2023年7月24日執筆

りゅうちぇるについて三回目の記事を書く。私全然りゅうちぇるについて知らなかったと白状したが、ペコラと婚約した二年後に、イクメンオブザイヤー2018に選ばれていることを知った

他愛のないコンテストに見えるが、LGBTに用意された賞のにおいがする。この賞はベストカップルを決めるような賞でなく、育児に時間を費やした旦那を表彰する賞

私は保守的な考えの持ち主で、旦那は会社で働き、嫁は育児に任せきりで構わないと考えている。夫は仕事に集中でき、嫁は子育てに集中できるメリットがある。役割分担というやつで、お互いに長所を生かし、覚える仕事の量も減る

ただ夫も子育てに参加すべきを尊ぶという考えも察する。いわゆる男尊女卑という考えで、働く夫の方がえらくて、家事をする嫁のほうが卑下される見方があった。まあこれは事実というやつで、夫の年収は働く程上がっていくが、子育てのほうはいずれ終わり、嫁の子育てのスキルは水泡に帰す。

このままでは嫁は報われないので、夫が家事を手伝ってその苦労を偲ぶのは悪いことではないと思う。ただ嫁のほうは夫の仕事を手伝うことはできないので、奇麗ごとのように思える

この賞を受賞した四年後の2022年8月25日に、りゅうちぇるは離婚届を提出。婚約が解消され、りゅうちぇるにTwtiterにて批判が殺到した。これが問題の誹謗中傷の始まりというやつになる

ここでりゅうちぇるについてイラっとしたのだが、離婚の理由がよくわからない。離婚に至った声明の記事があるが、コメントが抽象的過ぎて要約できないのだ。りゅうちぇるはなんとなく、「夫でありたくない」「本当の自分と違う」と言っているようだが、これがなんかイラっとする。

男としてこの記事を読んでいると、「自分の子供はほしいけど、夫として責任ある立場になりたくない」「男という生き方にうんざり」という、男性や、夫という立場を侮辱するようなニュアンスが感じられる。

よんでいるともっといらっと感じられた。「女に生まれ変わって、離婚したいのに、非難はされたくないから、内容のない玉虫色の声明を出した」という下心が感じられるのだ。でりゅうちぇるはよく頑張ったとか、だきしめてあげたいとか、本人を擁護するコメントが続いて辟易する

正直Twitterで炎上した理由がわかった。りゅうちぇるとペコラがいかにも軽薄で、自分たちが批判されるようなことをしていることをわかってないように見える

以上からりゅうちぇるがネットで批判されていたのは当然だと感じられた。それを規制して封殺しようとするのは、やましい真実を覆い隠すという、別の罪を犯すことになる

まああえて擁護させてもらうと、りゅうちぇるばかり責められるのはかわいそうだと思う。ペコラもりゅうちぇるに一目ぼれして結婚し、栄誉ある賞に拝謁している立場なのだ。ペコラと子供がかわいそうではなくて、本来ペコラも同じだけ非難されてしかるべきだろう

次にりゅうちぇるが自殺した理由について述べる。これに関心が集まっていること自体が不思議なのだが、遺書がなかったので色々論争の的になっているようだ

ネットで検索するといかにもアフィカスが作ったまとめサイトに、以下の三つの理由があると書かれていた

  1. ネットの誹謗中傷
  2. 女性ホルモン注射によるメンタルの影響
  3. 父親としての世間体

どれもまあもっともな理由なので、いずれも深刻な悩みになるのは想像できる。そしていずれも解決できる見込みがない。ただ今のところ自殺は計画してなかったと思う。遺書を前々から用意しているはずなのだ。

本当にめんどくさいのは、遺書があるのかないのか、いまだに発表がないところだ。私の憶測では、遺書を書いておらず、見つからないので、あるともないとも発表できない状況だとみている

ここからは私の憶測をもとに、自殺の理由を推測する。りゅうちぇるが遺書を残さず自殺したのは、直前にすごくショックな出来事があったためだ

wikiには、「5歳の誕生日を迎える息子と、嫁のペコラと再開した翌日に遺体が発見された」と書いてあった。これは私の直感になるが、同じ直感を感じた人もいると思う。

久々に再開した嫁と息子は仲が良いようだが、りゅうちぇるは5歳に成長した息子と微妙な距離感を感じた。「ぺこらと息子は親子の関係を築けているようだが、自分はいらないような気がする」と疎外感を感じ、それがあまりにも悲しくて、突発的に自殺してしまったのだ

これがどれほど悲しいことなのか、誰にも想像もつくまい。自分が親子との関係と世間体で悩み、苦しんでるのに、全然報われない。同じ苦しみを理解して、同情してくれる人も誰もいない

りゅうちぇるの苦しみを理解できる人は誰もいないと言ったが、これは誇張ではなく統計学的事実に基づく。

りゅうちぇるは性転換願望をもつ男でありながら、結婚し実子をもうけることができた、きわめて珍しいケースなのだ。だからその悲しみや苦しみは誰にも想像することができない。

もうひとつ。我々はりゅうちぇるの人生から学ばなければならないことがある。りゅうちぇるは性転換願望を持つ男でありながら、最愛の人と結婚し、実の子供を持ち、社会的にも成功していた。LGBTの人々が理想とする、もっとも幸せな人生を得た。

それなのにこうなった。あなたはこれを真実とみるか、それともすべて偽りだと否定するか、それは全然、私の知ったことではない