KOTY(クソゲーオブザイヤー)は2004年から、2chの有志手動で始まった企画で、その年の最もつまらないゲームを決めるというもの
2005年にゼノサーガ、2006年にローグギャラクシーのクソゲーレビューが脚光を浴びる。その後2007年に48の酷さが各所で話題になり、KOTYの全盛期を迎える
全盛期時代のKOTYの勢いはすさまじく、あらゆるゲーム系のスレッドで、年末は必ずKOTYの名前が上がっていた
しかしネットの普及により、あらゆるゲームの情報が集まるようになると、マイナーなゲームばかり扱うようになった。
クソゲーを探す場合、製作費がすくないマイナー、DLゲームの独壇場になる。KOTYがそういった低品質ゲーム発掘隊と化す
それからKOTYはどんどんキモくなっていった。 2010年ぐらいから、「KOTYは誰も知らないようなクソゲーを知っていて、本当にすごいやつら」と言われていた。
でKOTYの住人はどんどん増長し、大作ゲームを撥ねつけるようになった。あの手この手であしらって、レビューをすべて破棄。というか、そういういじめみたいな酷い扱いを楽しんでいた
その光景に気分を害して、昔からいたKOTY住人は次々と卒業していく。逆にそういう性格の悪いオタクが集まるようなった
私もKOTYのスレは見たのだが、選評とか門番とか意味わからんルールがあって、古参らしき住人がしょっちゅうなれ合っている。しかも出来上がったゲームレビューも寒くて痛い
そういう撮り鉄みたいなやつが集まって、KOTYはどんどんマイナーになっていく
シェルノサージュ除外
KOTYでよく話題になるのが、2012年に発売されたPSPのシェルノサージュ。このゲーム開発がPSPのゲームの開発に不慣れだったためか、バグだらけのクソゲーになってしまった。
このタイトルいわゆるソニーの携帯ゲーム機のフラグタイトルで、実際に買って失望させられたユーザーも大勢いた。しかしGKと呼ばれるステマ業者が、「シェルノサージュは除外」と荒らし続け、ノミネートを阻止した
いわゆる大作と呼ばれるタイトルは、ステマを行う業者が悪評を阻止するので、KOTYにはノミネートされないことが明らかになる。
2006年まではローグギャラクシーのような、知名度の高いタイトルが選ばれていたが、これ以降はKOTYに選ばれることはなくなった
むかつくスレ住人
KOTYは結構歴史は長いが、そのユーザーが非常に陰湿なのは知られていない。
ここでは"選評"というクソゲーレビューを投稿して、それをもとにクソゲーかどうか名無しが話し合って決めるというもの。つまりクソゲーを選ぶ基準も、審査員も明らかでない
それを逆手にとってユーザーが投票したレビューを、「誇張しすぎ」「ただのがっかりゲー。選外」と罵り、レビューを破棄してきた。
代表的なのは、2013年に発売されたJOJOASB(ジョジョオールスターバトル)がある。このゲーム、ファミ通で40点満点を記録した、渾身の話題作
しかしフルプライスの家ゲーなのに、スタミナ課金を導入したクソゲーで炎上。大量に投げ売りされ、発売10日で定価8000円の新品価格が半分まで暴落してしまう。発売当初はガチのクソゲーで、フルプライスにも拘わらずスタミナが回復してないと遊べない仕様だった。
当時KOTYにも正確なレビューが集まったのだが、「ビビッドレッド・オペレーションに比べれば神ゲー」という理由ですべて破棄。KOTYのWIKIにも、JOJOASBに関する一切の情報が残ってない。
JOJOASBやシェルノサージュは開発費が多く、この後アップデートでマシにはなった。しかし当時はガチのクソゲーだったので、ノミネートしてもおかしくなかった。しかしKOTYの住人が、バンナムの風評被害にビビッて、クソゲーだとばれないように証拠隠滅した
DLインディゲーの台等
ダウンロードのみのゲームは、インディーズなど低予算のゲームが多い。予算が少ないのでクオリティも低く、当然クソゲーになりやすい。そのため 2016年のクソゲーオブザイヤーは、ついにDLゲームに席巻された。
これらは確かにクソゲーかもしれないが、往年のクソゲーとは異なり、ただ低予算のゲームという感じが否めない。
一方大作系は制作費が多い分、コンテンツの量が多く、どこかしらに評価できる部分がある。なのでレビューを書いても、グラが良いとかボイスが豊富とかの理由で、クソゲーではないと否定されてしまう。それにいずれアップデートで改善される可能性もあり、正直レビューできない
KOTYから大作が排され、誰も知らないDLゲーばかりになるのはむしろ当然だろう
なおDLゲーと言えばSTEAMが有名だが、低価格はクソゲーの宝庫として知られている。実績が解除されるだけのゲーム。アセットを丸々コピーしただけのゲームなど、クソゲー以下のゲームを手軽に堪能できる
私のおすすめはShadow: Treachery cannot be tolerated。このゲーム200円でも高すぎるものすごいクソゲーで、現在配信停止中。
DLインディーゲーには、こんな底なしのクオリティのゲームがうじゃうじゃある。何でもありだと、KOTYはこんなゲームばかりになる
KOTYは寒い
あえて批判するが、KOTYはクソ寒い。選評とかゲー無とか内輪向けのノリと用語を多用し、はたから見てると全然面白くない。
KOTYWIKIの選評とやらをみればわかるが、冗長な前置きからすでに滑っていて、読むのはかなりきつい。KOTYの本スレも、大体あんな感じのノリ
そんなこんなでKOTYは廃れ、クソゲーで稼ぐyoutuberの動画ネタに使われるだけになった。まあ相当儲けているyoutuberもいるし、KOTYも本望だろう
余談だがクソゲーという単語はみうらじゅん氏、クソゲーレビューは超クソゲーという書籍が発祥だといわれている。この書籍の筆者の一人阿部 広樹(ABC)氏は1990年代後半、インターネット黎明期では伝説的な著名人だった(しかし本人が失踪とか夜逃げしたとかいう噂
この辺の出来事はちゆ12才とか侍魂の直前の出来事で、テキスト系サイトブーム時代とよばれる。しかし∀ガンダムの黒歴史みたいに屠られてしまった。まあそんな先人たちに習い、KOTYもいずれ屠られるであろう(戒め