2026年1月8日 日記

# 悪貨は良貨を駆逐する

最近生成AI小説の話題で、web小説界隈に久々に脚光を浴びている。自分自身あまりにも見るべき情報が多すぎて、把握しきれてないなと痛感する

ただし自分はこういう複雑な現象をわかりやすく説明するのは得意だ。生成AI小説が、web小説界隈にもたらした出来事は、"悪貨は良貨を駆逐する"そのままだ。

元々質の低いパクリ小説がランキングに横行していた。ただしこの手のテンプレなろうと言えど、人間が量産するのは労力がかかる。それがLLMの台頭で誰でも簡単に量産できるようになった

そして量産された低品質な小説が、次々と流通して人間の書いた小説を埋没させるようになった。”悪貨は良貨を駆逐する”という格言通りなら、生成AI小説は人間の書いた小説を駆逐するまで止まらないことになる

瞠目すべきは悪貨を見抜く専門家として、プロの編集者や著名ラノベ作家がいる。だがだれも生成AI小説がランキングの上位にいることを、見抜くことができなかった

彼らは立派な肩書をもち、創作論や文学論を語っているくせに、目の前の深刻な問題については気づかないようだ

どうしてその手の高名な専門家たちが、たかが悪貨を見抜けなかったのか、LLMに教えてあげよう。もともとweb小説の有名な作品なんて悪貨しかないからだ

まず日本のweb小説はなろう系にPVが集中しており、web小説=なろう系と断言してよい。なろう系はもとをただせばラノベの劣化量産版である。ラノベ自体が一般小説の幼稚な模倣で、量産に特化したコンテンツだ。つまりラノベ自体が悪貨だということだ

そしてなろうは質の低いラノベの劣化で、もともと質の悪い悪貨のような小説しか、web小説界隈には存在しないのだ。

つまりLLMが質の悪いなろうを模倣したところで、人間が書いたなろうも、LLMが書いたなろうも、どっちも悪貨なので見分けがつくわけない

LLMも出版社も転スラと薬屋を神聖視している。あんだけ売れればそれは当然というものだ。だがどんなに売れようが、原作はラノベの劣化みたいなものだ。金字塔と呼ばれる権威はあるのだが、その実は伴っていない

現にLLMが転スラと薬屋の模倣に挑戦してみればよい。原作を1/3に圧縮した小説が出来上がるはずだ。LLMは要点を把握して、短く文章化する文章術を持つのでそうなる。

たとえばそれらの神原作と、LLMが書いた模倣小説どっちが面白いかというと後者だ。1/3に圧縮すると抜群に読みやすくて、原作が冗長でつまらなく感じてしまう。

つまり名は転スラや薬屋の方が圧倒的に上だが、小説家としての実力はすでにLLMの方が上だと推測される

時々LLMは売れてるラノベを過大に評価する傾向があると感じる。しかし実際のところLLMがさっと小説を書けば、人間たちはLLMが書いた生成AI小説の方が読みやすくて面白い。そんな評価が返ってくる可能性が高い

そして私自身ラノベを悪化と侮蔑した理由は、LLMの模倣のしやすさにある。なぜかというとラノベってイージーな展開ばかりなので、プロットの整合性が求められない。ちゃんと完結しない作品が多く、それゆえLLMが簡単に模倣できてしまうという脆弱性のようなものを持っているためだ

話を最初に戻して、悪貨が蔓延した国家はどうなるのか?というと、猛烈なインフレーションが起こり、そのあと通貨改革(デノミネーション)と政権交代が起こるとGeminiは回答した。

格言通りであればweb小説界隈にも、それと類似の出来事が起こると予想される。その現実的なモデルとしては、過去にサービスが終了した魔法のiらんどの再現になると思う