加入
あら、{お兄さん/お嬢ちゃん}。一緒に飲まない?
どうしたんですか?
奥様、私はそうは思いません。
えっとね、私の荷車と馬が何とか売れたのよ、{お兄さん/お嬢ちゃん}。だから今だけはお金あるし、めいっぱい使うつもりよ。30年間、この地の軍隊に付いて食料や飲料を売ってきたわ。兵隊が博打をしたり女の子を追っかけたりするのを見ながらね。でも結局手元に残ったのはわずかなお金だけ。
軍隊との商売は楽じゃないわ。兵隊相手に少しずつ稼いでも、いつかは負け戦。そうなるとまた新しい荷車と牛を買って一からやり直し。だからもう商売を辞めることにしたの。でもね、軍隊は私が知ってる事の全てなの。
そこかしこの隊を回ってはみたけどね。こんな痩せっぽちの年寄りを雇おうなんて隊長さんはそうそう居るもんじゃないわ。たとえ隊の悪童共の半数を纏めて整然と行軍させられたとしてもね。
それで、どうなさるおつもりで?
とても興味深いですね、奥様。しかしわたしはやるべき仕事があるので。
兵隊になりたいの。引退後の暮らしのために戦利品を得られるよう助けて欲しいの。私には息子が2人居たわ。兵隊との間に生まれて、彼らも同じく兵隊に。一人はカーギットの戦鎚で頭蓋を割られ、もう一人は病気もらってね。でも、少なくともあの子達は、空腹では死ななかったわ。
私は剣の振り方を知っているわ。傷の塞ぎ方や行軍の賄い方なんかもね。私のような経験豊富な人材を雇う機会をみすみす見逃すなんて、馬鹿な隊長だと思わない?ねえお{兄さん/嬢ちゃん}、あなたは軍隊を率いてたりはしないの?
あなたは使えそうに聞こえますね。雇いましょう。
申し訳ない奥方。うちじゃ賄いきれる一杯ぎりぎりの人数が既にいるんで。
ありがとさん。だけど、まずは100デナルばかし支払って貰いたいのよ。戦となりゃ、銭にありつけないまま長いことやるはめになるってのは当たり前だろうけど、戦いに出て赤字で戻るなんてところに契約するのはごめんだからね。
それは当然ですね。100デナル渡します。これで支度して下さい。すぐに出立します。
dislike
悪いけど、{s21}とはうまくないわ。戦場暮らしも30年、幾多の軍勢に加わってきたけど、 兵士が望むのは食事と給料、そして隊長が部下の命を無駄にしないことよ。
こんな事言うのを許して欲しいけど・・・これ以上黙っていられないわ。 フレンティスの奴は兄弟殺しなのよ。
あいつは家族を殺して、運命に呪われてる。不運と不幸を招くのは間違いないわ。あいつと一緒なのは嫌だし、そもそも組むべきじゃないわ。言いたいことはこれで全部よ。あなたには迷惑をかけて悪いけど。
アルティネールはどうも好きになれないわ。先だっての戦いの折も、異教の呪文を唱えながらうろついて、死体から装備を剥ぎ取ってたし。
勝利を感謝する祈りだとか言ってたけど、そうは見えなかったわ。下手に死霊を呼び覚まして皆でとばっちりをくらうなんてのは願い下げよ。お払い箱にしたほうがいいわ
Like
戦いの後では手足の節々がきしむわね。まぁ、奴らをかなり叩きのめしてやったけどね。
ブンドゥクは若い連中にちょっとした手本を見せたってわけね。二人あわせて ほぼ百回の冬を越したことがあるにしちゃ、上出来よ。
脱退
こんなおばさんを隊に入れてくれた事には、ほんとに感謝してるわ。でも、今の暮らしよりは 馬車を御していた方が正直好みね。寒いし空きっ腹だし、お先は真っ暗な穴が待ち構えているときてるし。そういうわけでここで降ろさせてもらうわ、どこへとも当てはないけどね。
隊長さん、お久しぶりね!!世人の話では大層儲けてるとか。戦士の暮らしに満足できずにここを離れたけど、町で暮らしているうちに、お腹を満たして正直な友人達と過ごし、敵を追うのも悪くないとわかったの。ちょっと年がいってるけど、また雇ってもらえないかしら?
帰郷
山が見えてきたわ。私の郷里が近いわね。私はウクスカルの出でね、こういう諺を知ってる?「ウクスカルで育った大麦はプラヴェンでエールになる。なんとも結構なことだ」ってね。意味はともかく、大麦についちゃ本当。小麦やカラス麦も同じね。
カルラディア中をあわせても、ウクスカルで穫れる量には及ばないし、エールは最高よ。土をみれば一目瞭然、肥沃で黒く、おなかいっぱいに大収穫の匂いがするわ。
スワディアの王は、帝国の庇護の下、カルラディアで一番の町といえばプラヴェンだったのだから、今日全土を統べる権利を有するのだと言うでしょうね。
でもね、政治の事なんか関係ないわ。これまでカルラディアを行軍する軍勢にならどこにだって商ったことがあるけど、まず冷たく硬いデナルを手にしない限りビスケット1枚たりとも渡しゃしなかったわ。
なんでこれらの傲慢な王や貴族達が勘定を払えないのかなんて、私にゃ分からないわね。あら、ちょっとおしゃべりし過ぎたかしら?
軍勢に付き随う民の群れの中で生まれ、これまでずっと軍勢と共に生きてきたわ。周囲の連中はプラヴェンの出だから、同じく故郷と呼んでもいいかも知れないけどね。
{若旦那/若奥様}・・・おっと、隊長
統治権
それはすばらしい考えね、{坊や/お嬢さん}!そうなったら私は、あなたを「陛下」とか「閣下」と呼ぶようにしなきゃならないわね。もちろん、支持するわ!
ちょっと手相を見せて・・・まあ!あなたは「王の印」を持っているわ。プラヴェンではそう言うのよ、ともかく。スノでは「皇帝線」と聞いたけど、まあ、あそこの連中は何でも別名を付けるから。
とにかく、あなたのそれはすごく長い、つまり支配者になるって意味よ!そう運命なんだわ!実際、私は昔聞いた予言を思い出しそうだわ。ええっと、どんなのだったかしら・・・。
予言を思い出したら教えてくれ。
あー・・・手を引っ込めさせてもらうよ。
ちょっと今は思い出せないわ、でも帰郷の許可をくれれば、全部覚えている古老を見つけられるかも。 それで周りに、あなたが王の印をその手に持っていると説明できるわ。故郷には正当な統治者を待ち望み、人の手はその人物の価値を物語るとするものがたくさんいるわ。
数週間ちょうだい、かなりの人数にあなたを次の{国王/女王}と期待させることができると思うわ。
聞いたんだけど、あなたが{国王/女王}になったら、軍を率いて山脈を越えると、民衆に語るようレザリットを送り出したそうね。戦争は終わらないってわけ、{坊や/お嬢ちゃん}?
私はあなたが{国王/女王}になったら、わずかなりとも平和をもたらしてくれると思っていたわ。だけどどうやら、天はカルラディアの血を流し、カルラディアの骨を砕き、天命には逆らわぬように創造したようね。
情報収集
{坊や/お嬢ちゃん}、プラヴェンの親族を訪ねてから、だいぶ過ぎたと思っていたのよ。彼らは不作の時期に助けてくれたりして、長い間私に良くしてくれたから、私が得た最近の財産を彼らと分け合いたいと思っているの。
プラヴェンの穀物商からは、 信頼を得るに十分なほど大量に買っているしね。私はスワディアでの面白い出来事を、いくつかもらしてもらえると思うわ、あなたが興味あるのならだけど。
女性主人公
ええ、お嬢ちゃん、私はわけがわからないわ、あなたはずいぶんと名を上げたわよね?この国の端から端まで行進し、戦ってきたわ。まったく、あなたが男だったら、どっかの王がすぐに土地をくれたに違いないのに。まあ、何かを得たいとまだ願うなら、さらに自分を証明しないとね。
領地を与える
ええ!カトリンおばさんに、貴族の称号を授けてくれるの?はてさて、私が馬鹿なら断るだろうけど、そうじゃないわよね?生きていれば不思議なことに会うものね・・・。想像してみて、痩せこけた人間が、カルラディアの貴族になるところを。
敵対
天よ、ああ、{坊や/お嬢ちゃん}。つまり、あたしとあんたは敵のようね。人生はとてもおかしな変転をたどるって言わなかったかしら?運命ってのは時にひどいユーモアセンスを見せるわね、それしか言えないわ。