2023年7月12日執筆

私は仮想通貨に17万ほど投資てすべてパアになった過去がある。ビットコインやイーサリアムの情報なんていくらでもあるんだが、情報を発信するサイトが多すぎるゆえにネガティブな情報を集めるのが難しくなっている。なぜ仮想通貨を進めないのか書く

まず私は2021年4月にイーサリアムに17万投資して、2022年11月ごろすべてなくなってしまった。ウォレットの中身が流出してすべて抜き取られたのだ

この辺の手口も巧妙なもので、いまだに手口の詳細がわからない。

私はパソコンにウォレットのシードフレーズをtxtで保存していた。それがウィルス入りのソフトをダウンロードしたことによって、バックドアを作られて流出したようなのだ。

一応txtファイルの名前もわざとわかりにくい名前にしていた。またイーサリアム自体、katanaというサービスで、ステーキングトークンにして預けていたので、これの仕様をしっていないと、イーサリアムがあること自体把握することができない

それでも突然抜き取られて一文無しになってしまったわけだ。ハッカーの攻撃が執拗すぎて、並みのセキリティ対策では仮想通貨を守れないとすら思ってしまった。

トレザーというハードウェアウォレットを用意するか、完全なセキュアなPCを用意しなければ安心できない。正直そこまでするぐらいなら、仮想通貨自体諦めたほうが楽に思える

私がイーサリアムを購入した理由だがNFTゲームのaxie infinityに興味を持ったからだ。ゲームで金を得られるなんて面白そうだろう。

しかしNFTゲーム自体完全にブームがさって廃れてしまった。最初は加熱したが、最初だけ儲けられて、すぐにトークンの価値が暴落するのがお決まりのパターンだと判明すると、バブルがはじけてしまった

NFTゲームのでき自体は酷いもので、ゲーム性がまったくないクソゲーばかりだと評されている

そしてaxie infinity自体の面白さだが、V2時代はかなり見どころがあるカードゲームだった。既存のカードゲームをよく研究していて、読みあいのウェイトが高く、強力なデッキをもっていても負ける可能性がある

ネット対戦のカードゲーム、ハースストーンと比べても、ゲームデザインは決して劣るものではなかった

しかしV2の後発のOriginが発売されて一変した。OriginはV2を進化させた後継に当たるのだが、むやみに情報量が多くカジュアルとはほど遠い。面白いかというとNOで、ややこしいわりに読みあいの重要度は低く、対戦するデッキですでに勝敗が決まってしまう。最適なプレイングをすれば、最初から勝ち負けが揺るがないので、全然盛り上がらない

もうaxie infinityから引退してずいぶん経つが、NFTゲーム自体全然話題に上がることもないので、廃れていく一方なんだろうなと感じている。

この記事を書いている時点では、youtubeではGarten of Banbanに人気が集中している。一方NFTはいっさいプレイリストに上がることもなく、話題にされることもほとんどないようだ

まあ仮想通貨のゲームは結局どれも廃れてしまったわけだ

仮想通貨は通貨にならない

仮想通貨は誕生時、ドルや円に変わる新時代の通貨として開発された。

しかし通貨として使われることが絶対にないことが明らかになっている。経済学者がコラムを書いていたが、価値が常に激変しているのが障害になっている。例えば我々がスーパーで商品を購入するとき、お店は価格を書いた値札を置く。しかし仮想通貨は毎日価値が変動するので、毎日値札を書き換えないとならないのだ。

また表記のややこしさも深刻な障害になる。例えば今現在のレートで、日本円110円の商品をビットコインで表記すると、0.000025772521203BTCと書かなければならない。これを手書きするほうも大変だし、読むほうも絶対に小数点や0の数を間違える

次に主要先進国がBTCを通貨として採用する可能性が皆無であること。仮想通貨を自国の通貨として採用すると、自国が発行しているドルやポンドの信用価値が下がることになる。そんなことするわけないだろう

一応仮想通貨には紙幣を印刷する必要がないというメリットがある。コストもかからないし資源もいらないことを考えれば優れている。しかし紙幣が発行できないのであれば、デジタルドルやデジタルポンドを発行すべきで、わざわざ仮想通貨を採用する必要はない

以上からBTCやイーサリアムは通貨として開発されたにもかかわらず、通貨として使うことができないのだ。正直なところ通貨として使えない通貨なんてなんの必要価値があるんだろう

仮想通貨のインフレ

仮想通貨は既存の通貨の欠点であったインフレ対策がある。既存の通貨は永遠に発行され続けるので、インフレを起こし価値が目減りしていってしまうのだ

一方仮想通貨の発行量は厳しく制限されているため、インフレが起こりえない。だからこそBTCやイーサリアムは希少で、高価な値段で取引されるようになった

がそれが机上の空論であった。確かにBTCやETHの発行量は制限されているが、新しい仮想通貨が次々と開発されるので、仮想通貨自体はインフレに陥っている。ビットコインはインフレが起こらない、システムにはなっているが、現実は予想しえないインフレが起こってしまったのだ

この新しい仮想通貨が開発される可能性はさらに厄介で、BTCやETHより優れた仮想通貨が突然開発されて、既存の仮想通貨が無価値になる可能性ないといえない

仮想通貨はナスダックと連動している

仮想通貨は常に価格が激変している。その値動きは複雑怪奇で、突然価値が爆上がりしそうな期待感が常にある

しかし仮想通貨の値動きはすでに解明されており、米国のナスダック総合指数と連動する傾向にあることがわかっている

なぜナスダックと連動しているか?は議論が必要だが、youtuberのバフェット太郎の推測が信憑性がある

ナスダックは主にgoogleやappleなどのハイテク銘柄が大勢を占めている。これらはハイテク銘柄を買う投資家は、未来志向な投資対象を好むので、仮想通貨もナスダックと同時に購入するから、らしい

ともかく仮想通貨とナスダックは連動しているなら、リスクヘッジにならないので、両方を買うメリットはない。

であれば仮想通貨よりナスダックを買ったほうがリスクリターンは優れているのではないかと感じる。仮想通貨は突然無価値になる可能性があるが、ナスダックはもう50年以上も右肩上がりの成長を遂げてきた実績がある

リターンを追求したいのであれば、仮想通貨よりTQQQ(ナスダック三倍レバレッジ)の方がずっとましに思える。

唯一仮想通貨を購入するメリットがあるとすれば、税制になるだろう。国によっては仮想通貨の利益は税金がかからない国もある。一方我が国は仮想通貨は税制で不利なことが知られており、ますますデメリットばかりになる

価値がない

仮想通貨は通貨としての利用価値はなく、インフレもあり得るという話は述べた。そのため仮想通貨はアンティークやコレクションのような価値があるアイテムになっている

BTCは発行量が限られているため、希少なコレクションと言えなくない。ただアンティークには強力なライバルがいるため、相対的に仮想通貨のコレクション的価値が下がってしまう

その強力なライバルというのは、ポケモンや遊戯王といったトレカ勢である。Youtuberがけん引して大ブレイクし、BTCがかすむほどの爆発的な値段高騰を見せている

ポケモンカードや遊戯王はいまやとんでもない大ブームアイテムで、転売ヤーが常に少ない在庫に群がる状態になっている。ポケカや遊戯王の高騰が話題になるたび、仮想通貨の存在が霞んでしまうのだ

仮想通貨は話題になってもてはやされないと買われないので、最近は仮想通貨ブームは下火になりつつあり、以前のように高騰する機会が減っている

金やプラチナに対して見劣りする

いま地球上で本当に価値のあるものといえば、金やプラチナといった鉱物資源。これは地球に埋蔵する量自体が少ないため、いずれ枯渇する可能性は十分にある。

しかも金やプラチナは単なるコレクションではなく、工業用としても需要がある貴重な資源である

実質無限に発行でき、それ自体は無価値な仮想通貨と真逆の存在と言っていい。

金やプラチナの希少性や実用性と比べて、仮想通貨は投資対象としてはるかに劣っていると言わざるを得ない。

しかも金やプラチナは税制でもメリットがあり、年間50万の譲渡所得が適用される。さらに5年以上保有してれば、譲渡益が半分として計算できる特典がある

まあ仮想通貨はブーム次第で暴騰と暴落を繰り返しているので、トレーダー的視点であれば儲けるチャンスがあるともいえる。

ただ素人視点であれば、仮想通貨はFXのように大やけどにあうだけだろう。仮想通貨の値動きはおそらく素人をはめ込むための投機筋のスキームがある、

これから上がると見せかけて、利確が殺到して暴落するというお決まりのパターンを繰り返している。そんなものに投資しないほうがいいのは言うまでもない。