オリジナル。原作では五つ目のアビスゲートは黄京にあり、ツァオガオというポッと出のキャラと戦う。本来であればミカド、ツァオガオ、ヤンユーチュンについてエピソードを追加しなければならない。
それよりも既存のキャラにエピソードを割いたほうがよいと考え、ツァオガオをルートヴィッヒとの決着に差し替えたストーリー
リブロフ攻略戦
リブロフの出城を占拠し、神王教団を撃退したロアーヌは、ついにリブロフへ進行する。ロアーヌ宮殿でミカエルと大臣の会話
大「神王教団を撃退し、ロアーヌの国威は天に上る勢いです。展望はございますか?
ミ「うむ。シノン方面はこれ以上開拓できまい。リブロフだ。リブロフを攻略するぞ
大「しかしルートヴィッヒ殿が黙ってはおられませんぞ
ミ「ロアーヌはリブロフと神王教団に攻撃された。大義名分はある
大「メッサーナが団結して敵に回るやもしれません
ミ「リブロフを占拠後、アクバー峠を封鎖して神王教団の流入を阻止する。そういえばツヴァイクやファルスは賛同するだろう
大「机上の空論ですな。彼らがどうでるかなどわかるはずがありません
ミ「言うな。ルートヴィッヒはメッサーナを掌握できてない。ロアーヌに風が吹いている。この絶好の機会を逃すつもりはない
大「確かに。リブロフの軍団長が不在で、前哨の出城がないとなると、ルートヴィッヒ殿も策を弄することはできませぬ
ミ「これは賭けだ。私はロアーヌが勝利し、ルートヴィッヒの牙城が決壊することに賭けよう。行くぞ
大「は!
ルートヴィッヒの没落
アビスリーグ制覇後、トーマスとフルブライトの会話
フ「トーマス君、君に知っておいてもらいたいことがある。メッサーナのルートヴィッヒについては知っているな?
ト「はい。次期メッサーナの国王になる男だと
フ「それがとん挫した。彼はメッサーナの乱を制してからもう5年もたつのに、いまだ国王になれない
ト「なぜなんですか?
フ「実力で王座を勝ち取ったと認められない。ライバルのクレメンスが神王教団に暗殺され、ルートヴィッヒに勝利が転がり込んできた。
ト「しかし彼はピドナを支配してすでに5年になる。いまだメッサーナいちの実力者です
フ「そうだ。しかし最近ファルスとスタンレーの反発が強まった。彼は神王教団を擁立しているが、こころよく思われていない。もともとクレメンスはメッサーナの忠実な家臣だった。それを暗殺したテロリストを擁立するなど許されん。
ト「しかし会長、神王教団が手を下したというのは、あくまで噂でしょう
フ「証拠はない。しかしピドナの支部長であるマクシムスという男が、聖王遺物を強奪しているのが発覚したのだ。神王教団の黒いうわさがあちこちで再沸している
ト「そのマクシムスと聖王遺物はどうなったのですか?
フ「わからん。ルートヴィッヒはすぐに支部を制圧したが、逃げられたという噂だ。
ト「事実であれば取り返しがつかない。名誉を挽回する機会が失われたことになります
フ「その通り。しかしもっと大事件が起こった。ルートヴィッヒが支配するリブロフがロアーヌに占領された。弱り目に祟り目というやつだ。
ト「そんなことをすればメッサーナとロアーヌの全面戦争になる
フ「そうならなかった。ロアーヌのミカエル候は切れる男で、アクバー峠を封鎖し、神王教徒の流入を阻止すると宣言した。すぐにツヴァイクが賛同すると、世論が変わった。
ト「ルートヴィッヒはどう対抗したのですか?
フ「彼はリブロフ奪還をファルスとスタンレーに呼び掛けたが、黙殺されている。落ち目のルートヴィッヒに従いたくないらしいな
ト「会長はこの後どうなるとお考えですか?
フ「ファルスはルートヴィッヒに挑戦するかもしれん。スタンレーもそれに協調すると、ルートヴィッヒにとっては最悪だな。
マスカレイド奪還
カタリナとノーラはマクシムスを追い詰め、神王の塔で成敗する。しかし驚愕の事実に直面する
カ「やっとマスカレイドを取り返した・・・これでようやくミカエル様に顔向けできる
ノ「ちょっと聖王の槍はどこ!?
カ「え?
ノ「そいつそのちゃちな小剣一本しか持ってなかったのかい!?
カ「なぜだ・・・そうか慌てて逃げてきたから、軽いマスカレイドしか持ち出せなかったんだ
ノ「ちょっとどういうことなの!?じゃあピドナの教団にまだ槍があるってわけ!?
カ「わかんない・・・
ノ「カタリナあんた探すの手伝うって言ったんだから、見つかるまで付き合ってもらうわよ!
カ「はぁ・・・わかったわノーラ。でもロアーヌによりましょう。これはミカエル様に返さないといけない
ノ「そう?じゃあそのミカエル様とやらに旅費を請求してもいいよね?あたし手伝ったんだから
カ「・・・ミカエル様に何と言おう・・・」
アラケス影討伐
マクシムスの正体が海賊ジャッカルだと明らかになった後、シャールとミューズの追加イベント。
ゴン「シャール!大変だ!魔王殿のモンスターが攻めてきたよ!
シャール「なんだと!?すぐに行く!
旧市街でアラケスの戦鬼*3と対決
シ「魔王殿のモンスターは、人間を恐れて街には降りてこなかった。しかしこいつらは訳が違う・・・
市「アラケスの人間狩りだ・・・四魔貴族がよみがえったんだ!
シ「滅多なことを言うな!火あぶりにされたいのか!?(ヨハンネス父
ハリード「まんざらでもないぜ。死食でアビスゲートが開いて、奴さんの手下が暴れまわってる
シ「本当か?だとすれば魔王殿への城橋に防波堤を築いて、封鎖するほかあるまい
市「ルートヴィッヒが旧市街のために働くはずがない。我々は見殺しにされるのがおちだ
シ「くそ!このままモンスターが増えれば、街を守り切れない・・・
ハ「俺がコイツでアビスゲートを封印してくる。あんたらは見物しててくれ
シ「英雄気取りか?貴様だけに良い恰好はさせん。しかし俺には・・・
ミューズ「行っておやりなさいシャール。恩を返したいんでしょう?
シ「あなたを一人にはできない
ミ「私は大丈夫。体はすっかり良くなった。マクシムスももういないわ
ミッチー「あたしたちがミューズ様についてるよ!
ハ「・・・やはりその娘が心配だ。あんたはついてやってくれ
シ「だめだ!お前がしくじれば街は終わりだ。俺もいくぞ
ミ「気を付けて。私の心配はいらないわ。
シ「俺に戦うことと、守ることの二つはできない・・・
ミ「わかっている。自分のことだけを考えて。もし私に何かあっても、それは私の責任よ
シ「あなたに何かあったら、俺は生きていられない・・・
ハ(やれやれ。見ていられんな
ハリードは二人を残し、無言で魔王殿へ出発する。シャールは気づいて慌てて追いかける
シ「ハリード!待ってくれ!俺も戦う!
ハ「やめておけ。今のお前には殺意が足りん
シ「わかっている!足手まといなら、見殺しにしてくれて構わん!
魔王殿を進むハリードとシャール
ハ「なあ銀の手って何だ?なんで勝手に動くんだ?
シ「さあな。まあ俺が知ってる昔話をしてやる。かつて聖王軍はここで豪将アラケスと対決した。熾烈な戦いで、聖王の仲間も大勢死んだらしい
ハ「有名な話だな。俺もよく聞かされたもんだ
シ「聖王にはオトマンという仲間がいて、この銀の手をはめていた。オトマンはここで戦死したが、銀の手は戦い続けた。死んだまま聖王の背中を守り切ったそうだ
ハ「信じられんな、死んでも戦い続けるなんて
シ「事実はどうあれ、主君のために戦って死んだのは間違いない。最高の名誉だ
ハ「・・・無茶しないでくれよ。あんたが死んだらあの娘はどうなる
シ「そうだ。ミューズ様のために、ここで死ぬわけにはいかん。お前はどうだ、命を捧げる者はあるか?
ハ「俺には姫と殿がいた。が、今はない
シ「そうか。痛み入るよ
ハ「だが俺にはカムシーンがある。王国は必ず再建するさ
シ「威勢のいいことだ
ハ(・・・いくらカムシーンがあれど、失ったものは帰ってこない。俺は姫のために死ぬべきだったんじゃないか?オトマンのように・・・
ピドナ王宮へ
アラケス影を討伐し、ピドナ旧市街のミューズ宅に帰還するシャールとハリード
シャール「ミューズ様の姿がない・・・なんだこの手紙は?
”ミューズは預かった。返してほしくば、銀の手をもって王宮まで来い”
シ「ぐぅ・・・ルートヴィッヒめ!やはり銀の手を狙っていたか!
ハリード「銀の手を渡すしかないんじゃないか?
”血を流せ・・・”
シ「ふん!やつがそんな交換に応じるものか!力づくで取り返してやる
ハ「正気か!?
シ「王宮には地下牢に通じる秘密の抜け道がある。ミューズ様はその地下牢に投獄されているはずだ。誰にも見つかることなく取り返せる
ハ「そんなうまくいくはずあるまい!?アラケスとやりあって、頭に血が上ってるのか!?
シ「俺には銀の手がある。だめならルートヴィッヒを殺すだけだ。クレメンス様の仇も取れる
ハ「なに!?銀の手とミューズ、どっちが大事なんだ?天秤にかけるべきじゃない
シ「ならお前は姫とカムシーン、どちらかを選べるか?
ハ「なんだと・・・まて!
シャールを追いかけるハリード。新市街にはなんとモンスターが跋扈していた
ハ「なんだこいつらは!?アビスゲートは封印したはずだ!?
シ「邪魔だ!
ハリードとシャールはモンスターを倒す
ハ「王宮の方からモンスターが来てるぞ。ルートヴィッヒのやつ何かやったのか・・・
シ「構うものか。
ハ「クソ!悪い予感がする。俺も行くぞ
シ「勝手にしろ
二人はモンスターが跋扈するピドナ王宮へ潜入する。
リブロフ防衛戦
リブロフを攻略し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのロアーヌ。しかしそこに未知のモンスターの大群に遭遇する
兵「大変です!リブロフに敵の軍勢が押し寄せています!
ミ「やはりルートヴィッヒが来たか。ピドナの軍勢だな?
兵「いえモンスターです!モンスターの大群が接近しています
ミ「なんだと!?
兵「モンスターはヨルド海ピドナの方角から、艦艇にのって押し寄せてきます!
ミ「私もすぐに兵を連れて向かう。それまでリブロフを死守させろ
兵「は!
ミ「いったい何が起こっている・・・
五つ目のアビスゲート
全てのアビスゲートを封印し、サラのもとにたどり着くことができなくなったユリアンたち。ヨハンネスの家にいた
ヨ「あー、みんな悪い知らせだ。まだアビスゲートが残ってるらしい
ユ「どういうことだ?
ヨ「アビスゲート特有の天体のずれを観測した。理由はわからんがゲートがあるのは間違いない
ユ「どこだ?」
ヨ「場所はピドナだ。おそらく魔王殿の近く
エ「その場所はあたしたちが封印したよ
ヨ「いや魔王殿よりわずかに東だ。どうもピドナ王宮の位置にあるらしい
モ「誰がそんなことを・・・そんなところには入れない
ユ「とにかくミカエル様に報告しよう。何か方法があるかもしれない
ロアーヌ集結
OPイベント後、主人公たちが再度ロアーヌの玉座に集結する。原作の黄京陽動作戦の代替
ト「といわけなんです(トーマスはルートヴィッヒの事情を話した
ミ「なるほど。ルートヴィッヒの窮地はロアーヌに有利に働いているようだ。しかしリブロフにモンスターが攻めてきたのは解せない
ト「四魔貴族の手下では?
ミ「そうかもしれん。しかしヨルド海のピドナの方角から、船に乗ってきたのは不可解だ
兵「カタリナ殿が戻られました!
ミ「よくぞ戻ったカタリナ。マスカレイドを取り返したのだな
カ「はいここに。しかしミカエル様。小耳には挟んでおいてほしいことがございまして
ミ「なんだ?
カ「聖王遺物をあちこちで盗んでいたのは、ピドナの神王教団のマクシムスという男でした。盗まれた聖王遺物はまだその支部にあるようです。
ノ「ちわ。家の大事な聖王の槍がそこにあるみたいなんだけど、閉鎖されて入れないんだ。何とかしてくれない?
ミ「うーむ。となるとルートヴィッヒが没収しているはずだ。なんともならんな。
兵「モニカ殿が戻られました!
モ「お兄様!ピドナの王宮にアビスゲートがあります!
ミ「なに?ではリブロフのモンスターはそこから来たのか?
少「ルートヴィッヒは聖王遺物を使ってアビスゲートを開いた!新たな魔王になるつもりだ!
ミ「そんなことができるのか!?
カ「マクシムスは聖王遺物を使って魔物を操っていました。不可能ではないはず
ユ「ミカエル様!俺たちが行って、アビスゲートを封印します!力を貸してください!
ミ「傍観できるような状況じゃなさそうだ。よし打って出るぞ
大「しかしピドナを攻略するなど不可能です!
ミ「あくまで陽動だけだ。王宮の守りが薄くなったところで、お前たちが潜入しろ。それでよいな?
ユ「はい!
ミ「準備が出来たら話しかけてくれ(陽動作戦
VSルートヴィッヒ
ピドナの王宮に潜入する主人公一行。いよいよルートヴィッヒがいる玉座に到達するが、ハリードとシャールの姿があった
ハ「なに!?
ル「二人がかりなら勝てると思ったか。愚かな
シャ「この強さ・・・貴様すでに人間ではないな
ル「アビスの力は我が手中にある。支配してやるぞ、愚かな人間ども
ハ「血迷ったか?化け物を使うやつを王と認めないぞ
ル「世が新たな魔王だ。四魔貴族よ我に従え
シャ「死んでもコイツは倒す。銀の手よ剣を握れ!
エレン「ハリード!
ル「ふん!死にに来たか!アビスの力を見せてやろう!(モンスターを召喚しながらのパーティーバトル
(勝利
ル「ぐふ・・・なぜ俺を王と認めない・・・
シャ「これがアビスゲートか・・・
仲間がいっぱいの時)トーマス「ミューズ様をお願いします!
シャ「かたじけない
仲間が足りない時)シャ「世界の危機だ。助太刀しよう
ハ「サラを助けるのか?俺も付き合うぜ
少年「アビスゲートを開く!急いで!
主人公たち「行くぞ!
アビスへ突入する
エンディング
神王の塔
信者「ロアーヌ公から書簡です
"諸侯が統治していない神王教団を正当な国として認めない。ロアーヌの属国になれば、信仰だけは保証しよう
ティベリウス「ロアーヌ公め、野心を表しおったな
信「戦うべきです。我々は幾多の弾圧も跳ね返してきた
テ「・・・リブロフ攻略に失敗し大勢の兵を失った。そのうえ莫大な賠償金を支払ったとなれば、もはや我々に戦う余力はない
信「各地の信者たちが決起すれば!
テ「どのみち東の騎馬民族から、この地を守ることはできない。属国になるしかあるまい
信「ロアーヌからエル・ヌールという名の将軍が来るそうです!
信「どこかで聞いたことがある名だ
テ「神王様!この身が果てようと、あなたへの信仰は守りますぞ!
ロアーヌ宮殿
ミカエル「いいのか?教団を押さえつけ、あの地を収めるなど一筋縄ではいくまい
ハリード「リブロフにはナジュ王国の生き残りがいるんだ。やつらと力を合わせて、うまくやるさ
ミ「東と地形がつながった今、東方の騎馬民族からも脅かされるぞ
ハ「苦しいのはわかっている。しかしアル・アワドもそうやってナジュを再建したんだ
ミ「お前に我が国を再建した、英雄フェルディナントの威光があらんことを
ハ「世話になったなミカエル公。いっちょコイツで伝説を作ってくるぜ
カタリナ「寂しくなりますわね。モニカ様もユリアン男爵も、リブロフに行ってしまいました。
ミ「そうだな、しかし皆うまくやるだろう。ところでカタリナよ・・・
カ「なんでしょう?
ミ「モニカの護衛が必要なくなった今、お前に新しい責務を与えたい
カ「なんなりと、ミカエル様
ミ「その・・・わ、私の妻、ロアーヌ王妃になってくれまいか?
カ「ミカエル様!うれしい!」
ピドナ新都市街
ミッチー「すっごーいお屋敷!
シャール「よもや、この屋敷に戻ってくる日が来ようとは・・・
ミューズ「これも全部トーマス様と、ハリード様のおかげですわ
トーマスとはとこがやってくる
はとこ「ミューズ様!クラディウス家が再興された今、当主であるあなたにお願いしたいことがございます!
シ「どうなされた?
は「ルートヴィッヒ殿に代わって、ピドナを収めていただきたい!
シ「待て!ミューズ様を担ぎ上げるつもりか!
トーマス「シャールさん、いまミューズ様のほかに適任者がいますか?このままではピドナをめぐって、またメッサーナの乱が始まる。ピドナの市民たちも、これ以上争いを望んでいません
シ「しかし本人の意思というものが・・・
ミュ「・・・わかりました。引き受けましょう
シ「ミューズ様!?
ミュ「また争いが始まったら、スラムの子供たちはどうなるの?誰かがピドナを治めなければならない
ト「僕たちベント家は、クラディウス家への支援を惜しみません
ミュ「ありがとうトーマス様。心強いですわ
シ「・・・やれやれ。俺は今まで通り、死ぬまであなたをお守りしますよ
ミュ「シャール!そう言ってくれると思った(キスする
シ「!?」
ト「ははは・・・
ゴン「ヒューヒュー!