2018年11月1日 新築戸建ての施工管理派遣終了後

もう冬が目前の寒くなる季節、相模大野にあるゴルフ場の改修工事で、電気工事の施工管理の派遣が決まった。

自分に決まった理由は電気工事士の免許を持っていることだった。ただ電気工事なんて一度もやったことがない

ゴルフ場には照明やコンセントなどの配線を施工する必要があり、建築の初期段階でコンセントボックスやFケーブルをボードを取り付ける前に配置しておかないとならない。電気設備は建物にとって血管のようなもので、受変電設備は心臓に当たる。

通勤時間は相変わらず片道1時間30分で、相模大野駅の混雑具合は大したものだ。

相模大野駅は人口密度のわりに付近が狭いことで有名で、毎朝大量の車両が行きかいする割に二車線しかない。相模大野から現場まで30分くらいバスに乗るが、いっつも道路が渋滞している

相変わらず施工管理の派遣業は複雑で、自分が元受けの派遣で、電気工事の工員の下請けに指示を出さないとならないらしい。そこの工員の若者は優秀で、朝は別の現場、夜はここの現場に来て配線作業を行う。一級電気工事士の資格も持っているようだった

派遣先の建設会社もすごい残業ばかりで、いつもピリピリしている。無能が来ていい職場でない。

その時の仕事ぶりは酷いもので、社員が来るとき以外はだらだら時間をつぶしていた。どこか照明や配線に間違いをないかチェックする仕事だが、それすらよくわからない。帰りのバスにのるため、いつも5分ほど早く帰宅していた。それがばれて上司から辛辣な扱いを受けるようになった

ある時メガネを持ってきておらず、天井がよく見えないというと、「それじゃ仕事にならないだろ。お前首な、リストラ。さよなら~」

と言われてその後は態度が冷たくなった 。派遣先の上司からわざわざ二人きりで説教されたくらいだ。そんなシュチュエーションめったにないと思う。いかがその時のセリフ

「おまえの仕事は小学生でもできる。おれの中学生の息子でもできるよ
「大体こんな現場3年のやつなら、設計の言うことだけやってあとは仕切るだけ。
「俺ならあんな簡単な現場でいいんですか、って営業に言うわ

「お前解雇するから、二か月前にいってくれ
「お前なんかどうせ一か月でおさらばするし、お前はこんな現場どうでもいいと思ってるだろうけど。
「**はもうお前を雇うことはないけど、どんないいわけするのか聞かせてくれ
鼻で笑う。「お前ほんといいわけばっかだな
「お前はまじめにやらないし、どうせさぼるんだろうけど
「お前のことを思っていってやってるんだけど、そんないいわけばかりじゃこの業界やっていけないよ
「この業界じゃ始業前に準備する時間は出勤時間に入れない
「お前の年齢なら社会人として当然できてるから言わないだけで

4カ月程度で派遣先の就業期間が終わり、雇止めとなった