ジャイロカップ決勝トーナメント イタリア

情報
チームのバランスの良さは世界一ね。攻めのストラット、リベリ、ジャシント。リベロのロッシ、GKのヘルナンデスと弱点が見当たらないわね。

作戦
あきらめずに自分の力を信じて戦うしかない。底力をみせるときだぞ。

ついにストラットとの対決。リベリとゾフはディフェンス時にスピードが倍になる。ヘルナンデスもいるんだが、全く存在感がない。

ストラット「翼、さすがだよ。俺の負けだ。」
翼「ストラットも、一緒に戦っていた時と比べると、ずいぶん強くなったね」
ストラット「あとはオランダ、ドイツあたりが出てくるだろうが、お前なら大丈夫だ。キック力もかなりついているようだし。どうした?」
翼「ん?いやなんでもないよ」
ストラット「翼、また一緒にサッカーしような」
翼「うん・・・」

翼「ネオサイクロンはもともと足首の負担をカバーするために考えたシュートだ。足首にかかる負担を克服できれば、あんなにスキの多い技は使わなくて済む。体力の消耗もほかのシュートと比べ物にならない。しかしサイクロンを打つには、並大抵のキック力じゃだめだ。サイクロン・・・ボールに鋭い回転をかけて蹴り上げ、落下させ、ドライブシュートの回転をかける・・・三つの要素がかみ合って初めて打てるシュートだ・・・もう一度やってみるか?」

シュナイダー「ワカバヤシ!こんどという今度は勝たせてもらうぜ!」
若林「悪いが、今回も俺たちの勝ちだ!!」
ポブルセン「ワカバヤシ、日本にいるあの翼とかいうやつは、この試合にもでるんだろうな」
若林「ポブルセン、当然だ。それがどうかしたか?」
ポブルセン「お前に話したことがあるな。俺がブラジルのチームに入ろうとして、拒否されたこと」
若林「ああ・・・」
ポブルセン「翼とかいうヤツは、確かサンパウロにいたんだよな?」
若林「そうだ」
ポブルセン「それだけ確かめたかった。翼にプロの厳しさを思い知らせてやる。お前も頑張って俺たちのシュートを止めるんだな。」

ポブルセンはハンブルガーSV所属で、若林とはチームメイトである。サンパウロに入団しようとしたが、ロベルト曰「サッカーを楽しんでない」という理由で断ったそうだ。シュナイダーと並ぶと全く見分けがつかないが、後髪の形状が若干違う。