2026年1月12日 日記
web小説ではなろう系と呼ばれるラノベの派生が人気で、転スラや薬屋などは四千万部を超える記録を打ち立てた。このライトノベル産業は近年も拡大傾向にあり、電子書籍の普及でシェアを伸ばしている
一方このコンテンツの売り上げ傾向としては、小粒化が進んでいる。全盛期は一千万部越えの大ヒット作が多数登場した、市場が成熟するにしたがって、一作当たりの売り上げが減少。その現象を補うために多数の小説を出版する小粒化が進んでいる。
それに伴い出版社は、多数の小説と作家を要し、編集者たちの労力は増大した。市場全体の売り上げは拡大しているが、流通に伴う労力と人件費は年々増加している
この小粒化の現象は今後も続く見込みで、天才作家が続々出現するような奇跡でも起きない限り、薄利多売による損失はどんどん増加していく
その解決策として有望視されるのが、近年台頭したLLMだ。Geminiなどはweb小説プラットフォームにおいて人気のジャンルを把握しており、模倣小説を次々量産することができる。
それにより各レーベルはラノベの人気作を、生成AI小説に置き換える。各作家をLLMに置き換え、またはプロンプターと呼ばれる、LLMを操るクリエイターに一元化することによって、手間と人件費を削減できる
LLMが各生成AI小説は人間の作家に比べてクオリティが落ちるといわれていた。しかし2025年に入って、webプラットフォームの大賞を受賞。読者の目から見ても生成AI小説は見分けることができないといわれ、クオリティは人間の作家と同水準に達している
LLMは人間の作家に比べて作家性やオリジナリティが乏しいと指摘されている。が利便性・柔軟性・量産性に優れ、かつガイドラインとコンプライアンスの厳守において右に出る者はいない
生成AIコンテンツの販売は著作権的な問題があるが、監修者を記載し、AIアシストコンテンツの表記を行えば、解決できると思われる
今後各ライトノベル配給元は、人件費の高騰と売り上げの小粒化を理由に、クリエイターをLLMへの置き換えに着手すると予想される
社会的な影響を俯瞰すると、生成AIへの置き換えは、作者や出版社の抵抗が大きい。一方ライトノベル業界は、生成AI小説へ作者と読者の反対の声も少なく、ほかのコンテンツ業界と比べてスムーズに移行する目論見がある