自民党か詐欺党か
日本の政治は自民党の一党独裁だといわれている。中国のように流動性がないと批判される。海外の識者たちもしきりに政権交代し、二大政党制を導入すべきだという。
日本の政治の循環性のなさは、国力の低下に直結している。日本のGDPはかつて世界二位だったのに、今やどんどん没落して、ついに先進国の枠組みからも外れそう。それほどまでに自民党の独裁は悪いのだ
ただ当の日本人から見れば、政権交代しても政治は良くならないという認識がある。
過去に社会党や民主党が政権交代が起こったが、その時どんなことが起こったのか有耶無耶になっている。自民党時代よりはるかによかったという人々がいる
しかし昔のことは情報がなく追及できない。そして事実としてそれらの政党は四年持たずに与党から転がり落ちて、名前を変えている。ひどいもので存続してはいるが、選挙で負けるからという理由で看板を変えているだけなのだ
その時の政策も詐欺みたいで、税金を下げるといって与党になったのに、増税を始めた。野党というのは単純に言って詐欺みたいな政党なのだ
民主党や社会党が与党になった理由も酷いもので、自民党にお灸を据えたい。たったそれだけだ。それにコロッとだまされた与党になる。詐欺みたいな政策を繰り返して転落。看板を変えて新党アピール。詐欺集団以外の何物でもない
これが日本の政治のレトリックというべき、”自民党か詐欺党か”である。自民党はもう嫌だが、自民党の批判の受け皿である、詐欺みたいな野党には投票したくない
自民党がけっして良いわけではない。自民は現実主義の保守政党で、企業や権力に順重。そのおかげで企業や官僚が優遇され、税金ばかり上がり続けている。
それらの既得利権優遇により、日本国民の賃金の低さは突出しており、国力や競争力の低下につながっているのは間違いない。
私は日本の政治が良くなるには、自民党が大多数をとって、保守とリベラルの二つに分裂するのが理想だと考えている。だが自民党がそれだけの大勢力になることはあり得ないので、自民党が上に乗っかっているだけの政治は続くだろう。
これが海外の識者たちが知る由もない、日本の二大政党の実態である。海外の識者たちも日本の没落は政治の停滞にあるとは気づいているが、日本の政治の黒歴史までは知る由もない