私はいつも小さな机で20.7インチのディスプレイを使っている。ディスプレイの画面は大きいほど作業がはかどるとか言われてるが、全くのでたらめで、視聴距離を取らないと疲労感が倍増してしまう。24インチのモニターも試したのだが、視線の動きが大きくなるうえ、ディスプレイが大きくて遠くに置くこともできない

私は解像度は高く、逆にディスプレイは小さいほうが使いやすいと思っていた。そこでamazonで売っている15.6インチモバイルモニターを、メインモニターとして使ってみる

商品はcocoperという中国メーカーの、型番さえない製品。詳細はamazonで

製品自体は値段を考えれば妥当なもの。実はこの製品何かのミスで、電源ボタンがないので、電源を抜くときはケーブルを抜く必要がある

液晶はフルHDのIPS液晶で、間違いはない。発色は黄色と赤が鮮やかに表示される反面、緑と青の発色が弱い。ただし画面は黒がちゃんと表示でき、白っぽくない。HPのモニターには劣るが、価格相応で私から見ればきれいだった

問題はこれで作業する場合、十分な高さのスタンドが必要になることだ。4.7〜12.9インチのスマホ、タブレットスタンドを購入して載せてみた。

画面を置く台座の幅が62mmしかなく、対して15.6インチのモニターの幅は363mmもある。しかしちゃんと乗せることができ、角度も楽々調整できる。

さすがにディスプレイが大きいので、バランスがやや悪いが、動かさなければ全くがたつくこともなかった。かなりうまくいった。

しかし高さは最低に固定するしかない。このタブレットスタンド高さが調整できるのだが、モニターが重すぎて、少しづつ高さが下がってしまう

このモニターの重さはケーブルを付けた状態でちょうど1kgくらい。小さなねじ一本の圧着だけで高さを固定しているので、重さに耐えきれないらしい。おそらく適性の重さは600gくらいまでだと思われる。

一応この固定ねじをペンチでクソ力を入れて回せば、固定できる気がする。しかし今度はペンチを使わないと、緩めることができなくなる。はっきり言って高さの調整はできない。

最低の高さで地面からディスプレイまでの高さは105mm。このディスプレイの高さは223mmなので、328mmの高さのディスプレイとなる

私は普段20.7インチのディスプレイで、視聴距離70cmで使っている。実際に使ってみて、15.6インチ視聴距離50cmで画面の大きさは十分で作業するのに困らない。しかし視聴距離が近い分、高さや角度をこまめに変える必要がある。

で前述のとおり画面の高さが変えられないので、これではだめという結論になった。ノートPCより画面が大きく、高さもあるので、はるかに作業しやすいが、ピッタリの高さに調整できないと、やはり疲労感が蓄積していく

というか15.6ディスプレイは頭を近づけたり、頭の高さを変えると、頻繁に高さを変えないとならないので、使いにくい気がする

一応vesaマウント対応だが、背面のねじ穴が標準的な4mより小さい。どのサイズのねじを使えばいいのかどこにも書いておらず、しかもamazonで出品者に聞いても答えは返ってこなかった。どうもvesaマウントはあるが、実際に使うのはかなり難しい気がする

結論として15.6インチディスプレイはメインモニターに耐えうるが、適した可変式スタンドを見つけるのが困難