絵師と作家の対称性

生成AIの模倣がやばいと最初に提言したのは、プロ絵師の方
過去AIに盗作を辞めさせよと話題になったことがある
この提言は今に至って真に正しくて、AI絵に席巻されてしまった
生成AIイラストはクオリティ高すぎで、人間の作業量を凌駕している

一方小説界隈はどうなるのかというと、全く同じになる、わけではない
なぜかというと、絵師界隈と小説界隈は対称的な動向をしている
まず絵師の著名人は生成AIに危機感を表明したが
対称的に、小説界隈の著名人はとくにない

小説界隈の著名人とは誰かというと、村上春樹や歴代ラノベ作家が該当する
これはそれだけ売れてる著名人なので、発言権を持つ人物とみなせる
この方々は特に生成AIについてコメントは不明で、特に動きもみられない

次いでwebプラットフォームの動向を述べる
CG系の投稿サイトとしてはPixivが有名
Pixivは何でもありだが、AI絵はちゃんとタグが付いており、AI絵を自作絵と偽るケースは少ないと思う
ユーザーとしてはもうクオリティ高い、AI目当てで来てる感じになっている
絵師の方としては最悪の状況だが、訪問者と投稿者はマナーは守っていると言える
pixivもAI絵に侵食されまくっているが、なぜかしぶとく生き残るに至った

自分が知る限りもうひとつ有名なCGサイトとして、海外のe621がある
ケモナー向けのポルノサイトという感じだ
実はe621はpixivと全く対照プラットフォームに進化しており、furryと非AI絵しか許さない
真に奇妙だが、AI絵が投稿されると、訪問者が見つけ出してBANするのだ
総じて熱心なケモナーの方々に支えられているCGサイトといえる

で一方web小説サイトはそういうこだわりや特色がない
カクヨムや小説家になろう、アルファポリスがあるが、個性があるかというと微妙だ
どのサイトも売れ筋のなろうや悪徳令嬢が並ぶという感じ

総じて絵師と小説家では、動向が対照的すぎると感じる
利用者のニーズも対照的だと予想している
自分は直感があり、CGはAIで全然かまわないが、ノベルは人間じゃないと嫌
そういう全く対称のニーズがあるとみている

投稿者も対称の反応をするとみている。
絵を投稿する人々は、自分が書いたと思われたくないので、AIタグをつける
CG目当ての人間も、わざわざAI絵を探してたりする

一方小説は自分が書いたと思われたいので、AIタグをつけない
なぜ小説はAIタグをつけないのか?というと、自分が書いたと偽ってバレないから
そして読者もAI小説を読みたくないから
そんな騙し合いの思惑が、これから起こると予想している