Clive Barker's Jericho

レビュー

洋ゲーの悪いところを凝縮したような見た目だが、よい意味で裏切られる

グロすぎるビジュアル、いかついキャラデザ、意味がわからないストーリーと
洋ゲーの悪いところがすべてそろったようなゲームである

しかしやってみるとおおむねそれらの不の要素が、よい方向に働いている

肉の塊みたいなクリチャーたちは愚鈍で耐久力が高い
ゆえにじっくり集中砲火できるが、
かといって急所を狙いうちすることによって効率よく倒すことができる
ぶちのめす手ごたえも上々で、死に際に肉片をばら撒いて派手に死んでくれる

プレイヤーキャラクターも7人と多すぎるのだが、
キャラクターの造詣は見事で、
どれも個性的で面白くてカッコイイキャラばかりである

シナリオは意味不明と理不尽の連続だが、
それがジェリコ隊のジョークと、気味の悪いクリチャーを引き立てている

CF向けの派手な要素が大失敗

jerichoが凡ゲー扱いされているのは、CF向けの目玉要素がことごとく
大失敗しているからである

まずジェリコ隊が6人同時に戦闘に加わるのだが、
AIの制御が当然難解になり、結果味方は棒立ちで役に立っていない

また単純に自機が6体いることになるので、
難易度調整的な理由で一人ひとりの耐久力が低い
そのため蘇生とキャラ替えでたびたび戦闘を中断しなければならない

次にQTEだがコレも完全な蛇足。
グロテスクなクリチャーとの激しい戦闘を演出し
映像的には面白いのだが、
つまらない上に難しく、やり直し必須のクソゲーである

最後にCF向けのアピールとして多用なステージとムービーを多めに入れている
それで容量が増大したせいなのか一つのステージを短く区切りすぎており
チャプター毎の戦闘時間は短く物足りない

もっともシンプルなゲームだったら名作

グロテスクなクリチャーとの戦いは、以外にも純粋なシューターとして面白かった。
シンプルなDOOMタイプのゲームとして出せば
個人的には文句なかった

キャラクター

Paul Rawlings

2丁拳銃の神父。

能力1は離れている味方を蘇生できる。
能力1キーを押しっぱなしで能力をためる→味方を視界に収める→味方に白いガイドがついたら能力キーを離す→蘇生
タッチによる蘇生よりややこしいが、遠距離から蘇生できるので確かに役に立つ

能力2 対象の敵に念術をかける。念術中をかけられた敵を攻撃すると、味方のライフが回復する
能力2キーを押しっぱなしにしないと効果が切れるので、神父は攻撃ができない

火力が低く、また蘇生要員が減るためプレイヤーキャラとしては微妙
ただ激しい戦闘になると、突然プレイヤーキャラとして回ってくることがたびたびあるので
遠距離蘇生の使い方だけ覚えておいたほうがよい

Simone Cole

ナビゲータを担当する、ヘルメットの女性

能力1はスローモーション。回り込みや味方の蘇生に重宝する
能力2は隊員の攻撃力上昇。どちらの能力も制限時間があり、オーバーすると能力がしばらく使えなくなる
よって一定時間で能力を解除するのが望ましい

セカンダリのグレネードは押しっぱなしで飛距離を伸ばせる
素の状態だと自爆するので、常に押しっぱなしで投げること
武器の切り替えでグレネードのタイプを変えられる
初期グレは飛距離が低すぎるため、とりあえず他に変えたほうがよい
四角マークの、衝撃で即爆発するタイプが一番使いやすいかな

ズームキーで敵の弱点と体力を見ることができる。
しかしこのゲームのズームは覗き込みの解除に時間がかかるため
ミスにつながりやすく危険。

武器、能力ともそこそこでプレイヤーキャラとしてはよいと感じる
自機としてはColeかBlackが安定するだろう
ズームで敵の弱点と体力が見れるため、
トリッキーなボス戦では一番よいキャラだと思う

Frank Delgado

ガトリング砲を仕込んだ巨漢

能力1は敵を自動で感知・追尾する索敵武器
能力キーを押しっぱなしで構えながら歩き、敵を探知すれば自動で投げてくれる
この能力はモーションが大きいため、戦闘中に使ってはならない
あくまで敵探知用である

能力2は味方に火炎耐性をつける能力。
ドイツ兵相手に使う能力

AI操作が良好なキャラなので、プレイヤーキャラとしてはあまり使われない
しかし自分でガトリング砲を操ると火力が増すので
プレイヤーとして使っても問題ない。
能力1の探知能力はプレイヤー向けだし、コイツのガトリング砲は楽しい

Billie Church

女忍者。

セカンダリで刀による近接攻撃を行う
普通の近接攻撃より多少強い程度
近接攻撃はリスクが高いため、セカンダリとしては微妙な性能である

能力1は周囲の敵の動きを止める。
強力だが、モーションが長く、体力を消耗するペナルティがある
空をすばやく飛び回る敵相手に重宝する

能力2は周囲の敵にダメージを与えるフィールドの設置

体力を消耗する能力と、接近戦重視の戦闘スタイルゆえ死にやすい
そのためプレイヤーキャラとしては微妙
飛行モンスター対策として使う程度でよい

Abigail Black

へんなおかっぱ頭の女スナイパー

能力1でスローモーション&変幻自在の弾丸を発射
敵を探知する能力とスローモーションつきで
チャージタイムも短いので重宝する
敵を発見したら、とりあえず能力1を発動させよ

能力2は近接攻撃の代わりのようなもので、近づいた敵をのけぞらせる
たいした能力ではないが、Blackは接近戦が苦手なので
敵に近づかれたら使ったほうがよい

能力1の誘導弾がとても重宝するため
大抵の人はブラックを自機にするんじゃないかな
自分で使ってても使いやすいキャラだと思った

しかし弾切れを起こしやすく、盾を持った敵を苦手としている
その場合はすぐに別のキャラに交代した方がよい

Xavier Jones

霊感をもった黒人。

能力1で敵への憑依を開始する。
一番ややこしい能力で、使い方を覚える必要がある
まず能力1キー押しっぱなしにする、離すと能力を解除してしまう
移動キーでズームを行う。
敵を発見した後、能力2キーで憑依する
憑依中も能力1キーを離してはいけない
憑依後は1.2.3キーでいたずらできる
憑依後はとりあえず真っ先に2キーを押すこと
敵を拘束できる。拘束できれば憑依を解除してよい

能力がややこしいため敬遠されるキャラだが、
憑依→拘束の能力がチートじみた強さ
この能力はチャージタイム無しにもかかわらず、
周囲の敵をまとめて拘束する

憑依後の操作を使いやすいキーに割り当てると
連続で敵を拘束できるため
あらゆる敵をほぼ無力化できてしまう。

憑依がきかない相手には能力は使えないが、
セカンダリのショットガンが高性能なので
武器性能でも隊員トップ

弾薬補給できるcoleかJonesがジェリコ隊最強だと思われる

チャプター攻略

詰まりやすいポイントのみ攻略。ネタバレアリの内容

QTE

QTEはキーコンフィグを変えているとわけがわからなくなる
テンキーの移動キーは常に精確なので、
キーを変えてる人はこれを使ったほうがよい

砲台を破壊しろ

callに切り替え、時間を遅くする。
砲台の背後に回りこみ、背後の穴を調べると
グレネードを投げ込む

紋章をもったバケモノ

体に円形の配置で紋章があるのでそれを攻撃する
ただし額にある紋章だけは破壊できず
chorchに切り替えて接近する必要がある

joneseを使え

シナリオ中ではたびたびジョーンズの憑依能力をせかされる
敵に憑依→周囲のスイッチを探す→ガイドが出たら左クリック
で突破できる
joneseの憑依能力は操作が意味わからないので
苦戦するはず

joneseの能力は敵を動かしたりすることはできず、
ワープポイントとして利用し、スイッチに手が届くだけと思えばよい

Black Roseの司祭

衝撃波を出した後だけ装甲が外れるので、その瞬間だけ攻撃を加える

床のスイッチを押せ

針山超えて対岸のスイッチを押せ
まずチャーチに切り替え、左側の端で調べる
QTEをクリアすると対岸に進める

対岸に進んだら、スイッチにのる
さらに分隊命令で残りのスイッチを味方に踏ませる
αとブラヴォーにこのいちにいけという命令を
それぞれ出す必要がある

デブ

腹が開いた時に攻撃。撃破後はBlackのテレキネシスで押す。
レールが中央に向かっているポイントがあるので、中央に向かって押していく。

Fleshの操り人形

壁に貼り付けられている4対の生贄を倒す。
すると上の傀儡を操ってるヤツが背中を向けるので背中の傷を攻撃
その後生贄を復活させるので、倒せるまで繰り返す

そいつを倒すと本体のバリアがはずれるので、
普通に攻撃が効くようになる

???

つるされている肉袋をすべて破壊すると、本体にダメージが入る?

最初の子

ジェリコ隊を操り能力を使ってくる。
操られている隊員は、白い靄でつつまれボーっとしている
バリアがあり攻撃はまったく効かないが、操られている隊員の能力を仕様すると
フラグがたって次の段階に進める。
以後隊員を切り替えすべてのフラグを達成するとクリアとなる