未来世界において、3つの企業群が国家と国境の枠を超えて世界を支配していた
この三つの企業国家連合勢力のことをトリニティと呼ぶ
さらにこの三つの勢力が拮抗していることを、トリニティ・トライアングルと呼ぶ
この三つの戦闘が極秘裏に枯渇する埋蔵資源をめぐって局地的な紛争を展開。
それが激しさを増すごとにトリニティ・トライアングル戦争と呼ばれるようになった
従来型の戦争と異なるのは、宣戦布告らしきものはなく、いつ戦争が始まったのか定かでない
ある日突然ドローンや、隠密部隊が夜間市街地で戦争を始めたかと思えば、次の日の朝忽然と消える
どの勢力がなんの目的で交戦したのか、という証拠も残っていない
しかし銃撃や爆破に巻き込まれた市民たちが大勢おり、どの勢力に攻撃されたかわからないまま
戦場と非戦闘区域の区別もあいまいで、監視がない未開地域のほうが戦闘が始まりやすい
またトリニティに属していない市民ほど、トリニティの保護対象とはみなされず戦闘に巻き込まれやすい。
その結果、より世界中の人間たちはトリニティにこぞって属し、依存するようになった
また監視カメラがいる区域にいないと、正体を隠した無差別ドローンの攻撃に巻き込まれやすく、より監視社会に近づいていった
トリニティたちの目標は埋蔵資源の独占と、アメリカ合衆国の主導権獲得である
トリニティ・トライアングル戦争はサイバーパンク系SFでよくある、巨大複合企業同士の抗争を完結にまとめたもの。ただし世界観はすごいシビアで、資源とアメリカが最優先で、それ以外は眼中にない
トリニティの勢力は主にアジア・ヨーロッパ・それ以外の企業と国家で構成
その三つの勢力をそれぞれ、名だたるアメリカの大企業が頭目として束ねる(国家戦争ではなく、巨大複合企業の抗争なので
1. 人民企業連合会(Zinmin Corporation)
アジア企業連合に基づく勢力
2. ユーロシア・インダストリー(Eurossia Industries)
ロシアを含むヨーロッパ企業連合
3. アズラ・グローバル(Azura Global)
ユダヤ資本、インド、南米企業連合