2026年1月19日 日記
# ライトノベルの小粒化の危機
ライトノベルはなろうを主役とし、コロナ危機と電子書籍ブームによって市場規模を拡大してきた。
現状日本の代表的コンテンツ市場として認識されて、売り上げに陰りはみられない。一方小粒化が進み収益性が低下するという深刻な問題に直面している
なろう系は一本当たりの売り上げが低下し、それを補うために出版社は発売タイトルを増やす薄利多売戦略をとっている
この薄利多売には欠点がありタイトルが増えると、流通にかかる労力とコストが増大する。
またIPの小粒化が進むと、ゲームやグッズ化のメディアミックス戦略が不可能になる。結果カドカワの売り上げは巨大だが、一方収益性が低下し企業利益がどんどん落ち込んでいる
なろうやカクヨムで書籍化率が下がっているのもこれが原因で、ランキングの上位を書籍化しても、経費がかさみ利益が望めないからだ
カドカワの経営戦略としてはワールドワイドが望まれているが、小粒化が進んでいる現状、ローカライズのコストがかさみ利益はあまり望めない。
いろいろと意識高い展望が叫ばれているが、ライトノベルの経営戦略は手詰まりの状況なのだ
日本人クリエイターの才能に頼る戦略も手詰まりで、あれだけ映像化のクオリティが高かった、シャングリラ・フロンティアもブームを巻き起こせなかった。
一方米国にはすでにズートピア2という、あらゆる国々で配給できるマルチ作品が出現してしまったため、今後日本のラノベコンテンツの売り上げはさらに厳しくなる
創作論で見れば20年に一度クラスのIP、リングとかエヴァンゲリオンと同等のIPをカドカワが引ければ、ライトノベルも流れが変わるのではとみている。だが現実的にはあり得ないので、小粒化の流れを覆すことはできない