2019年7月1日 レオパレス派遣終了後

なかなか次の派遣先が決まらなくて、来る日も来る日も研修のたびに東京に行っていた。ここで深刻なミスを一軒犯す。社員の確認なしで勤怠打刻したと夢真の営業から注意されたのだ

これは深刻なミスだったらしく、職務怠慢や派遣法に違反する可能性があると告げられた。事実なら即夢真を首にすると言われた。

しかし前の派遣先の社員に電話して、勤怠に問題ない、という了承をようやく得ることができた。ただ徐々に自分の評価が厳しくなっていると感じる

最後の派遣先となる山梨の電気工事の改修工事を打診された。一応電気工事士持ちで、多少は電気工事の経験があるという理由で

一度山梨まで営業と一緒に車に乗って2時間のドライブをした。その後派遣先の事務所で顔合わせをした。大した内容ではなかった記憶があるが私で了承されたらしく、次の派遣先が決まった

山梨まで単身赴任するのは楽しみだった。一人暮らしはしてみたかったし、富士山に近い自然豊かな場所

通勤用の車もレンタルしてもらって、久々に車の運転も楽しむことができた。一人暮らしも快適だったし文句はない。仕事内容だけは

仕事は相変わらず電気工事の施工管理だった。図面見たり、この施工が間違ってないか確認する仕事だ。ほかにも力を貸すような雑用も多数あったが

はっきり言って施工管理は本当によくわからない。できる奴なら職人に質問しまくって知識を吸収してくんだが、自分はコミ症なのでそんなことできない。全然施工管理として業務内容は習得できず、おいてかれるばかりだった

一応建築工管理二級の学科試験だけは去年の3月(茨木単身赴任中)に合格したんだが、相変わらず建築は意味が分からない。何やってんのかわからないのでぼったちだった

派遣先の上司は愛想がよくて情熱的な人物だったが、私があんまり仕事ができないので、何度かマジ切れさせている

仕事場であるファナックの現場は。広大な敷地にある社員寮の新築工事だった。ファナックという会社名は聞いたことがなかったが、高給で有名な一流企業で、社員寮もすごい立派なものだった

この社員寮は忍野村という山梨の辺鄙なところにある。夏場は観光が楽しめる素晴らしいところだが、冬場は厳しい雪と暗闇で出歩くこともできない。まあ日本でも有数の勝ち組企業なので、平凡な人間には全く関わり合いはない

山梨は良いところだった。自然豊かな観光地だが、食料が普通価格で購入できる。業務スーパーの食料品は安いし、飲食店も一般的な価格だった。超ボリュームの焼肉定食(1000円)と肉山菜うどん(900円)を食べた

うどん屋は地方だけあって趣が変わっていた。本当に畳敷きの民家で座布団に座って、うどんが来るのを待つというもの。山菜肉うどんは山梨特有の腰が強い麺で、酸味のある醤油スープと、ゼンマイのような変わった山菜が入っていた。外人が特に喜びそうなシュチュエーションだなと思った

ここでは車で三回ほど大きな事故を起こす。一度目は観光のためにキャンプ地にふらりと寄った後、鍵をなくす。結局見つからず、派遣先に電話して向かいに来てもらう羽目になる

二回目は観光中にタイヤが溝にはまって動けなくなる。レンタカー会社に電話してレッカー車を呼んでもらった。そのあと二時間かけて徒歩で自宅のアパートまで帰宅する

三件目は仕事場の駐車スペースに出る際に、隣の車にこすってしまう。こすったような感覚はあったが気が付かず、自宅に帰った後気づく、その旨電話ではなし、仕事場まで車を運ぶと、派遣先の上司が激怒してキーを奪い取られる

以後は車の運転をすることはなく、バスで仕事場まで通うことになった。

三件目の事故で派遣先が激怒して、派遣終了となる。派遣期間は4カ月。その後一年後位に、17万円にも及ぶレンタカーの修理代金が請求され、支払うしかなった

レンタカーで山梨の自然豊かな山奥を観光するのは感動的だったが、社用車でそんなことをするべきでない、という当たり前の教訓を得た

この派遣先では散々さぼっている、真面目にやってないとお叱りを受ける。一方自分の体調は深刻で、いくら食べてもどんどんやせてしまう症状に悩まされていた。BMIが17まで落ち込み、定時帰りにもかかわらず、ストレスと疲労感から逃れることができなくなった