civ4のゲームバランスで、明確に弱いといわれるのは宗教と遺産である。この二つに力を注ぐ文明は、攻め滅ぼされ、宗教も遺産も奪い取られる運命にある
宗教
宗教を創始した文明は、周りの都市にコレを広めることによって
恒久的に金銭を受け取ることができる
また国教を布教された都市は、幸福と文化力を得ることによって
発展に貢献してくれる
コレだけ聞けば良いこと尽くめなのだが、自分で創始するとなると別である
まず創始するには、役に立たない宗教テクノロジーを開発することにより、
序盤で重要な領土拡張で遅れをとることになる
次に布教するために、宣教師にハンマーを注がなければならないことだ
布教すれば、聖都から金銭が生まれるので、悪い取引ではないように見える
しかしハンマーは非常に貴重な資源であって、特に序盤ほどその価値は高い。
金銭との交換は割に合わないといわざるを得ない。
ハンマーと交換すべきは、領土以外には考えられない
最後に布教された都市は文化力と幸福を獲得し、発展しやすくなるということだ
隣国に布教してしまうと、微力ながら隣国の都市が優勢になり、
自分の首を絞めることになりかねない
以上だが、逆にいえば隣国が宗教を重視する文明であれば、ありがたいともいえる。
世界遺産
遺産のほとんどは序盤に集中しており、遺産を作るには開拓者の作成を犠牲にするしかない
ハンマーの要求コストにしては効果が微妙なものが多く、新しい都市を作ったほうが見返りが大きい
また世界遺産の効果がほとんど研究と金銭で、ハンマーとパンは獲得できない
そのため遺産にかまけていると、非常に脆い文明が出来上がる
遺産のほとんどは石と大理石を保有していると、ハンマー効率が2倍になる。これは倍速資源とよばれる
倍速資源があれば、世界遺産はコストとリターンが釣り合うようになる
しかし石と大理石は倍速資源として強力すぎると感じる。とくに石は序盤に手に入ると、圧倒的に有利になる
強いAI
強いAIの条件とは、外交的と領土を重視するAIである。
このタイプは外交でテクノロジーを入手するので、技術の進歩が早い
かつ遺産や宗教にのめりこみにくいので、ハンマーのロスがすくない