囚人「あんたがリューか。リゴアテ様から聞いてる。アドゥーを助け出してくれ。そこの壁がスイッチになってる。切りつけてみろ。デスクキャリバー監獄城の天井に入れるウラルートになってる。鉄骨をひたすら上に上ると、広い空間に出る。そこがデスクキャリバーの天井裏だ。そこまで行けばまた俺たちの仲間がいる。気を付けていけ
デスクキャリバー監獄城天井裏
囚人「ここがデスクキャリバー監獄城の天井裏だ。昔の城だからとてつもなく広いし、高さもある。落ちたら一巻の終わりだ。我らの同士アドューの囚われている拷問室は、ここから一番遠いところにある。おいトリよ、ちょっと見てこい
ジャク「俺は鳥じゃない。ジャクだ。よしリュー、場所を確認してきてやる。ここが拷問室だな
囚人「アドゥーを助けてやってくれ
天井裏で落下しそうになり縁にしがみつくコユキを発見する
リュー「こんなところに女がいやがる・・・ブルーローズの香りだ。おい!ちょっとまってろ!
コユキ「う・・・
リュー「お前か。キルバレーに忍び込んだ女ってのは。大丈夫か?くそーとどかねえ
コユキ「あたしにかまわないで!
リュー「おいおい、目の前で女が困ってるのに、助けないわけにはいかねーだろ。落っこちまうぜ。うおーくそもうちょっとだ
コユキ「こんなところでしぬわけには・・・
リュー「おい耐えろ!手を離すなよ!おい!ジャク!ちょっと・・・
ジャク「リュー、この女はラビアン共和国の女忍者だ。右手の小指に薔薇のタトゥーがある。ラビアンとラジーンはいまちょっと・・・うーん・・・
リュー「なんだと!生きるか死ぬかって時に関係ねえだろ!じっとしてろ!俺が今引き上げてやる!
ジャク「それもそうだな
コユキ「するとあんたたちはラジーンの・・・やめてさわらないで!
リュー「うるせえ!俺は助けるぞ!
コユキ「やめて!あー!
リュー「クソ!もう少しだったのに
ラビアン共和国特殊部隊隊員セマ・セルビア・コユキ。デスクキャリバー監獄城において、任務遂行中に天井より落下。生死不明
リュー「なんなんだ?なんで自分から手を離したんだ?
ジャク「ラビアンの女忍者はプロ中のプロだ祖国への忠誠は絶対だ。そういう意識が反射的に出たんだろう
クルトリーゲン研究所
ドックル「なんだ?液体に妙な反応が出始めたぞ・・・あ!?いつの間にか女が液体の中に
ドックル「液体が生命反応を起こし始めたぞ!?そうかやはり知的生命体のDNAが必要だったのか!これは所長に報告せんと
ジャク「おかしい。リュー気になることがある
リュー「なんだ?
ジャク「さっきの女忍者が落ちた液体が気になる
リュー「どういうことだ?
ジャク「あそこから妙な反応を感じる
リュー「ビランか?
ジャク「違う。だがビランに極めて近いような・・・
リュー「どういう意味だ?
ジャク「わからない。あの女が液体に落ちる前はそんな反応はなかった。何が起きてるかわからん。とにかく拷問室へ急ごう
コユキがおちたビラニウム容器が破裂し、中から巨大なブルーローズが
ジャク「なんでラビアン共和国がこんな監獄島に興味を持つんだ?女忍者を送り込むなんてただ事じゃない。まさかビランと関係あるのか?わからないことが多すぎる。俺たちの相手はビランだけじゃないかもしれないな。とにかく今はアドゥーを探そう