シルバス城前
コユキ「リュー助けて
リュー「やっと素直になれたな。一体お前は今どこにいるんだ!
コユキ「リュー苦しい・・・
コユキ「なんでこんなことに、私の一生って何だったの。あたしは人並みの女として暮らしたかったのに。私だけなんで人と違う能力なんかが。妹のコマチと二人で普通に暮らしたかったのに。お父さんどこへ行ってしまったの。ごめんねコマチ。もうお姉ちゃんはあなたを助けることはできない。もうだめ・・・意識がビランに吸収されていく・・・父さん・・・コマチ・・・
リュー「おい!薔薇が消えた・・・
ジャク「上だ!シルバス城の時計塔にビランがいるぞ
リュー「薔薇も上から降ってきた・・・
ジャク「急げーリュー!おそらくビランは最後のメタモルフューゼをするつもりだ!古代にマジョルカ山に上ったように、高いところで何かするつもりだ!
シルバス城時計塔
ビラン「グルルル
ジャク「やばいぞリュー!やつは自分の分身を作り出してるぞ!このままだと無数のビランが誕生してしまう
リュー「無限に増え続けるのか
ジャク「そうだ。まるでがん細胞のようにな。やつは海を渡れるんだよな。もし今ここで仕留めなきゃ、この島の人間を食い尽くしそのあとは・・・
リュー「そう絵にかいたようにはいかねえぞ
ビランの分身を倒し、巨大化ビランと対決
リュー「ついにお出ましだぜ
ジャク「こいつが何を考えているかわからんが、どうやら昔と同じにはいかなかったらしい。500年前にウーダが始めた戦いが終わるんだ。生き残るのがどちらにせよ
リュー「先祖だのウーダだの俺には関係ねえ!俺はこいつを殺しケリをつけるだけだ。死ななくていいやつらが死にすぎた。それに俺はもう一度コユキに会いてえ。ビラン!行くぜ!
巨大化ビランと対決
コユキ「・・・
リュー「え?なにきこえねえ!い、生きてんだろお前!
コユキ「ああ・・・もし私に違う人生があれば。違う生き方ができたなら。さよならリュー・・・私のこと忘れないで
リュー「コユキ・・・
ジャク「終わったな
リュー「・・・
ジャク「どうしたリュー
リュー「俺は本当はコユキを救えたんじゃないか?あんな目に合わせずに済んだんじゃ
ジャク「リュー自分を責めるのはよせ
リュー「幻でないコユキに会いたかったぜ
ジャク「彼女の言う通り、お互いにもし違う人生があれば、それも可能だったろう
リュー「むなしい望みか
ジャク「さあそれはどうだろうな
パラレル1END