もとベージャー貴族の長男。良家の生まれだが、父の後妻の姦計で勘当され家から追い出された。
アライェンのセリフもそうだが、このゲーム中世の設定考証が非常に細かい。
”諸侯は領地を有し、王はそれ以外の森林を有する、しかして、都市は堤防税を城門で徴収する権利を有し、民衆は奇数週の火曜には牧草地を利用でき、リヴァチェグではそれ以外の水曜日に利用できました”
加入時
君、私に酒をもう一杯奢ってくれるなんて、良い{奴/女}だな、ん?
間違いなく私を宿屋の主人と勘違いしておられますね。
自分でとってきな!
ああ、違うのか、いやぁ申し訳ない、この通り謝罪する。この暗くて煙たい中では見分けが付かなくってね。 しかし、よもやこんな所が、我が寝床になるとは・・・。
私は大きな家の長子で相続権を持っていたのだが、我が母が亡くなった後にやってきた父の後妻は私ではなく 自身の息子に家を継がせようと画策していたのだ。
ある日、私のために取り分けられたスエット鍋を不審に思って口をつけず、猟犬に与えてみると、あっという間にひっくり返って死んだ。私はこの事実を父に訴え出たのだが、父は既に継母の魔女のような呪力にとり憑かれていた。父は実子である私の言を信じられず、去るようにと命令を下し、現在に至るというわけだ。
私は今、我が剣を差し出せるような、品格ある指揮官を探している。良き人に仕える事が、今や地位も土地も無い私にとって、唯一の誉れ高く生きる道なのだ。しかし現状はご覧の通り、コソドロや浮浪者や商人や道端にうずくまってる底辺の奴らと寝食を共にしなければならぬ身。
私はこれまでに、何人かの主君へ我が剣を差し出した事がある。しかし彼らが私に与えた仕事は手紙の配達や農民の訓練・・・下仕官のやるような仕事ばっかりだった
あなたはしばらく私の仲間に加わりたいと思っているのじゃないかな。
私の信頼する仲間にはその底辺の奴らも居るんでね、それじゃあ頑張ってね、閣下。
そうして頂けると、とても有りがたいな、{閣下/マダム}。
私は紳士であり、剣と槍で戦うのを尊しとしている。察するに貴下は私と比するには少々卑しい出生のようだが、経験豊富な指揮官とお見受けする故、そういった恥辱は忘れて差し上げよう。もちろん、貴下のその・・・後ろに従っている、連中とは親しめる気がしないがね。何か問題があるだろうか?
問題はありません、彼らとは私から話しておきますよ。
見当違いだな。うちの隊じゃ高貴な生まれよりは度胸と腕のほうが大事なんでね。
そりゃ、実にありがたいね。で、仲間になる前に300デナルばかり貸してくれないか。私のような高貴な生まれの紳士にふさわしいまともな衣装を調えたいのさ。
近頃は不運に見舞われてね、今着てる外套がよれよれのぼろぼろだ。そこらの兵隊に自分と同類だなんて思われたくは無いしね。
なるほど道理だ。300デナル出そう。
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{閣下/マダム}・・・{s21}など私にはふさわしくない。我が家門の者は死を受け入れこそすれ、名誉を汚しはしない。恥じつつ仕えるなど、ごめんこうむる。
隊長、{s21}とは落胆したね。{紳士/淑女}足る者は常に矜持高く名誉を守らねば。
ニザールは底抜けのうぬぼれ屋で、女性の名誉などこれっぽちも考えておらぬ。 どこそこの令嬢や乙女をこましたとかいう自慢話は聞き飽きたのだ。
彼奴が頑固にこだわるならば、無知な小悪党とはっきり叩きつけてやるまでだ。 殴り合いになろうと謝罪する気は毛頭ない。以上だ。
気に障るようなことは言いたくないが、私の意見だとマルニドは商人で、居場所を間違えてるな。この間の戦いでは、前に割り込んできて目星をつけてた相手を横取りされたのだ。
命を投げ出す覚悟で戦っているのは認めるが、だからといって奴が紳士になれるわけじゃない。生まれは卑しいし、奴の一族の富は商いと金貸しで築いたものだ。腕は半端だがともに戦うのは構わんが、まともな戦士の手柄を横取りするなど許さない。
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こないだの戦いではユミラの武者ぶりは見事だった。抜きん出た腕前でありながら謙虚とは、まこと称賛に値する乙女ですな。
彼女が貴族の生まれでありさえすれば、求婚するのだが。商人の娘に過ぎぬことが悔やまれる。だが、行軍の折々に話を交わすのはなんと心が弾むことか。
脱退
我らは共に戦い、大いに栄光を勝ち得た。だが、そなたの指揮には釈然とせぬところがあったし、 いずれにせよ私は家領を取り戻さねばならぬ。今や別れを告げる時が参ったのだ。また会うこともあろう。
おや、これは懐かしい顔だな!!会えて嬉しいぞ。この地の諸侯への仕官の途を求めたのだが、なんとも失望させられた次第だ。いわく他の諸侯から借金を取り立てて参れだの、私は金貸しの使い走りではないのに。
そうかと思えば逃げた農奴を捕まえよとくる、農場の支配人でもないぞ!!酷いのになると貸主を殺して来いときたもんだ。そこで閣下を探しておったのです、もう一度お仕えさせていただけぬか?
帰郷
リヴァチェグの岩壁をご覧あれ。カルラディア一を誇る城塞ですぞ。ノルドの奴らが初めて海岸から内陸に押し出そうとしてきた時のこと、我が父はこの城に篭り持ちこたえたのだ。
ノルドは戦船で川を遡ってきた。海辺の連中は押し止められただろうに、奴らは今も昔も卑怯者だ。
毎年貢納、つまりノルドゲルトを納めて矛先を免れる方を選んだ。だが、ベージャーの王は貢納など一顧だにしなかった。我が父は決断を下し、山を越えてベージャーの客将として加わり、奴らを迎え撃った。
三回の夏続けてノルドは岩壁に攻め寄せてきたがベージャーの領主は持ちこたえた。
ノルドの連中が海の向こうの同類を当てにしているのと同じく、ベージャーの王は山向こうの親族を頼りにしている。父に勘当されていなければ、私もレイヴァディンの領主に忠誠の誓いを立てていただろう。だが、跡継ぎから外されたおかげで義務も無くなった。ベージャーの王は損したというわけさ。
生まれは山の向こうベージャーの故地、皇帝からカルラディアに招かれるまでベージャーが住んでいた地だ。
{親愛なる閣下/敬愛なるマダム}
統治権
よろしいですね、殿。私はベージャーの名門出身ですが、ヤログレク王は、私が財産を騙し取られたときに何も手を打ちませんでした。それで私は彼に何の借りもありませんから、「玉座を相応しき者に明け渡せ!」と言ってやりましょう。それはあなたのことですよ、{閣下/奥方様}。
支持しますよ{閣下/奥様}、他の皆もおそらくは。ですが、一つ考えが・・・あなたは貴族たちに彼ら古来の権利を保つと示す必要があります。今やカルラディアは混乱の最中にあります。
諸侯は領地を有し、王はそれ以外の森林を有する、しかして、都市は堤防税を城門で徴収する権利を有し、民衆は奇数週の火曜には牧草地を利用でき、リヴァチェグではそれ以外の水曜日に利用できました。誰が覚えているというのです?古き頃のように物事を単純にすべきと言いいたいわけです。まず{国王/元首}があり、次に諸侯、そして他の皆という風に。
それが賢明だな・・・。
君が言うところの「単純」な考えを実行できるとは思えないな。
まさに賢明な判断です、{閣下/奥様}。それによって、我らが王国の栄光を求めるために外征しなければならぬ時に、私やあなたの時間を浪費させる、憎むべき召喚状や市民の嘆願や巻物から自由になれるでしょう。
休暇をもらえますか、この国の貴族たちに、あなたが古来の方法を蘇らせると私が説いて回れば、彼らはあなたに従って戦うと断言しましょう。
{閣下/奥様}・・・とても残念です。あなたがバエシュトゥールに、彼の同族の者たちへ、より良き土地へ群れを率いるのを許すつもりだとの報せを持たせたのを知りました。これが間違いであることを望みます、閣下。
我々が徴収する金は、彼らが我々の群れに与える痛手と、水資源の汚染への保証金としても足りないのですよ。我が{君/君}、あなたの未来の王国が遊牧民たちの楽園だというのなら、個人的にはまったく楽しみにできませんね。
情報収集
{閣下/奥様}、私のような良家の者が、権力者で太っ腹の諸侯たちからもてなし受けるのを常とする、 そんなレイヴァディンでの楽しみを私が味わってから、さして時は過ぎていません。
お望みでしたら、おそらく私は彼の地へ向かい、ベージャーの同胞たちの懸念事項となっている何事かをお知らせできるでしょう。
領地を与える
{陛下/女王陛下}、私は遺産を騙し取られました。ですが、この領地の申し出によって、あなたは過ちを正してくれました。あなたにお仕えし、あなたのために戦い、あなたから領地をいただけるのは、私にとって最上の名誉とするところです。
我らを敵へと導いた、かかる環境の過ちを甘受すまい。我が良心はなんら恥じるところがないと知っておいてほしい、とはいえ心は重いが。