、呪文無効化、呪文成功、不意打ち、逃走成功、攻撃回数などほぼすべての能力が向上する

レベルが高いとそれだけ戦闘力が高まり、逆に低いと敵の攻撃と魔法が命中しやすくなる。よってレベルアップが早い職業はそれだけで強力になる。最大レベルは2767

武器の付加効果はレベル差関係なく発動する。ただし相手の耐性によって無効化される

魔法による状態異常と、敵のブレスはレベル差で無効化される

攻撃魔法のダメージはレベル差があっても無効化されない。おそらく魔僧錬超の属性はレベルの影響を受けない

それ以外の即死や毒、石化などの属性はレベルの影響を受けていると思われる

経験値(EXP

戦闘に勝利した経験値は、勝利時に生き残っているメンバーに均等に分配される。6人で勝利したなら、六等分となる

レベルがマハマンやドレインで下げられた場合、現在経験値はその職業とレベルに必要な経験値で再計算され更新される。

攻撃回数(AT

レベルアップによる最高攻撃回数
ビショップ・サイオニック・アルケミスト・魔法使い=2回(レベル10で攻撃回数2回)
盗賊・バード・僧侶=3回(レベル15で攻撃回数3回
上記以外の職業=10回(5レベルごとに攻撃回数上昇)
侍、忍者、モンクは攻撃回数が2回からスタートする

武器による攻撃回数の増加はなにかのペナルティがあるらしく、盗賊や僧侶など武器の攻撃回数に頼るクラスは、ドラゴンの洞窟の相手に極端に命中率が落ちる。いくらレベルを上げても、サブ武器が一回も当たらないことがざらになる。僧侶やバードなどは、攻撃が二回ぐらいしか当たらなくなる

二刀流の場合、サブ武器の攻撃回数は半減する。装備のATがあっても、半減する。最高攻撃回数は二刀流時、メイン10回、サブ7回

攻撃回数(AT)は武器にも設定されており、どちらか高いほうを参照する。戦士などはどんな武器でも10回攻撃できるようになるが、一方魔法使い系は本人は2しかATがないので、武器のATに頼ることになる。装備品に付加されたmodは、ATを追加する

レベルアップによる攻撃回数の増加は、メインが10回攻撃になると、次はサブの攻撃回数が上昇する。

力(Strength)

通常攻撃時の命中精度が向上する。武器にも力(ST)が存在し、命中精度はキャラクターLV+キャラクター力+武器の力の和になる。
力が14以上の場合、1回のヒットにつき(力-13)の追加ダメージを与える。

攻撃回数が多い職業ほど重要で、威力と命中率が激変する。フェアリーにとっては致命的で、力が低すぎる故、一発も命中しないことがしばしばおこる。しかしレベルさえ上がれば、逆に最大の95%命中できる

アーマークラス(AC

主に防具に設定された値で、低いほど敵の直接攻撃の回避率が向上する。レベルが上がると、ACが-1の効果があるので、さらに回避率は増す。レベル差がありすぎる相手の場合、スパロボみたいに容赦なく命中率0%になる。こうなると10回振っても当たらないし、付加効果も発動しない

ACの初期値は10で、フェアリーのみ5と低く設定されている

知恵(Intelligence)

魔法使い系、アルケミスト系、サイオニック系の三つの呪文取得率が向上。しかし呪文の威力と成功率は変化には効果はない。呪文の威力は上がることはなく、成功率は、詠唱者のレベルが重要になる

知恵があれば呪文を覚える確率が増すが、なくても宿屋に泊まる直前でセーブ&ロードすれば補える。かつ呪文をすべて取得すれば約に立たなくなるため、重要度は低い能力値

信仰心(Piety)

僧侶系魔法の習得率と、カドルトの蘇生率を向上させる。ほかに効果はなく、呪文の威力や防御力には一切無関係

生命力(vitality)

レベルアップ時にHPボーナスを加える。加え、死亡・灰状態時の蘇生率が向上。

今作ではHPが高ければいいわけではない。HPが低い味方が集中攻撃される仕様なので、逆に攻撃されなくなる

逆にHPが最も低いキャラクタの場合、生命力は非常に重要なステータスとなる

生命力より力のほうが重要なので、女より男のほうが能力は優遇されている。一方女は優れた防具がある

ヒットポイント(HP

HPはレベルと生命力と職業によって向上する。職業ごとにHPの上昇率が設定されている。

HPを高めるために、最初から生命力を増やすのは無意味で、あとからHPが伸び悩む。一方生命力が最初低くとも、後から増やせば、HPの低さを取り返すことができる。

最大HPはレベルアップ後のキャラクタのレベルをLv、生命力によるボーナスをαとしたとき
Lv*((職業毎に定められた乱数)+α)を計算し、出された値と現在の最大HPを比較
前者が大きければ その数値が新しい最大HP、後者の方が大きければ現在の最大HP+1が新しい最大HPになる。
具体的なボーナスは1lvにつき(生命力-15)

素早さ(Agility)

盗賊技能のある職業の場合、宝箱の罠識別確率の向上、罠解除中に誤作動の可能性低下。詳しくは盗賊技能の項を参照

行動順番は素早さの数値で優遇される。

行動順番

行動順番は以下で決定される

ディンギルはRPGのなかでも特に先手が取りやすく、鈍足な種族でもレベルが上がれば大抵先手になる

どうも敵には素早さ自体が存在せず、こっちの素早さで乱数判定されてるらしい

そのためドレイク相手だろうが、素早さ18ぐらいで全員ほぼ先手になる。鈍足なムークやドワーフでも素早さ17まで上がるので、8割がた敵より先に行動できる

味方の人数が少なければさらに先手が取りやすくなり(おそらく左上のメンバーの先手が優遇されてる)、素早さ17でも確実に先手が取れる

運(Luck

説明書には"罠外しの成功率や、敵からの攻撃を回避する確率など、様々な事柄に影響する"と記載

実際の効果は全く不明

年齢(Age

年齢は低いほど、レベルアップ時の能力値の上昇が良い。逆に年齢が高くなると、能力値が低下する可能性が増す

レベルアップした際に、年齢/128の確率で能力値が低下。これを各特性値毎に行う。例えば年齢が15才なら、11%の確率で能力低下。40才なら、31%の確率で能力が低下する

キャラメイク時にもっとも重要な値で、最年少の15才なら、ほとんど能力が上がりやすく、ボーナスが少なくてもいずれ追い抜ける。

老化はMAKAROPH氏を戦士に転職して、レベルアップさせてみればわかる。レベルアップしているのに、能力が下がったという無情なメッセージが並ぶ

年齢の低下は装備のSPで行えるが、意外に貴重である。ゆがんだ盾、死霊の弓、死の大斧の三つのアイテムで、ほかの能力値を犠牲にして行える。最終手段として宿屋で年齢が255才まで寝れば、オーバーフローを起こし年齢が0才に戻る。

キャラクタメイキング時の再訓練と転職で三年経過。宿屋に泊まると時間が経過。蘇生時にランダムで加算されることがある。

性別

基礎能力値が男の場合力+1、女の場合体力+1される。女には専用装備と専用職業(ヴァルキリー)があるので優遇されている。しかし男の力+1はたたかうを使う場合非常に重要になる。

重装備可能で直接攻撃する戦士やサムライは男。それ以外の魔法職や、装備が悪いバードや盗賊は女がおすすめ。

規律モラル

善・中立・悪の三種類が存在し、三種類の影響がある。規律の影響は少ないが、変更が困難なため、後々困ることがある。どの規律がよいかは厄介な質問で、転職計画を熟知する必要がある

職業には規律が指定されており、対象外のモラルの場合転職できない。対称キャラクタの性格を友好的なモンスターの扱いで買えるか、イハロンで変えて解決する。最善なのは盗賊の短刀や、聖剣など、転職SPをもったアイテムを使用すれば、性格問わずそのまま転職できる。

装備には規律が設定されているものがあり、性格が不一致だと呪われてAC+1のペナルティを被る。最も重要なのは最強の遠距離武器手裏剣で、悪以外が装備すると攻撃力が半減してしまう

善と悪、相反するモラルのパーティーには、メンバーが加入できない制限がある。しかし善と悪両方のメンバーが入ったパーティーを組みたい場合、フィールドで合流すれば問題なくパーティーが組める。その後は訓練場により、パーティーを解散しなければ、再結成の手間は生じない

中立の規律がもっとも面倒が少ないが、この規律だとなれない職業が存在する

規律の変更は二つだけ方法がある。中立のモンスターと戦うと、善⇔悪で変化する。この方法は中立の規律に影響はなく、また中立にはなれない。

中立のモンスターはエリアAのB4Fに比較的出現する

イハロンを使う方法。全ての能力値が種族上限値に達している状態で、イハロンを使うと、規律の変更が選択できる。条件は厳しく、最低でも30回ぐらいレベルアップしないと達成できない