34才でニートを卒業し、特定派遣業の施工管理になった。派遣会社も仕事内容もブラックといわれているが、私が入った限りはそうでもなかった。

入ったのが2017年で、雇用条件や安全管理が厳しくなっていた。労働時間や禁止業務について、派遣会社も建築も厳しく調べるようになったからだ。職人や施工管理が安全管理を怠れば、行政から非常に厳しい罰則が適用される。

で私は二年間電気、検査、新築、空調などあちこちの現場に派遣された。しかし全然だめで、最短の三か月で派遣を切られてまるで役に立たなかった

体力がない物覚えが悪いで、施工管理なんてできるわけもなかった。そのうち体力もモチベーションもなくなり、さぼってるところを見つかってたりして、本当に厳しいお叱りを受けた。

現場の壮齢の現場監督や派遣先の若い正社員など、本当に辛辣なお叱りだった。叱られる自分で言うのもなんだが的確な内容で、私が叱られるのは当然だ。しかし私自身は思い出すのがつらすぎて、トラウマになっている。

現場は本当に忙しくて余裕がないので、使えない派遣がいたら、そりゃすぐにしかり飛ばして、派遣元にも苦情を入れなければいけない。

直前の派遣先で、私の不注意で運転中の車で軽い接触事故を二件も起こした。そういう悪評を派遣会社は聴収しており、もうお前に紹介できる現場はないから、自主退職してくれと迫られた。

私自身の勤務態度の辛辣な批判もあったが、業界自体がオリンピック需要がなくなれば、仕事が激減して紹介できないという事情も知らされた

そこで私はうつ病なので休職したいと申し出て、派遣会社は受領。定められた休職期間は二か月で、それをすぎたので当然退職の運びになった。要するに、「お前ほんとつかえねーから、首

建築は男の仕事で憧れていて、建築施工管理の筆記の資格もとった。しかし実際に現場にでると、私は物覚えが悪いうえにミス連発で、しかも勉強しようというやる気も足りなかった。建築どころか、現場に入れないほうが賢明で、派遣会社も速攻首にすべき人材だろう

私はバイトを始めたときも散々で、コンビニのレジ打ちどころか、品出しも碌にできず、清掃のバイトでも碌に使えない人だった。結局のところ、ニートが最もふさわしい職業で、働かないほうが世のためとすら思う。しかし働かざるもの食うべからずという名言があり、私のようなギリ健+社会不適合者でも、働く義務がある

長くなったが結局ニートが就職して働いても、だめだったという結果に終わった。失敗を反省してばねにして再チャレンジすべきだろうが、鬱がひどいうえ、仕事をしていると深刻なくらい痩せる(BMI17以下)ので再起不能な気もする