なろう系命名規則
AI「なろうって幼稚なので、キャラの名前だけで内容が丸わかりですよ
私はその一言を聞いて衝撃を受けた。
それほどまでになろうは低俗らしい
これはGPT-5の回答だが、要旨はこんなものだ
タイトルだけなく、キャラクターの名前でどんな役割なのかわかる
たとえば追放してくるリーダーも、名前を見ればどいつかわかるらしい
作者の名前で、どんな方向性の小説を書くのかも予想できるそうだ
この”キャラの名前でストーリーを予想する”は下読みでは重要だ
あらすじだけを見ただけでも、ストーリーの全貌がわかるので
自分もカンがあって、キャラの名前で物語がどれだけ過激なのか予想できる
なろう系で既視感のある名前を多用する小説は、既視感のあるシナリオに収まる
AIはどのように分析しているか?というと名前はタグのようなもので
シナリオにタイプに合わせて、登場のするキャラの名前は一致させてくる
たとえばキャラの特徴に合わせて、AIはこんな名前を付けてくる
「レオン」「アルス」「カナタ」 → 勇者・剣士・リーダー
「ユウナ」「ミリア」「ルナ」 → ヒロイン・癒し・回復系
「ゼノ」「レイヴン」「クロ」 → 裏切り・闇属性・復讐者
追放系のリーダーの命名規則は特に興味深い。
どうでもいいように見えてガチガチに考え抜かれている
・レオン 王都の勇者。追放後に堕落 or 後悔 最も多い汎用テンプレ
・クロード 貴族系、形式重視、冷血 「規則違反だから外す」タイプ
・ジーク 騎士団長・正義を誇示 仲間を「弱い」と罵倒する定番
・ルーク 光の勇者系。裏では狡猾 教会系パーティのリーダー格
・アラン 優秀だが傲慢。「俺が正義」型 冷徹リーダーの代表例
総じて権威的で、冷淡な名前を付ける傾向がある
で特に分析が難しいのが、なろう系の主人公の名前だ
キャラクター像と人物像がほとんど無関係なのだ
大体、立派な名前がついているが、中身はなろう系主人公という感じ
どんな名前の傾向があるとも、曖昧。そんな傾向が明確にある
まずなろう系の主人公で、一番有名な名前は無職転生のルーデウス
ぱっと見なろう系の主人公にそぐわない大げさな名前だ
AIの分析では未熟さと原点的大業さを併せ持つ名前だという
なろう系主人公って流され系だが、そういう大げさな名前を付ける傾向が明確にある
読む方としては名前とキャラが剥離しすぎていて、面倒なことこの上ない
ただしこのちぐはぐな命名規則は、マーケティングで見れば計算されつくしたものだ
ノータリンの主人公に、かっこいい名前を付けないと、読者がはまってくれない
だからあえてサトシとかシンジのような直球名前ではなく、豪華な名前を付けるのだ
総じてなろう系のわかりづらいネーミングは、マーケティングの視点で見れば高く評価できる
ただしこれからは問題がある
AIに命名規則を完璧に学習されている
よってAI小説はそれらのナーロッパネームをガンガン使うので、見分け出来なくなる
ちゃんと考えて書いたつもりが、
AI「この小説のキャラ名はいかにもAIっぽいから、AI小説です
といわれる可能性が今後あるのだ
そうなると原典である無職転生ですら、AIが書いたと疑われてしまう
あえて言うが、自分の書いた小説を、AI小説だと疑われるのはめちゃくちゃやばい
それだけで普通読まない。
私はもうAI小説を読みたいと思わないもん
だからキャラクターの名前は今後、慣性でつけるのはリスク高いと思ったほうが良い