クーラー設置と同じく、灯油巡回業では訪問先で1/10くらいの確率でジュースなんかをもらう。
この季節ではミカンや柿をくれることがある。お菓子もらったり菓子パンもらったりすることもあるんだが
これがまた有難迷惑だったりする。この季節はすげー寒くて水分補給するとトイレが近くなるだけなのだ。しかも車内はすげー狭いので置き場所に困る
持ち帰って冷蔵庫にいれたりもするが、大体1/4くらいペットボトルあけて残りは捨てている。もったいないと思うが、トイレが近くなって困るだけなので
もっと困るがミカンをもらうときだ。老人なのでこういった柑橘類を食べながら灯油ストーブで温まっているんだろう
だが灯油配送業の男は喫煙とジャンクフードを好む40~50代の男性で、果物を食べる習慣がない。果物食べる習慣がない人間には酸味がきつくてまずいと感じてしまう
だからもらったミカンに手を付けずに営業所に持ち帰るしかない。営業所には山盛りミカンがあって、どう消費するのか不思議に思う
くれるんだから受け取らないわけにはいかないし、食べる気にもなれないので、結局有難迷惑になってしまうのだ
まあミカンは暖かすぎる部屋で食べるには良いものだが、クッソ寒い野外で空腹と尿意を我慢しながら、作業している男たちにとってはうれしくもなんともない
自分は果物は健康のために食べる習慣をつけているが、営業所に積まれたミカンを手を付けるわけにはいかない。
私の上長である先輩への贈り物なので、私が手を付けるなんて上下関係から言ってもってのほかだ。私は遠目に通り過ぎて腐っていくのを見ているしかできない
逆にもらって一番ありがたいのは現金だ。矢継ぎ早に釣銭うけとったり払ったりしているとミスでちょっとづつ目減りしてくのだ。チップもらえたらありがたいに決まっている。
だが面倒なことにわが国では現金をそのまま渡すのは失礼という感情があり、冷え切ったジュースやミカンにして送ってくる。そうゆう余計な見栄や気遣いが食べ物を無駄にするのだ
もう一つ以外にありがたいのが菓子パンだ。正直菓子パンなんて渡すのは非常識に見えるが、カロリーと糖分を摂取できるので、もらったらまず食べられている。本当に飯食う暇もないくらい忙しいので
コンビニのおにぎりなんかもくれればうれしいが、いまだにもらったことない