海面上昇

カクヨムに投稿されている皆さんの小説を見て思う
全体的にレベルが高い
致命的に日本語が不自由な小説も見当たらない
どれもちゃんとしたラノベにはなっている
だが不思議に思う。
どれも個性的な設定でレベルが高いが、見分けがつかない
全ての小説が個性的な設定でレベルが高いから、逆に没個性なのか
私は首を傾げた
AIの小説もそんな感じで一見よくできたラノベになっている
これを全部ごちゃ混ぜにしたら、余計どれも見分けがつくまい

そしてそういった皆さん方のよくできたラノベの価値は0だ
高度0の平均海面のようなもので、平均が上がると、
海面ラインの作品ばかりになり全部0扱いになる

この現状をどうすればいいのだろうか?
どうにもできない。我々は海面を漂う藻のようなものだ

一方一番影響力がある頂点の方々はどうだろう?
主導権があるのは雲の上にいる角川だ。
この地球温暖化の状況で、利益を出せる小説を見出さないとならない

とりあえず利益を出すために、適当ななろう作品をすくい上げるはずだ
藻を救い上げて、おいしい海藻なんですよ、といってなろうファンに売り出す
海藻なんてどれも同じなので、おいしいと言って食べてくれるはず

角川含め出版社が目を皿にしている期待の新人とは何か?
薬屋のひとりごとの後釜だ
悪徳令嬢の後釜で、女性向けのシンデレラストーリーだと分類できる
この女性向けは一度当たるとすごい強い
作者も天上行きが確定する
つまり出版社に迎えられ、我々を見下ろす身分に生まれ変わるのだ
女性向けで売れる創作は、別格扱いされているのは間違いないと思う

一方男向けのシンデレラ、なろう系で天上行き確定させた作家は誰か?
最近は”片田舎のおっさん剣聖になる”が最新だろう
中年向けのなろうストーリーで、コミカライズが神だった
そしてこの作品自体別格で、投稿開始からすぐに出版化された超エリート作だ

シャングリラフロンティアもある。
SAOの後釜的作品で、コミカライズとアニメが神だった
どっちもクオリティが桁違いに高い、主力IPと目されていた
ただし原作の方はそんなに売れたわけでもなく、影が薄いという感じ

断っておくが、名前を挙げた作品は、私いずれも大嫌いで見てすらいない
皆さん彼らを模倣して、神作家目指して頑張ってくださいって感じ
神に登れれば、恐れ多い存在なんで、出版社に捨てられることはあるまい

今回なろう界隈について海を利用して例えた
どうかな?わかりやすかっただろうか?
こんなことランカー(怨恨)の方々はとっくに知ってるので、鼻で笑うだろう
ただあえて言うが、ものに例えて教えるのは聖なる行いだ
この邪悪で憎しみのこもったお話ですら、聖書見たいに輝く
そこまで言うのはどうかって感じだが