最近生まれた投資の格言だが、プロの投資法ではインデックス投資に勝てないという格言がある
私自身は素人投資家故、非常に興味深い格言だ。普通に考えたら勉強と分析を重ねている頭のいい奴らのほうが投資の成績は上になるはずなので
それについて自分自身はこう分析している。素人投資の代表的なのがフルインベストで、プロがテクニカルだろう
テクニカルはリスク管理がめちゃくちゃ重要で、相場が読めない場合や、暴落の懸念がある場合はすぐに手じまいすることが推奨される。これは見上げた発想で、どんな業種のプロでさえそういうヒヤリハット対策をするべきだ
ただやばいと思ったらすぐ逃げろというのは小動物の発想だ。体力や体温の消耗が激しい。
一方フルインベストは大きな動物の発想で、動かないことでカロリーの消費を押さえ、体温を高めることができる
両者を比べた場合フルインベストの方が効率的だとはいえる。経済の世界では紙幣をすぐに何かに投資しないとインフレで目減りしてしまうので、その点でも消費が少ないともいえる
テクニカルで暴落を的中できれば大きなリターンを見込める。が外す回数が増えるほど、フルインベストと比べてパフォーマンスが落ちていく。理由は全く分からないが、プロの暴落予想はなぜか今時全く当たらないので、暴落予想自体慎む傾向がある
まあそんなわけで今時テクニカルをやるメリットはあまりないという結論だ。ただこれはおそらく最近の傾向で、政治や経済が成熟して社会が安定しているからこそそんな腑抜けた発想ができる
例えば戦国時代にフルインベストなんかやっていたらすぐに頭取られていただろう
まあ以上が私の分析だ。本職の方から見れば鼻で笑うような幼稚なものだろう。だが専門家が知らんようなことを一つ覚えている
日本にはカリスマトレーダーブームがあったのをご存じだろうか?多分今から10年前くらいの出来事で、アベノミクスバブル直後くらいだと思う
FXとか仮想通貨バブルが全盛だったころ、テクニカルの分析もてはやされ、数々のカリスマトレーダーが出現した。しかしいつの間にかカリスマトレーダーという単語自体聞かなくなり、ブームがいつの間にか終わっている。彼らはどこに消えたんだろう
もうカリスマトレーダーという言葉を聞くこともないだろうが、重要な知見があるような気がする。彼らが一発屋とか詐欺師とか言うつもりはない。テクニカルの分析が何らかの理由で徐々に当たらなくなってしまったんではないか?
これはテクニカルの研究を進める上で重要だと思う。だが外れて大損こいた、という忌まわしい記憶は闇に葬られてしまうので情報の集積ができない。アナリストやトレーダーを名乗る特に意識の高い人種なら、猶更そうだろう
直近では2022年の利上げバブル崩壊時に米国株でショートをかけて大儲けしたトレーダーたちが、一時的にもてはやされた。たしかよっちゃんと堀江とか、そんな名前の人物がいたはずだ