ロドック出身でランダムな都市で20年間守備隊長をやっていた。雨が振ったので弩の弦を伸びないように外しておいたところ、職務怠慢でむち打ちに掛けられそうになったので、逃げてきた
ロドックはスワディアの貴族と対立してきたので、半貴族精神の持ち主。統治権の主張では、貴族も庶民も法の下に平等にすべきだと訴える
加入時
やあ{兄さん/姉さん}!堕落はすべての生まれの良い貴族、婦人の運命なのさ!
なんでそんなことをおっしゃるのですか?
気分の悪い話だし、聞く気もないな。お幸せに。
良く聞いてくれた。これには深いわけがあるんだ。酒はないかい?一から十まで詳しく語って聞かせやしょう。
俺は守備隊長だった、{s19}{s20}の守備隊でね。20年もの間、町を守り続けてよ。厳しい戦いで何度も手酷くやられたこともあったんさ。ところが上の奴ら、糞生意気で何にも分かっちゃいない若僧、まるっきりウブで母親の裾に隠れてるのがお似合いの、甘っちょろいバカを司令官にしやがった。
たまたま雨が降ってたんで弩の弦を外してあったときに、奴が見張り塔まできやがった。分かるだろ、 雨で弦が伸びきっちゃいざというとき役にたちゃしねぇ。
だが、あの大バカ野郎ときたら、この俺を職務怠慢で鞭打ちにするとよ!俺も我慢の緒が切れたね。で、その場でとんずらこいたってわけよ。
まぁ、そんなわけで今はこうして飲んだくれてるわけさ。明日は明日の風が吹くってな了見よ。どうだい兄弟?
ええと、どこまで話したっけな・・・。まぁつまり、クソな理由で鞭打ちにしようとした若造をぶん殴って俺は隊を離れたってことだよ。だからそれ以来、隠れながらコソコソと暮らしてる。幸い、あのクソ隊長殿の懐からくすねた財布があるんだがその金ももう底をつきそうなんだ。
もしあなたが仕事を探しているのなら、経験豊富な戦士として使ってあげられる。
あんた起きた頃には絞首台の上にいるだろうな、それじゃあ失礼。
ウィー、あぁー、本気で言ってる?まぁ、絞首台でブラブラ揺れてるのよりよさそうだよなあ。俺を雇ったら後悔はさせないぜ、{兄/姉}さん。クロスボウ・・・この美しい武器を持たせりゃ俺は必殺必中の狙撃手になれる。貴族のご大層な兜に風穴を開けて、そこから名族の血筋を地面にこぼすことも出来る。
それに、{兄/姉}さんの晩飯が冷めない内に、 新兵の訓練をしちまうことだってできる。だが断っとくが、俺は血筋の良し悪しで態度を変えたりはできないぜ。
グッド、我々は敬意を持って貴方を迎えましょう。
おっと、話が違ってきたな。うちじゃ規律がとても大事でね。それじゃ、悪く思わないでくれ。
それはうれしい話だね。だが、一つだけお願いがあるんだ。実はここ{s20}に馴染みの女ができてね、居酒屋の酌婦なんだが、おなかに子どもができたんだ。出立前に金を残してやりたいんだ。子どものためにね。200デナルばかり用立ててくれないか。
泣ける話じゃないか。よし、200デナルだな。
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失礼を許して欲しい。{s21}など不面目だな。そもそも彼奴らは生計を立てようとしている民にすぎない。哀れな連中なんだから手柔らかに扱ってやれば良いと思うがね。
{兄/姉}さんよ・・・{s21}とはまずいね。部下はよく面倒みなきゃならねぇ。 そうすりゃお釣りがついて返ってくるもんだ。
失礼を許して欲しい。こんなことで煩わせるのは本意ではないが、ロルフなる者には耐えられんことを伝えておきたいんだ。男爵を自称する輩のことだ。
俺のみるかぎり、彼奴は単なる野盗にすぎん。ロルフ家なんぞクソくらえだ。 正真正銘の貴族の生まれの連中も相当酷いが、詐称してる連中ときたら輪をかけて我慢ならん。いずれにせよ、奴に少々きついことを言いすぎたかもしれん。腹を立てておったようだ。以上、念のためお伝えする。
兄弟よぅ、聞きたいことがある。この隊を率いるのはあんたか?それともレザリットなのか?
戦いの最中奴と来たら口うるさく命令を出しやがるんだ。前へ進めだの、下がれだの、戦列を保てとかね。てめえの知ったことじゃねぇと言ってやったら、腕っ節で脅しつけてきやがった。俺に言わせりゃ、味方に恨まれて殺される手合いだね、あいつは。
よう、兄弟!あんたの勝利に乾杯だな!肝っ玉の据わったカトリンもなかなかの活躍だった。あれほどの年とは思えないよなぁ。俺自身もまぁ、馬齢は重ねているのは確かだが。
若ければ全て良しというわけでもない、古強者が勝利を収めることもあるという話になってな。俺達で若手に教えてやれることもある、そうじゃないか?
脱退
カルラディアの隅々に至るまでほっつき歩いたがもう沢山だ。ちょっとした土地を買う金なら貯まったし、土地持ちになるのも悪くない。ではお元気で。幸運を祈ってるよ。
隊長!顔を見ることができて光栄だな。見ての通り、農夫は向いていなかったんだ。雇い人に甘すぎたのかもしれない。奴らには金を巻き上げられて文無しになったも同然でね。思えば戦こそ向いているのかもしれん。それでだ、隊長はまだ使える奴は探してるか?
帰郷
このかぐわしい空気、久しぶりだ。これぞ我が故郷、富貴を求め海へと乗り出すまで住んでいた。再びこの丘並みを登れるとはうれしいな。これぞ自由の空気だ。これぞロドックの自由のゆりかご、グリュンワルダーの城下の地はまさに然り。
我が父の頃、スワディア人が来て要求を突きつけた。我々が頭を垂れて奴らを主人と呼ぶと思い込んでたのさ。だがグリュンワルダーがいた。丘並みの古強者で、我々に槍と弩で戦列を作りスワディア人の騎馬突撃を砕く術を教えてくれた。
自身は戦に倒れたが、斃れたこの地に建てた城にその名を人々は与え、我々が忘れぬように、そして騎馬の民が押し寄せようと立ち向かうように計らったわけだ。
桑の木を植えて蚕を飼い、カイガラムシで染料を作った。仕上がったらジェルカラへ持って行き、極上の織物になるんだ。念のために言っておくがベルベットとは比べ物にならないぜ。それにジェルカラの職人が作る弩は出来がいいからな、奴らが少々贅沢だからって文句はない。
生まれも育ちもジェルカラだ。いつの日か故郷に土地を買いたいが、まずは世界を見て回らねばと弩を手に戦場に飛び込んだ次第だ。
{兄さん/姉さん}
統治権
さあて、{兄弟/姉御}、俺は{王達/王や女王達}は欠かせないもんだと思うんだが、もし{王達/王や女王達}が必要とされるなら、あんたは誰よりも良い{王/女王}になるだろうさ・・・。
もちろんさ、{兄弟/姉御}。とはいえ、ちょいと俺の考えを聞いてほしいな。
あんたが{国王/女王}になったら、諸侯や青い血の方々だけでなく、一般庶民にも宮廷を開放したらどうかね。裁きや判決を受ける人間は、直接あんたに訴え出る権利を持つ、そう教えてやったらどうかってこと。今のところ、ロードはその権利を持ってるが・・・俺はカルラディアの全ての人間も、そいつを持つべきだと思うわけさ。
もちろんだとも。我が臣民にはその権利を授けるだろう。
ふうむ。じっくりと考えさせてくれ。
よおし、そんなら{兄弟/姉御}、数週間暇をくれ。俺はこの国を回って、あんたが公正かつ公平に統治し、諸侯も庶民もあんたの法の前では平等になるってことを民衆に広めてくるからよ。人々はあんたを{王様/女王様}と呼ぶだろうし、そうなりゃ王になるのに幸先良いってもんよ。
ちょいと耳にしたんだが、あんたは二ザールに、玉座へ登る正当性を主張する詩を歌わせて回ってるそうじゃないか。俺は賛成できないね、{兄弟/姉御}。人々が{国王/女王}のために戦うのは、ばかげた詩が気に入ったからじゃなく、 より良き何かが手に入ると承知の上であるべきだぜ。
情報収集
隊長、ジェルカラで守備隊をやっている古い仲間の何人かが、俺との再会を喜んでくれると思うぜ。
良い若者たちで、街を裏切るようなことはしないが、俺と同様、上に立つ貴族達に特段の愛情を持ってるわけじゃないし、ちょっとした政治的な噂をもらしてくれるだろうよ。
紳士どもはつまらない事か他のあれこれで常に争ってるが、本当に異論が起ころうとしているなら、若者たちは知ることができるに違いないぜ。
領地を与える
俺をロードにするって?ええっと、お断りするよ・・・と言いたい所だが、あんたが俺を「護民官」と呼んでくれるんなら・・・護民官ってのは昔の人民の奉仕者のことだぜ、{s17}に向かう気になるかもしれんね。
空っぽの腹に飯を突っ込んで、あんたのために戦う、ロドック人のよき軍隊を立ち上がらせよう。とはいえ、本物の青い血の方々が、議会で俺と顔をあわせたら、喜んで付き合ってくれるだろうとは約束できないぜ。
対決
さて、昔の隊長との戦いに俺を引き入れたのは、運命の流れってやつなんだろうな。あんたが俺の王様になったとき、物事はうまく進まなくなったんだろうな。俺は家臣ってのには、さっぱり向いてなかったと思うぜ。
ともかく、俺らはここにいるわけだ。多分、世界が変わって、主人と従者、諸侯と家臣ってのがいなくなったら、俺らはまた友達として出会えるんだろうさ。