ニートから卒業して、短時間のアルバイトを始めた。しかし私頭が悪くて、シフトをどんどん減らされていった。初体験のアルバイトでも述べたが、あんまり要領がわるいので、品出しのバイトすらミス連発で首にされる始末

このままだとじり貧なので、希望ヶ丘の設備課の職業訓練を受講した。当時34才で、35才になると就職が難しくなるので、試験対策もちゃんとやって合格する。

私は34歳の高齢ニートだが、設備管理(ビルメンテナンス)コースの中では若いほうに入る。クラスの平均年齢は40歳以上である

人間関係は凄い嫌な人も少数いたが、とりあえず問題はなかった。広々とした教室で黙って授業を受けるだけ。朝9時から始まって15時に終了。ただ座って授業を聞いていれば、雇用保険がもらえる。

社会人に言わせると、職業訓練校は楽園の場所。遅めに登校してクーラーの効いた部屋で座学を聞いてればよい。しかし私頭が悪いので、設備管理の座学は全く分からないし、体力がなくて途中どうしても眠くなってしまう。しかも元ニートの私に雇用保険の需給はない

訓練校までは原則公共交通機関を使わなければならない。しかし私雇用保険がなくて交通費が出ない。自転車で通勤したいと訓練校に泣きついたところ、駐輪スペースを借りることができた。

自宅から訓練校まではアップダウンのきつい10キロだったが、クロスバイクのおかげで何とか通勤することができた

訓練校の雰囲気は問題はなかった。最初はクラスのメンバーはお互いにしゃべることはなかったが、一か月みんな和気あいあいと友達同士になっていた。しかしそんな状況でも私は卒業までボッチだった。

訓練校は年齢層が高めで、しゃべるのが苦手な人も多い。私のような30代の元ニートの方とかもいる。その中でも私だけが孤立していた。

私は単なるニートってだけじゃなく、社会不適合者だと確信する

この訓練校に行ったことが有意義だったかわからない。資格を取得するために勉強するのだが、頭悪くて内容が頭に入らなかった。結局問題を丸暗記して試験に挑んで、なんとか一回目で何とかビルメン四点セットを取得した

しかし結局ビルメンには受からず、施工管理の派遣に就職した