長い闘いの末、残る七英雄は二体まで追い詰める。いよいよ戦いは佳境に入り、最後の皇帝継承が始まる
王座には、今まで見たこともない、若者の姿があった。その者こそ、伝承法の末に誕生した最終皇帝。歴代の皇帝たちの力と魔力を併せ持つ、究極の戦士である。
皇帝即位と同時に一通の手紙が届く。それは七英雄、クジンシーからの果たし状だった。クジンシーは大昔に、ジェラールに打ち取られ死んだはずだ
そこに伝承法を授けた張本人、オアイーブが突如姿を現した。
彼女はもう何百年も前の人物だが、その姿は当時と全く変わっていない。アオイーブはクジンシーが復活した理由と、伝承法の限界を伝える。
七英雄は本体を倒さない限り、休眠期間を経て何度でも復活する。しかし現存する七英雄が一人だけになると、本体の場所に戻り、守りを固めざるを得ない。そこを一網打尽にできる
皇帝はクジンシーを刺し違えてでも倒す決意だったが、それだけではだめだという
すでに伝承法の期限が限界に達している。これが最後の皇帝継承だと告げる
伝承法がない以上、これ以上復活する七英雄を撃退することはできない。皇帝は七英雄を滅ぼすべく、ついに最後の攻勢をかける