No.1〜No.14までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
No.1換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 室内空気の二酸化炭素の濃度は、室内の空気汚染の程度を表す指標として用いられている。
2. 室内外の空気の温度差による自然換気では、温度差が大きくなるほど換気量は多くなる。
3. 事務室における必要換気量は、室の容積でその値が変動し、在室者の人数に関係しない。×
4. 第1種機械換気方式は、地下街や劇場など外気から遮断された大きな空間の換気に適している。〇第一種換気方式は、吸排気とも機械で行う、コストが高いが効果的な換気方式
No.2採光及び照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 照度は、単位面積あたりに入射する光束の量である。
2. 天窓採光は、側窓採光よりも採光量が多い。
3. 人工光源は、色温度が高くなるほど赤みがかった光色となる。×青みがかった光色
4. 輝度は、光源からある方向への光度を、その方向への光源の見かけの面積で除した値である。
No.3音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少する。
2. 残響時間は、室内の仕上げが同じ場合、室の容積が大きいほど長くなる。
3. 同じ機械を同じ出力で2台運転した場合、1台を止めると、音の強さのレベルは約3dB減少する。
4. 単層壁の透過損失は、同じ材料の場合、厚さが厚いものほど小さくなる。×厚いほど透過損失が大きく防音効果がある
No.4鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 片持ちスラブの厚さは、持出し長さの1/10以上とする。
2. コンクリートの長期の許容圧縮応力度は、設計基準強度の1/3とする。
3. 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。×普通のものよりせん断破壊を起こしやすい
4. 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
No.5鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 圧縮材は、細長比が小さいものほど座屈しやすい。×細長比が大きいほど細長くなり、座屈(たわみ)が起こりやすい
2. 柱脚の形式には、露出形式、根巻き形式、埋込み形式がある。
3. 鉄筋コンクリ―ト構造に比べ、同じ容積の建築物では、構造体の軽量化が図れる。
4. トラス構造は、比較的細い部材で三角形を構成し、大きな空間をつくることができる構造である。
No.6鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 厚さの異なる板をボルト接合する際に設けるフィラープレートは、板厚の差によるすき間を少なくするために用いる
2. 柱と梁を接合する接合部に設けるダイアフラムは、梁のフランジ厚さと同じ板厚のものを用いる。×
3. ボルト接合の際に部材間の応力を伝達するために設けるスプライスプレートは、母材に添えて用いる。
4. 鉄骨梁と鉄筋コンクリート床版を一体とする合成梁に設ける頭付きスタッドは、梁へスタッド溶接して用いる。
No.7杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. アースドリル工法は、オールケーシング工法やリバース工法に比べ、狭い敷地でも作業性がよい。
2. 既製コンクリート杭のセメントミルク工法は、伏流水がある地盤に適している。×伏流水とは河川敷や旧河道の下層にある砂礫層、あるいは化石谷内の砂礫層中を流れている地下水。硬化前に流出する恐れがあるので適さない
3. 鋼杭は、地中での腐食への対処法として、塗装、ライニングを行う方法や肉厚を厚くする方法などがある。
4. 既製杭の工法には、打込み工法、埋込み工法、回転貫入工法などがある。
No.8建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 風圧力は、その地方における過去の台風の記録に基づいて定められた風速に、風力係数を乗じて計算する。×速度圧に風力係数を乗じて算定する
2. 地上階における地震力は、算定しようとする階の支える荷重に、その階の地震層せん断力係数を乗じて計算する。
3. 床の構造計算をする場合と大梁の構造計算をする場合では、異なる単位床面積当たりの積載荷重を用いることができる。
4. 雪下ろしを行う慣習のある地方では、積雪荷重を低減することができる。
No.9図に示す単純梁に等分布荷重が作用したとき、支点に生じる鉛直反力VA及びVBの値の大きさの組合せとして、正しいものはどれか。
1. VA= 2.0 kN、VB=4.0 kN
2. VA= 2.5 kN、VB=3.5 kN〇
3. VA= 3.0 kN、VB=3.0 kN
4. VA= 3.5 kN、VB=2.5 kN
No.10図に示す単純梁にモーメント荷重Mが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
1.〇
No.11鋼の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 鋼は、弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻る。
2. 鋼の引張強さは、250〜300℃程度で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。
3. 鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。×炭素含有量が少ないほど柔らかくなり伸びが大きくなる。逆に多くなると強度が増すが硬くなる
4. 鋼のヤング係数は、約2.05×105 N/mm2 で、常温では鋼材の強度にかかわらずほぼ一定である。
No.12木材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 繊維に直交する方向の引張強さは、繊維方向の引張強さより小さい。
2. 心材は、辺材に比べて腐朽菌や虫害に対して抵抗が低い。×木の中心の心材は辺材よりも抵抗が高く、高価である
3. 節は、断面の減少や応力集中をもたらし、強度を低下させる。
4. 木材の乾燥収縮の割合は、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。
No.13日本工業規格(JIS)に規定する建具の性能項目に関する記述として、不適当なものはどれか。
1. 耐衝撃性とは、衝撃力に耐える程度をいう。
2. 断熱性とは、熱の移動を抑える程度をいう。
3. 開閉力とは、開閉操作に必要な力の程度をいう。
4. 耐候性とは、環境の変化に対して形状寸法が変化しない程度をいう。×
No.14防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表裏全面に鉱物質粉末を付着させたものである。
2. 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
3. 砂付ストレッチルーフィングは、原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏全面に鉱物質粒子を付着させたものである。×ストレッチルーフィングの表面の片側100mmを除いた残り1~3mm程度の砂粒を被覆させ、それ以外の表裏面に鉱物質粉末を付着させたもの
4. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。
No.15〜No.17までの3問題は、全問題を解答してください。
No.15測量の種類とそれに用いる機器の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1. 距離測量鋼巻尺
2. 角測量セオドライト
3. 平板測量レベル×平板測量にはアリダートなどを用いる。レベルとは高低測量または水準測量を行なう測量機械
4. 水準測量箱尺
No.16自動火災報知設備の感知器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 差動式分布型熱感知器は、湯沸室や厨房などの温度変化が激しい場所に適している。×
2. 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により一局所が一定温度に達することにより作動する。
3. 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。
4. 光電式分離型煙感知器は、天井が高い場合や吹抜けモール部分などの場所に適している。
No.17空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置し、混合ユニットで室内に吹き出すことにより室温を制御する方式である。
2. ファンコイルユニットは、圧縮機、送風機、加熱器等を内蔵した一体型の空調機である。×圧縮機は内蔵していない
3. 変風量単一ダクト方式は、VAVユニットの開度を調整することにより、送風量を変化させることで室温を制御する方式である。
4. 全熱交換器は、排気(室内空気)と給気(外気)の熱を連続的に交換する装置である。
No.18〜No.32までの15問題のうちから12問題を選択し、解答
No.18墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 通り心の墨打ちができないため、通り心より1m離れたところに逃げ墨を設け、基準墨とした。
2. 2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた。×順次下階の墨を上げると徐々に誤差が大きくなる恐れがあるので、1階の墨を上げる。
3. 高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行った。
4. 通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成した。
No.19地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 床付け地盤が堅固で良質な場合には、地盤上に捨てコンクリートを直接打設することができる。
2. 砂利地業では、締固め後の地業の表面が所定の高さになるよう、あらかじめ沈下量を見込んでおく。
3. 土間コンクリートに設ける防湿層のポリエチレンフィルムは、砂利地業の直下に敷き込む。×ポリエチレンフィルムは、砂利地業の直上に敷いて、地盤面からの湿気を遮断する。
4. 砂利地業に使用する砂利は、粒径のそろった砂利よりも砂が混じった切込砂利などを用いる。
No.20鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 耐圧スラブ付きの基礎梁下端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。
2. スパイラル筋の柱頭及び柱脚の端部は、40d(dは異形鉄筋の呼び名の数値又は鉄筋径)の定着をとる。×
3. フック付き定着とする場合の定着長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。
4. 梁主筋を重ね継手とする場合、隣り合う継手の中心位置は、重ね継手長さの約0.5 倍ずらすか、1.5 倍以上ずらす。
No.21型枠の支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 開口部がない壁が梁の幅方向の中央に付いていたので、梁の支柱をせき板と同時に取り外した。
2. パイプサポートの頭部及び脚部は、大引及び敷板に釘で固定した。
3. 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。
4. パイプサポートに水平つなぎを設けるため、番線を用いて緊結した。×
No.22コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 細骨材率が小さすぎると、所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする。×単位水量が減る
2. 高強度コンクリートには、高性能AE 減水剤を使用するのが有効である。
3. 単位セメント量が少なすぎると、コンクリートのワーカビリティーが悪くなる。
4. 川砂利と砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい。
No.23鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. けがき寸法は、製作中に生じる収縮、変形及び仕上げしろを考慮した値とした。
2. 板厚20mmの鋼板の切断を、レーザー切断法で行った。
3. 400 N/mm2 級鋼材のひずみの矯正は、850〜900℃に局部加熱して行った後に空冷した。
4. 鋼材の加熱曲げ加工は、200〜400 ℃に加熱して行った。×熱間曲げ加工は、200~400 ℃の青熱ぜい性域で行ってはならない。
No.24在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. せいが異なる胴差の継手は、受材心より150 mm程度持ち出し、腰掛けかま継ぎとし、ひら金物両面当て釘打ちとした。
2. 土台の継手は、腰掛けあり継ぎとし、下木となる方をアンカーボルトで締め付けた。×
3. 垂木の継手は、母屋の上でそぎ継ぎとし、釘打ちとした。
4. 大引の継手は、床束心から150mm程度持ち出し、腰掛けあり継ぎとし、釘打ちとした。
No.25シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. シーリング材の打継ぎは、目地の交差部及び角部を避け、そぎ継ぎとした。
2. 目地深さが所定の寸法より深かったので、バックアップ材を用いて所定の目地深さになるように調整した。
3. シーリング材の硬化状態は指触で、接着状態はへらで押えて確認した。
4. プライマーの塗布後、1日経過してからシーリング材を充填した。×30分程度乾燥時間を置いた後、速やかに充填する
No.26有機系接着剤による壁タイル後張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 外壁の施工に使用する接着剤は、練混ぜの必要がない一液反応硬化形のものを使用した。
2. 張付け用接着剤は、くし目立てに先立ち、こて圧をかけて平坦に下地に塗り付けた。
3. くし目立ては、くし目ごての角度を壁面に対し直角とし、くし目を立てた。×
4. 二丁掛けのタイル張りは、密着張りで使用する振動工具で加振して張り付けた。
No.27鋼板製雨どいの工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 谷どいの継手部は、60mm重ね合わせてシーリング材を充填し、リベットで2列に千鳥に留め付けた。
2. 丸たてどいの長さ方向の継手は、下のたてどいを上にくるといの中に、60mm程度差し込んで継いだ。×
3. 丸軒どいが所定の流れ勾配となるよう、とい受け金物を900 mm程度の間隔で取り付けた。
4. 丸軒どいの継手部は、重ねしろを40mmとし、相互のといの耳巻き部分に力心を差し込み、はんだ付けとした。
No.28セルフレベリング材塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. セルフレベリング材の流し込みに先立ち、下地コンクリートの乾燥期間は、打込み後1か月以上確保した。
2. セルフレべリング材の塗厚が大きくなりすぎないように、事前にモルタルで下地補修を行った。
3. セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。×セルフレベリング材の流し込みは、プライマー等を塗布する場合、塗布後半日以上乾燥させてから実施する
4. 塗厚が10mmのセルフレベリング材の流し込みは、1回で行った。
No.29ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 板ガラスの切断面は、クリーンカット(クリアカット)とし、エッジ強度の低下を防いだ。
2. 不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、ガラス下辺の両角の下に設置した。×
3. 吹抜け部分のガラス手すりは、破損時の飛散を防ぐため、合わせガラスを使用した。
4. 網入りガラスは、線材が水分の影響により発するおそれがあるため、建具の下枠に水抜き孔を設けた。
No.30塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 強溶剤系の塗料をローラーブラシ塗りとするため、モヘアのローラーブラシを用いた。×モヘア(山羊の毛など獣毛繊維の素材)は、強溶剤系塗料には向かない。
2. 木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用いた。
3. スプレーガンは、塗面に平行に運行し、1行ごとに吹付け幅が1/3ずつ重なるようにした。
4. 鉄鋼面の合成樹脂調合ペイントの上塗りの塗付け量は、0.08 k1/m^2とした。
No.31ビニル床シート張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ビニル床シートは、張付けに先立ち仮敷きを行い、巻きぐせを取る。
2. シートの張付けは、空気を押し出すように行い、その後ローラーで圧着する。
3. 熱溶接工法では、ビニル床シートを張り付け、接着剤が硬化した後、溶接を行う。
4. 熱溶接工法における溶接継目の余盛りは、溶接直後に削り取る。×溶接直後ではまだ熱が残っているので不適当。余盛り部分のカットはスパトラナイフなどで充分に冷えてから仕上げカットを行う
No.32内部仕上げの改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. コンクリート壁下地に塗られたモルタルは、一部軽微な浮きが認められたので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修した。
2. 新たに張るタイルカーペット用の接着剤は、粘着はく離(ピールアップ)形をカーペット裏の全面に塗布した。×
3. 軽量鉄骨天井下地において、新たに設ける吊りボルト用のアンカーとして、あと施工の金属拡張アンカーを用いた。
4. 軽量鉄骨壁下地において、新たに設ける下地材の高速カッターによる切断面には、、鉛の犠牲防食作用が期待できるので、止め塗装を行わなかった。
No.33〜No.42までの10問題は、全問題を解答してください。
No.33工事に先立ち行う事前調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 既製杭の打込みが予定されているため、近接する工作物や舗装の現況の調査を行うこととした。
2. 掘削中に地下水を揚水するため、周辺の井戸の使用状況の調査を行うこととした。
3. 工事予定の建物による電波障害に関する調査は済んでいたため、タワークレーン設置による影響の確認を省いた。×
4. 工事用車両の敷地までの通行経路において、大型車両の通行規制の調査を行い、資材輸送の制約を確認した。
No.34仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ハンガー式門扉は、重量と風圧を軽減するため、上部を網状の構造とすることとした。
2. 下小屋は、材料置場の近くに設置し、電力及び水道等の設備を設けることとした。
3. 休憩所内は、受動喫煙を防止するため喫煙場所を区画し、そこに換気設備と消火器を設けることとした。
4. 鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいようにすき間を設けることとした。×仮囲いの下端のあきは、幅木を設けたり、土台コンクリートを打って隙間のないようにする
No.35工事現場における材料の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 型枠用合板は、直射日光が当たらないよう、シートを掛けて保管する。
2. 木毛セメント板は、平滑な床の上に枕木を敷き、平積みで保管する。
3. 砂は、周辺地盤より高い場所に、置場を設置して保管する。
4. ロール状に巻いたカーペットは、屋内の乾燥した場所に、縦置きにして保管する。×カーペットのように巻いた状態で3~4mある場合は、縦に置くと折れ曲がったりするので横置きとする
No.36総合工程表の立案段階で計画すべきこととして、最も不適当なものはどれか。
1. 鉄骨工事の工程計画では、建方時期に合わせた材料調達、工場製作期間を計画する。
2. 総合工程表の立案に当たっては、最初に全ての工種別の施工組織体系を把握して計画する。×
3. マイルストーン(管理日)は、工程上、重要な区切りとなる時点などに計画する。
4. 上下階で輻輳(ふくそう)する作業では、資材運搬、機器移動などの動線が錯綜(さくそう)しないように計画する。
No.37バーチャート工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 各作業ごとの日程及び工事全体の工程計画が、比較的容易に作成できる。
2. 出来高の累計を重ねて表現すれば、工事出来高の進ちょく状況を併せて把握しやすい。
3. 多くの種類の関連工事間の工程調整に有利である。×
4. 縦軸に工事項目を、横軸に各工事日数を示し、各作業を横線で表したものである。
No.38品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 試験とは、性質又は状態を調べ、判定基準と比較して良否の判断を下すことである。×
2. 施工品質管理表(QC 工程表)には、検査の時期、方法、頻度を明示する。
3. 工程内検査は、工程の途中で次の工程に移してもよいかどうかを判定するために行う。
4. 品質計画に基づく施工の試験又は検査の結果を、次の計画や設計に生かす。
No.39工事現場における試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. フレッシュコンクリートのスランプの測定は、スランプゲージを用いて行った。
2. 鉄筋のガス圧接部のふくらみの長さの測定は、ダイヤルゲージを用いて行った。×デジタルノギスを用いる。ダイヤルゲージは距離を測る道具
3. 吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの確認は、確認ピンを用いて行った。
4. 外壁タイル張り後のタイル接着力試験は、油圧式簡易引張試験器を用いて行った。
No.40トルシア形高力ボルトの1次締め後に行う、マーキングの目的に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. マークのずれによって、軸力の値が確認できる。×確認できない
2. マークのずれによって、ナットの回転量が確認できる。
3. マークのずれによって、本締めの完了が確認できる。
4. マークのずれによって、共回りの有無が確認できる。
No.41工事現場の安全管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 安全施工サイクルとは、安全衛生管理を進めるため、毎日、毎週、毎月と一定のパターンで取り組む活動である。
2. 新規入場者教育では、作業手順のほかに安全施工サイクルの具体的な内容、作業所の方針などの教育を行う。
3. 安全朝礼では、作業が始まる前に作業者を集め作業手順や心構え、注意点を周知する。
4. ゼロエミッションとは、作業に伴う危険性又は有害性に対し、作業グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。× 生産や廃棄、消費に伴って発生する破棄物をゼロにすることを目的とする運動
No.42事業者の講ずべき措置として、労働安全衛生規則上、定められていないものはどれか。
1. 労働者に安全帯等を使用させるときは、安全帯等及びその取付け設備等の異常の有無について、随時点検すること。
2. 多量の発汗を伴う作業場において、労働者に与えるために、塩及び飲料水を備え付けること。
3. 足場の組立て作業において、材料の欠点の有無を点検し、不良品を取り除くこと。×業主任者の責務
4. 労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めること。
※ 問題番号No.43〜No.50までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
No.43用語の定義に関する記述として、建築基準法上、誤っているものはどれか。
1. 間仕切壁は、建築物の構造上重要でないものであっても、主要構造部である。×
2. ガラスは、不燃材料である。
3. 建築物を移転することは、建築である。
4. 住宅の浴室は、居室ではない。
No.44次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。
1. 地階に設ける居室には、必ず、採光のための窓その他の開口部を設けなければならない。×地階に居室を設ける場合で採光が確保出来ない場合は、非常照明をつけることで可(構造部が不燃であることに限られるが
2. 階段の幅が3mを超える場合、原則として、中間に手すりを設けなければならない。
3. 回り階段の部分における踏面の寸法は、踏面の狭い方の端から30 cm の位置において測るものとする。
4. 建築物の敷地には、下水管、下水溝又はためますその他これらに類する施設をしなければならない。
No.45建設業の許可に関する記述として、建設業法上、誤っているものはどれか。
1. 建設業の許可は、一の営業所で、建築工事業と解体工事業の許可を受けることができる。
2. 二以上の都道府県の区域内に営業所を設けて建設業を営もうとする者は、特定建設業の許可を受けなければならない×国土交通大臣の許可が必要だが、特定建設業の許可は不要
3. 建設業の許可は、建設工事の種類ごとに、29業種に分けて与えられる。
4. 工事一件の請負代金の額が建築一式工事以外の建設工事にあっては500万円に満たない工事のみを請け負うことを営業とする者は、建設業の許可を必要としない。
No.46建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項として、建設業法上、定められていないものはどれか。
1. 工事完成後における請負代金の支払の時期及び方法
2. 請負代金の全部又は一部の前金払の定めをするときは、その支払いの時期及び方法
3. 請負代金の額のうち予定する下請代金の額×
4. 工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め
No.47使用者が労働契約の締結に際し、労働基準法上、労働者に書面で交付しなくてもよいものはどれか。
1. 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
2. 退職に関する事項
3. 賃金の支払の時期に関する事項
4. 職業訓練に関する事項×
No.48労働者の就業に当たっての措置に関する記述として、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
1. 事業者は、通常の労働者の1週間の所定労働時間に比して短い労働者(パートタイム労働者)を雇い入れたときは、原則として、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
2. 就業制限に係る業務に就くことができる者が当該業務に従事するときは、これに係る免許証その他その資格を証する書面の写しを携帯していなければならない。×免許類は書面の写しを携帯するのは認められない
3. 事業者は、省令で定める危険又は有害な業務に労働者を就かせるときは、原則として、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならない。
4. 事業者は、つり上げ荷重が1t以上の移動式クレーンの玉掛けの業務については、一定の資格を有する者以外の者を就かせてはならない。
No.49廃棄物に関する記述として、廃棄物の処理及び清掃に関する法律上、誤っているものはどれか。
1. 建築物の解体に伴い生じたガラスくずは、産業廃棄物である。
2. 建築物の新築に伴い生じた段ボールは、産業廃棄物である。
3. 建築物の新築に伴い生じた土砂は、産業廃棄物である。×
4. 建築物の解体に伴い生じた金属くずは、産業廃棄物である。
No.50次の記述のうち、道路法上、道路の占用の許可を受ける必要のないものはどれか。
1. 歩道の一部にはみ出して、工事用の仮囲いを設置する。
2. 道路の上部にはみ出して、防護棚(養生朝顔)を設置する。
3. コンクリート打設作業のために、ポンプ車を道路上に駐車させる。×ポンプ車の路上駐車は一時的な行為なので「道路使用許可」さえあればよい
4. 工事用電力の引込みのために、仮設電柱を道路に設置する。