素人ランキングサイト

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日本のweb小説サイトは、PVが非常に多く、ライトや素人層が多いといわれている。人気の指標としてランキングに乗ることがステータスだが、素人ランキングのような傾向がある

素人ランキングサイトなので、なろうとか恋愛が人気でる。対照的に一般書籍系の、リアルな内容のものは受けない。それが異世界なろうと、悪徳令嬢ばかりな理由である

ライト層の弊害

なろうとかラノベファンは、名前の通りライト層の読者が多い。オタクとかマニアではなく、多数派の素人が好んでみているのだ。

好みや動線に明確な傾向がある。すでに売れている小説、定番の小説、それと似たような内容が評価されやすい。そしてランキング上位にPVが集中しやすい

その結果テンプレの作品しか読まない、評価しない。定番から外れた小説が、読まれない、評価されない傾向が強い

なろう系は幼稚なテンプレばかりだといわれているが、そういったライト層ばかりの弊害だと考えられる

別にランキング上位を書籍化すれば、売れるから問題ないと言える。ただしいろんなジャンルを売り出したい、新しい層を発掘したい場合には問題が起こる

テンプレ以外の作風をweb小説サイトの読者が見ない、評価してくれないので、スコップできないのだ。

これは素人ランキングサイトの宿命なので、出版社がスコップして、売り出さない限りジャンルは開拓出来ない

登竜門との比較

素人がラノベを書いて、それを素人が推す。人気がありそうな作品を出版社が商業化してくれる。

コミカライズで映像化も狙えるが、素人作品なので、漫画家の方の助力が大量に必要になる。まためったに出版業界入りできない

これと対照的なのが登竜門。挑戦する権利を得るのが難しい上に、厳しい。しかし合格すればプロ入りは確実にできる

更新されない作風とアルゴリズム

この一般ユーザー主導によるランキングは、絶対的な多数決制度といえる。ただしその弊害が明確に見える

ランキングの攻略を目的としたステマと、定番作品が強い。内容ではなく、SNSの宣伝が重要で、また好みがラノベ系のポジティブ、ノーショックな内容に偏りやすい

GoogleのSEOは質を重視する方向で、日々改善がなされているが、素人ランキングでは多様性と質の向上がなされない