今日は所長と一緒に配送業務だった。
所長の人柄はこの仕事と会社が大好き、せっかち、上下関係に厳しい人物である。仕事が好きな理由だが、体力があってせっかちなところが配送業に向いているんだろう
横にいるとどうなるかというと、まず終始せかされる。おせーなとろとろしてんじゃねーと言われて、めちゃくちゃ焦る。
今日明らかなミスをして、灯油のローリーのハッチの点検口を閉め忘れていたのだ。これは灯油の残量を図るスケールが入っている穴で、小さな穴なので大事にはならない。多少灯油が漏れた程度で事件にもならないが、ミスはミスだ。
自分でも信じられないミスだが、所長と一緒に仕事をしているとすごい焦るのでワーキングメモリを常時消耗させられているような感じだ。多分エース君はワーキングメモリが多いのでこんなミスを犯さないと思うが、所長が目の前にいると、ほかの人もミスを連発していると思う
そして上下関係に厳しい人物は目下のものにろくに説明しない。それでできないとなんでこんな簡単なことできない?お前ふざけてんのかとか言われる
そして基本的に手伝ってくれない。今日はかなりきつめの配送だったが、私の仕事を監視しているだけでほんとに手伝ってくれない。肉体もきついのに、手に汗握るような緊張感につねに耐えないとならない
そして休み時間が一切ない。所長と一緒にいたくないのでよかったが、おにぎりを買ってトイレに行く10分間しか休憩なかった。飯は車内で食えるけどな
極めつけは所長は灯油を3000リットル以上積んだローリーで、法定速度の+20キロ出している。40キロ道路で60キロ出しているのだ。ほかの業種とか教習所が見たら、驚愕するだろうな。危険物を満載したローリーで、そんな飛ばす役職持ちがいるとは信じられまい
のっている自分はものすごい恐ろしかった。法定速度+20がこんなにスピード感があって恐ろしいものかと気が気でなかった。ジェットコースターよりはるかに恐ろしかった
そんなに余裕で飛ばしているということは、逆に事故った事がなく安全なことがわかってるんだろう。ゴールド免許持ちに意見することはできない
想像するに所長と親父は灯油の配送がとにかく忙しかった時代の人物で、めちゃくちゃ飛ばしてせかすのが板についているらしい。めちゃくちゃ飛ばしてせかさないと逆に落ち着かないのだ。そんなキツイ仕事人が集まるのかと思うが、当時は灯油の配送業は体力さえあればできる仕事だったんだろう
そういうめちゃくちゃ体育会系の人間が仕切っているような職種は離職率も高いだろうなと想像する
今日の仕事は前述の物以外大きなミスはなく、力がないわりに手際もよかったので、自分にしてはよかったと思う。力もいるし本当に色々とややこしいことがいっぱいあるのだ。
特に日報の書き方はいまだにわからないが、たまたまとっておいた先輩の日報の写真を見ながら何とかかけた。先輩とスマホには感謝しないとならない。おかげで所長にお伺い立てるような糞嫌なことをしなくて済んだ