カーボンフロアで自身のドッペンケルガーが出現した後
ジャク「どうしたんだリュー!?
リュー「わからねえ・・・いきなり電気ショックを受けたように、体に痛みが
ジャク「起きられるか?
リュー「大丈夫だ・・・
ジャク「ちょっと待て。や、ヤバイ・・・
リュー「どうした?
ジャク「お前の体の細胞組織が分解を始めている
リュー「何!?どういうことだ!?
ジャク「これはもしかすると、さっきのカーボン系の方のお前が関係してかもしれない。この次元での存在の可能性をお前とアイツで奪い合ってるんだ
リュー「ふ、ふざけやがって・・・
カイザー「ジャク!?どうなってるんだ!?
ジャク「どうなってるって?何が?
カイザー「それにリュー!?なんでここにいる!?
ジャク「おちつけカイザー。何があったか詳しくゆっくり話くれ
カイザー「わかった・・・バウンティーチームがジェイラーズ島に上陸したんだ
リュー「バウンティチーム?みんなか?
カイザー「そうだ。ヴァノス、ビッツ、キーウィー、シェリルの四人だ
リュー「あいつら何を
カイザー「お前のSOSを受診して、すぐに出発したんだ
リュー「シーバンディッツの
カイザー「そうだ。ビランが脱走したってやつだ
リュー「それでみんなはどこだ?
カイザー「それが・・・お前を助けに行ってしまった・・・
リュー「俺を?俺はここにいるぜ。どういうことだ・・・
ジャク「カーボンリューだ・・・
カイザー「カーボンリュー?
ジャク「あのヤロー
ジャク「やつはおそらくお前のダークサイドだ
リュー「ダークサイド?悪の俺か?
ジャク「カーボンリューとお前を比較分析してみたんだが、一つだけ違いを見つけた
リュー「何か違ってたのか?
ジャク「顔の傷だ。お前の顔には傷がある。しかしもう一人のヤツにはない
リュー「薔薇だ。ジェイシティで子供に絡まれたときの
ジャク「そうだ!あそこで、お前の人生が二つに分かれたんだ。あの時薔薇が顔に当たらず、子供に剣を振り下ろしたお前が、今同時に存在してるんだ
リュー「ってことはもう一人の俺は犯罪者となり、カーボン刑にされたダークサイド
ジャク「奴はお前の仲間を殺すつもりだ。ドッペルゲンガーが書居されないためには、自分の存在の可能性を増やすしかない。お前と心理的につながりのあるもの、つまり仲間はお前の存在の可能性を増やすことになる。だが奴はバウンティチームを仲間とは思わないだろう。
ジャク「お前の仲間を倒し、その血を飲めば、仲間とやつの間に肉体的なつながりができる。するとヤツの生命は伸び、お前の生命は短くなるわけだ
リュー「ぐずぐずしちゃいられねえ。カイザー!みんなはどこへ俺を探しに行った?
カイザー「お前の行方を特定できなかったから、バラバラに分かれて探しに行ったぞ
リュー「くそっ厄介だぜ
カイザー「このシルバス城とゴルドバ、カッパール、そしてデクスキャリバー監獄城の四か所だ
リュー「まずはこのシルバス城から行くか
ジャク「リュー。言いにくいことだが、お前の生体光がだんだん弱くなっている。お前に残された時間は60分だ。60分以内に仲間を全員助けて、カーボンリューを始末しろ
リュー「ミッションインポッシブルだな
ジャク「得意じゃないか
リュー「行くぜ!