2024年10月27日執筆

近頃嫌儲で最近よく見るフレーズがある。”マスコミに踊らされるな。自民党以外に投票してNOを突きつけよう”というものだ

2chの民主党時代から”マスコミに踊らされるな”という単語は度々出現している。だが実際マスコミにどのように踊らされているというのか

嫌儲では自民党に投票する奴はマスコミに脅されているという。だがはっきり言ってそんなことはできない

なぜかというとマスコミの印象操作は常にネガティブバイアスに頼っているからだ。

これはどういうものかというと、”人はいいニュースは信じない。が悪いニュースは信じる”という習性を利用したものだ

嫌儲民は”マスコミが自民をヨイショして、政権維持させようと躍起になっている”と思い込んでいる。が浅はかな考えだ。なぜなら自民党の良いニュースを流しても、ネガティブバイアスで、絶対に否定されてしまう

一方逆に悪いニュースなら抵抗なく信じる。だから印象操作するなら悪いニュースだけをひたすら流せばいい。例えば選挙直前に2000万円の不正献金がありましたよ、とひたすら報道すれば、間接的に野党を援護できる

その結果今の日本国民は”野党には期待できないけど、裏金問題がある自民党だけはありえない”という誤った認識を植え付けられ、マスコミに見事に踊らされてしまった。結局「マスコミに踊らされるな」、と言っている本人がいちばんマスコミに踊らされているのだ

じゃあ自民党は金に汚いそうだけど、野党はどうなの?と聞きたい。これには反論するほうが有利だ。なぜなら野党はいっぱいいるし、汚職や不正献金で糾弾されても次から次に別の野党の名前をあげて、「自民党よりマシ」と言い張ればよい。

そうやって誕生したのが民主党と立憲民主党だ。ガワだけで中身は社会党時代と何も変わっていない。ただ自民党に反抗したい小市民に取り入って、議席を得ようとする詐欺政党だ

2024年の衆院選挙もそういった日本の例年通りのポピュリズムに陥っていて、デジャブを感じる。”自民党にお灸”、”裏金問題にNO”、”自民はダメだけど野党も期待できない”

基本的に有権者のメディアリテラシーは政権交代が起こった2009年と全く変わっていない。経済を何とかしてほしいのに、結局政治と金に終始するところも全く変わっていない。三か月程度で自民党の2000万献金問題のことなど忘れているだろう。

結局”経済政策を望む”だの威勢のいいことを言っても、マスコミに”政治と金”にすり替えられてしまった。マスコミの方が頭がいいということに気が付いてないらしい

だが一つだけ違うことがある。時間は刻一刻と進んでおり、元に戻ることはないということだ。また嫌儲民は民主党時代の円高株安時代に戻れると思っているらしいが、またあの時みたいに経済無策でどんどん日経が下がり、今度は円安が進むだけだ

時代は変わり続けるし、日経がダウと連動していたのも今後は変わっていくだろう。なぜならひとえに日経がダウに追従していたのは、自民党がそういう政策と外交をしていたからなのだ。野党なんて「これでアメポチから脱却できる!」と本気で考えている鳩山みたいなやつばっかだぞ

嫌儲も有権者もまた期待しては裏切られる、まともな野党探しを永遠と続けるんだろうか。信じられるのは安倍晋三だけだというのに