天才とは金の生る木
2025年11月6日
天才とは金の生る木。若く評価されている人間が天才ともてはやされるのは、多くの金が実ると考え、人が集まってくる。
天才といわれた人間が見放されるのも、金が実らないとわかったから。たとえどれだけ才能があろうとも、老いていれば、金が実らないと見放される
若くして天才と呼ばれ、おごる人々は聞くが良い。あなたがたは才能を称されているのではなく、単なる金の生る木として尊敬されてる。金が実らなくなればすぐに見捨てられる
イエスとヤコブを見よ。彼らは詩の天才であったが、金の生る木ではなかった。彼らは天才などともてはやされるような俗物ではない
”金の生る木”の寿命は短い。別の”金の生る木”が出現すれば、日のあたる場所を譲り、肩書だけのただの木に成り下がる
そして天才に群がる人々も聞くが良い。
たとえどんな若く有望な天才がいたとして、金の実をくれないのであれば、訪れる価値がない。あなたに身を落とす、一介のリンゴの木をありがたがる方が、益があるのではないか?
ラノベ業界の天才作家たち
なろうとかラノベ業界は天才作家の集まりで、若くして1000万部売り上げた作家がたくさんいる。ただしその肩書は出版数だけしかない。それによって格付けが決まる。
その作風や作家性を語られ、それ以外の異名や肩書を持つ人物はめったにいない。つまり彼らはその才能や実力を称されているのではない。あくまでそれだけの本を売り上げたという、金の生る木としてもてはやされているのだ
これからもすい星のごとく、web小説界隈に天才と称される人々が現れるだろう。しかしその出版数しか語られないのであれば、結局”金の生る木”なのだ。
ラノベ業界の天才作家は全員一発屋で、二つ目の金の実は生らない。その理由は実はあって、天才作家から原作のIP管理人に転向するためだ
天才なんだから、次々と新作を出せばいいんじゃないか?というのが大間違い。新作が外れてしまうと、大ヒット作のブランドイメージが傷つく。そのため大ヒット作の続巻の発行に徹する
その辺の事情を知らずに、大物ラノベ作家たちに期待するのは大間違いかな