生成AI小説の見抜き方
生成AI小説を見抜くには、AIchatと人間が協力して行う必要がある。aichatに小説を張り付けて、aiに読ませる。そののち、人間側が「この部分が生成AI文章ではないか?」と指摘することによって、はじめて生成AI文章だと判明する。人間側は以下の項目で生成AIだと見抜ける
国語辞典
歴史系の小説でよくあるタイプ
- 漢字密度が異常
- 年代とか記号が精密。間違いが一切見られない。
- ルビもものすごいしっかり振られている。ルビはいちいち入れるのに労力がかかるので、生成AI小説の確率が飛躍的に高まる
情報過多
一文の情報量が異常で、ぎちぎちにつまっている
”俺は仲間たちと共に再びあの神秘と危険に満ちた渓谷へと足を踏み出した。”
”俺たちの前途には未知なる自然の脅威と人の心の闇が生み出す混沌が待ち構えている。”
大げさな表現
”宗教画の聖女のように穏やかな光彩”
”王都の象徴である白亜の王城”
”燃えるような太陽”
”灰にまみれた種火”
年代ジャンプ
歴史系は小説の途中で、突如年代が飛ぶ
”1549年3月23日(天文18年)”
ポジティブ終止
生成AIに小説を書かせると、締めの文章がポジティブにされる
”最大の挑戦が今、始まる。”
”俺たちの航海はまだ始まったばかりだった。”
”俺の呟きは新たな戦いの始まりを告げる静かなゴングのように、夜の闇に響いた。”
台詞がどうでもいい
AI小説は、一定間隔で「そうだな」「なるほど」など中身のない会話が入る。漢字や用語はしっかりしているが、特に感情もなく重要でもない
バイオレンス描写なし
AIはガイドラインによる表現規制が厳しく、出血や性的描写は行わない
ルビが降ってある
小説サイトにはルビを振る機能がある。しかし実用性は皆無。なぜなら、IMEで難しい漢字のよみがなは調べられるからだ。総じてルビを振るのは大変な上に、当て字ぐらいにしか使う必要はない。
一方GPT5はわざわざ難しい漢字にルビを入れようとする。さらにAIはweb小説にどんな漢字にルビを振っているか統計学習している。ルビを振っていることが逆に生成AIを見抜かれるリスクがある
台詞が難解かつ長すぎる
「はい。『大地の怒りが目覚めようとしている。人の傲慢が星の眠りを妨げる時、古き竜が再び天に舞い全てを無に帰すであろう』……といった内容です。そのお告げを発したとされる神官や巫女たちは皆、原因不明の昏睡状態に陥っていると」
「この船底には竜骨と呼ばれる太い梁を通し、船体の強度を保つ。帆は縦帆と横帆を組み合わせよ。そうすれば、向かい風でも帆を張って進むことができる。それと船体には鉄の釘を使うな。木釘で固定せよ。」
「陸の次は海だ。熱田湊で南蛮船を建造する。この船で海外との交易を始め織田家の財力を磐石な物にする。勿論、天下統一の海軍としての軍事力にも使う。軍艦はどんどん造るぞ!西欧列強がこの国に攻めてきた時に備える為にもな。」
「領主殿の屋敷に、と言いましても。確かに領主様より依頼を承りましたが、どの冒険者が仕事をしたのかの事情を申し上げることは出来かねます。こういった依頼に関する情報は、仕事をした冒険者本人、依頼者本人、あるいはギルドがある街の代表――この場合は領主様により正式な手続きを踏むことでしか他者に開陳されないのです。今回は依頼者が領主様ですので、冒険者本人か領主様より手続きを申し込む必要があります。なので貴方に情報を明かすことはできないのですよ」
生成AI小説だと確定で見抜く方法
台詞が長くて難解な場合、生成AIに書かせた小説だと即確定する。理由は
- 人間の思考で思いつく言葉ではない
- 人間が言えるようなセリフではない
- 人間が聞かされても理解できない
- AIによる生成AI文章判定でも、生成AI文章だと認識されやすい
そして作家としても悪質だと露呈する。なぜなら、一番大事なセリフをチェックせずにポンだししたことになる。労力を省いて成果を得るためだけに、生成AIに書かせたことが確定する
amazonで売っているような電子書籍に、もし異様に長いセリフが見つかった場合。生成AIを使ったゴーストライターとして、炎上確定。amazon側としても極めて悪質として販売停止処分を下したほうが良い。
今のところそういった例はないが、web小説にはキャラクタの異様に長い説明台詞がたびたび見られる。しかもごく最近のことだ。GPT5の登場とともに、AIに生成AI小説を書かせる作家が増えたのだと予想している