聖杯を入手できないモニカが、レオニードを殺して奪い取るイベント
タチアナ「すっごいお城だけど、骸骨とか幽霊しかいないね・・・怖すぎだよ・・・
サラ「レオニード様ってこんな大きな屋敷で一人で暮らしてるのかな?いろいろ大変そう
モニカ「そんなはずはありません。ポドールイから来た婦人の方がいるはず
タチアナ「どこにもいないよ?死んじゃったのかな
モニカ「まさか、伯爵にかんでいただいて、永遠の若さを得ているはず
タチアナ「でもいないじゃん。モンスターになっちゃったのかな?
サラ「たまたまポドールイに帰ってるんじゃないかしら?
モニカ「いえ、ヴァンパイアになったものは、この城から出てはいけない掟です
タチアナ「変な掟。勝手に出ればいいじゃん。
モニカ「確かに不思議な掟・・・なにか理由があるのでしょうか?
サラ「まだ地下に見ていない部屋があるわ。きっとそこにいるんじゃないかな
レオニード城地下を進む三人
タチアナ「うわ、ここ棺がいっぱいあるよ。ゾンビとか出そう
モニカ「きっとこの城ゆかりの者が眠る場所なのでしょう。みだりに立ち入るべきではありません
サラ「何だろう?誰かの声が聞こえる・・・
タチアナ「サラ!どうしちゃったの?
サラ「この棺から声が聞こえる・・・誰かが泣いているみたい
タチアナ「どこ行くのサラ!?棺を開ける気!?
モニカ「いけない!モンスターの罠かもしれない!
納骨堂の棺の蓋を開けるサラ
タチアナ「うわ!骸骨
モニカ「サラ!構えて
サラ「大丈夫・・・死んでる。敵じゃないみたい
モニカ「ふう・・・これはきっと、この城ゆかりの亡骸でしょう。墓を暴くべきじゃありません
サラ「ごめんなさい・・・でもこの人、泣いているみたいなの
タチアナ「これって女の人の骸骨みたいだね。ドレスと宝石入ってるよ
モニカ「暴かれないように、地下の棺に納めて今に至るまで封印してるのでしょう
タチアナ「これ、最近のドレスだよ。あたしピドナで似たようなの見たことある
モニカ「そんなはずは・・・遺体が骸骨なら、大昔に葬られたもののはず
サラ「この指輪・・・
タチアナ「えーサラ、死体からとっちゃうわけ?
サラ「・・・この人、この指輪を誰かに渡してほしいみたいのなの
モニカ「この指輪ソーニャと掘ってあります。この方ソーニャ様とおっしゃるのでしょう
タチアナ「だいじょうぶかなあ・・・
レオニード城で探索を終えた三人は、ポドールイの酒場に戻ってきた
中年「家出した一人娘のソーニャを追ってここまで来ました。娘は永遠の若さを求めてポドールイに行ったきり、戻ってこないのです
サラ「ソーニャ?じゃこの指輪は・・・
中年「これは私が娘に送ったベビーリング!これを一体どこで!?
タチアナ「えーマジで・・・これって
モニカ「・・・僭越ながら、ソーニャ様から預かった経緯を説明いたします。私はロアーヌ侯爵の妹、モニカと申します
モニカは今までの経緯を説明した。泣き崩れる男
中年「そんな・・・娘のソーニャがレオニード城に葬られているなんて・・・
モニカ「お気持ちはお察しいたします
中年「娘は二年前に置手紙を残して、出て行ったしまったのです。永遠の若さと美貌を手に入れると書いてありました。それなのにどうして・・・
タチアナ「・・・そういえばほかの村の女の人って、どこいっちゃんたんだろうね
中年「伯爵にかまれれば、不老不死になれるなんて話はでたらめだ!
モニカ「え
中年「あの吸血鬼は若い娘をたぶらかして、生き血をすすっている悪魔だ!ここの村人共も全員グルなんだろ!
モニカ「落ち着いてください!
中年「ううう・・・ソーニャ。どうしてこんなことに
サラ「おじさん可哀そう・・・でも本当にでたらめなの?どうして誰も気づかないのかな
モニカ「滅多なことを言うべきではありませんが、不老不死になった方たちが、生きているか死んでいるのか、誰も知らないんでしょう
タチアナ「不老不死になったのに、生きてるのか死んでるのかわからないって、変な話だよね
モニカ「ヴァンパイアになった娘は、城から出てはいけないという掟があります。その掟があるから、城で生きているものだと、思い込んでいたのかもしれません
その辺の町人と会話する
町人「ポドールイがあるのは、伯爵さまが寄付してくれるおかげさ
モニカ「あの、不老不死になった方を見かけたことがありますか?
町人「さあ?掟があるから姿を見たことがないんだ。でもあのお城で伯爵さまのそばで暮らせるんだから、何不自由してないだろう
モニカ「・・・
町人「レオニード様は素晴らしいお方だ!
サラ「是非レオニード様のお話を聞きたいわ
町人「素晴らしい!と言うと、お小遣いをくれるんだ。どうだ素晴らしいだろう?
サラ「まあ!それは素晴らしい人だわ!
タチアナ「・・・サラ、それって冗談だよね?
サラ「おじさんのために何かできることはないかな
モニカ「・・・もしも不老不死になれるのがでたらめとしたら。ロアーヌの領主に変わって、屠らねばなりません
サラ「ほふる・・・?
モニカ「とにかくレオニード城に行きましょう。私がよしなにいたします
タチアナ「よしなに・・・?
レオニード城
モニカ「ごめんあそばせレオニード様。お聞きしたいことがございまして
レオニード「ごきげんうるわしゅうモニカ様。なんなりと?
モニカ「ポドールイの娘の皆様はどちらにいらっしゃるのでしょう。ご挨拶しようかと存しまして
レオニード「ああ、ご婦人たちは館の中で日中は眠っております。しかし私が詮索することではないし、どこにいるかまでは存じませんな
モニカ「地下にある棺に納められている方々はどちら様でしょう?宝と一緒に暴くのは無礼かと存しまして
レオニード「・・・あれは大昔ここに住んでいた使用人達です。貴方方に役立つものはないでしょうな
モニカ「嘘をおっしゃいましたね?月に替わってお仕置きいたします
レオニード「今何と?
モニカ「サザンクロス!
レオニード「ぎょええええっ!
モニカ「アンデット特攻・・・ですわよ
タチアナ「えええ!伯爵さま死んじゃったよ!いいの!?
モニカ「ええ。これにて一件落着ですわ
サラ「これでよかったのかしら?おじさんもサーシャさんも救われたのかな・・・
モニカ「これは預かっておきましょう。何か役に立つかもしれません(聖杯を奪い取るモニカ
タチアナ「モニカ様って、怖い人だったんだね・・・